日曜劇場『御上先生』の最終回に向けて、3年2組の生徒29人がそれぞれの卒業メッセージを寄せました。
松坂桃李さん演じる御上先生との日々は、生徒たちにとって忘れられない学びの時間であり、人生を変える出会いでもありました。
この記事では、生徒たちが語った成長の軌跡と、御上先生への深い感謝の声を、印象的なエピソードとともにご紹介します。
- 最終回前に生徒たちが語った卒業メッセージの内容
- 御上先生が生徒に与えた影響と成長の記録
- 卒業メッセージから読み解く教育の本質と希望
第6話が生徒の心を動かした“転機”に
『御上先生』において第6話は全体の流れを変えた“心の節目”として、多くの生徒たちが言及しています。
それは、御上先生が自身の過去――兄との関係を語った回であり、無口で無機質に見えた彼の中に深い感情と傷があったことが明らかになった瞬間でした。
その姿を目の当たりにした生徒たちは、それまでの距離感を一変させ、御上先生を“本当の意味での先生”として受け入れるようになっていきました。
市原穂波(鈴川紗由)は「AIとまで言われていた御上先生の過去に触れ、見方が変わっていく」と語っています。
それは教師と生徒という枠組みを超えた、「人」としての関係性の始まりだったのです。
また、小栗天音(安斉星来)も「いろいろな感情が入り乱れたあのシーンは、心に強く残っている」と回想。
特に、「簡単そうに聞こえてしまうかもしれないけれど、御上先生と出会っていなかったらと思うと恐ろしい」という言葉には、役を越えたリアルな想いが込められています。
香川大樹(今井柊斗)は「“考えて”という姿勢があったからこそ、自らで考え他者を理解する力が身についた」とコメント。
そして、「優しさと愛の本質を御上に出会って知れた気がする」と続けています。
このように、第6話は単に物語上のクライマックスではなく、生徒一人ひとりの内面の成長を促すリアルな転換点だったことがわかります。
倉吉由芽(影山優佳)も、「自ら考えてどんな行動を起こしていくのか、御上先生が明かした残酷な真実を、私たちは確かに受け取った」と語っています。
#御上先生 ご視聴いただきありがとうございました!
倉吉も、置かれた環境と自身の成長の狭間で戸惑いながらも、自分の答えを見つけていくことができました。
それは紛れもなく、みなさんの支えのお陰です。 pic.twitter.com/KewfL5uFz5— 影山優佳staff (@KageyamaStaff) March 23, 2025
これは、教育とは知識を教えることではなく、考える力を育むことであるというテーマを体現したシーンだったとも言えるでしょう。
また、戸隠栞(野内まる)も「御上先生と神崎の迫力ある会話を目の前で受けたあの場面は、板挟みのような緊張感があった」と語っています。
教室に流れたその張り詰めた空気は、視聴者にも深く伝わっていたはずです。
この回を通じて、生徒たちは御上先生の想いを真正面から受け止め、心から信頼するようになった。
そして、彼らの変化はその後の卒業メッセージに強く影響を与え、“感謝”“信頼”“誇り”という言葉となって結実していくのです。
松坂桃李の向き合う姿勢が生徒の演技にも影響
主演・松坂桃李さんが演じる御上先生は、ドラマの中心人物であると同時に、生徒役のキャストたちにとって本物の“先生”のような存在でした。
29人という大所帯の中で、全員と目を合わせ、常に対等に向き合う姿勢は、現場の空気を温かくし、緊張を解いてくれたと多くの生徒が語っています。
市原穂波役の鈴川紗由は、「教室の端から端まで、松坂さんは必ず目を合わせて芝居をしてくれた」と感謝を述べており、それが“本物の信頼関係”を生み出す大きな要因になっていたことがわかります。
榎本咲良役の西本まりんも、「長台詞をスラスラとこなすだけでなく、常に相手の目を見て言葉を届けてくれる松坂さんの姿に、尊敬と愛を覚えた」と述べています。
それは単なる技術ではなく、共演者に対する思いやりと誠意があってこその演技だったのです。
また、倉吉由芽役の影山優佳は、「御上先生も松坂さんも、目を見て話してくれる先生だった」と語り、彼の存在を“最後の担任”として心から誇りに思っていると明かしました。
松坂さんの真摯な姿勢は、ただの座長としてではなく、“一人の人生の先輩”として生徒に向き合っていたことが伝わってきます。
さらに、香川大樹役の今井柊斗は、「緻密に計算された脚本の中で、松坂さんが言葉の重みを全員に届けようとしていた」と振り返り、その芝居がキャストたちに深い気づきと演技の覚醒を与えていたことを語っています。
教えるのではなく、背中で示す。その姿が、若手キャストにとって何よりも大きな学びだったのです。
生徒たちの卒業メッセージには、「松坂さんで良かった」「感謝してもしきれない」「一生の宝物」といった強く深い言葉が数多く並びます。
それは単なる共演者へのリスペクトではなく、人生における貴重な出会いとして心からの感謝を伝えている証です。
生徒たちが残した言葉の重みと感謝
卒業メッセージの中で特に印象的だったのは、生徒たちが御上先生に向けて語った深い感謝の言葉です。
どのメッセージからも、3ヶ月という短い撮影期間の中で、かけがえのない関係性が築かれていたことが伝わってきます。
その言葉一つひとつには、役柄を超えた心の通い合いが込められていました。
安西淳平役の森愁斗は、「御上先生にはもう感謝を伝えきれないほどの思いがあります。とにかく、たくさん、いっぱい、大好きです。愛してます」と率直な想いを綴りました。
この言葉に込められた熱量は、まさに心から信頼し、心から好きになった先生であったことを示しています。
伊原宙役の渡辺色は、「御上先生と過ごした1年間は決して忘れません。ドラマが終わっても、登場人物の未来を見届けてほしい」と語り、作品のその先を自分の中で生き続けると誓いました。
それは、物語が終わってもなお御上先生という存在が“生きた記憶”として残ることを意味しています。
香川大樹役の今井柊斗は「御上先生に出会い、優しさと愛の本質を知れた気がします。御上ありがとう」と語りました。
この“ありがとう”には、成長した自分自身への誇りと、その成長を支えた先生への絶対的な敬意が込められています。
さらに、榎本咲良役の西本まりんは「御上先生、榎本咲良とのお別れがとてつもなく寂しい」と述べ、役柄との別れが自分自身の一部を失うような感覚であることを率直に表現しています。
生徒たちの言葉から伝わるのは、撮影を通じて築かれた“一生もの”の関係性です。
「大好き」「宝物」「先生としても人としても尊敬している」という表現の数々は、単なる感謝ではなく、人生に刻まれる出会いへの礼なのです。
「御上先生」全話を通して伝えた“考える”という力
『御上先生』という作品の根幹にあるのは、「考える」ことの大切さです。
御上先生が生徒たちに繰り返し語りかけた「考えて」という言葉は、各話を通じて一貫した教育の軸として存在していました。
それは単なるメッセージではなく、生徒たちの思考力や主体性を育むための“問いかけ”だったのです。
小栗天音役の安斉星来は、「“個人的なことは政治的なこと”というテーマに向かって、生徒たちが自ら考えて羽ばたく姿を見てほしい」と語っています。
社会の一部としての自分を意識しながら、自分の問題を他人事にしない力を身につけていく過程が描かれていました。
千木良遥役の高石あかりも、「“考える”というのは言葉では簡単でも、実際にはとても勇気がいること」と語り、生徒たちが悩みながらも向き合った時間の尊さを伝えています。
日曜劇場『御上先生』最終回。
ありがとうございました。背負っているもの、これからも必死に考えなくてはならないこと、それぞれが色々な何かを抱えながらも生徒全員で隣徳学院を出ていくことが出来ました。
学園生活で得た物は、きっと、この先のみんなの、千木良遥の支えになります。#御上先生 pic.twitter.com/r4az7VMS96— 髙石あかり (@takaishi__akari) March 23, 2025
また、戸隠栞役の野内まるも、「御上先生の最後の言葉『答えの出ない質問』が視聴者の心にも響いてほしい」と残しており、問い続けることの意義を強調しています。
御上先生が伝えた「考えることをやめるな」という言葉は、生徒たち自身が答えを見つけ出すためのきっかけであり、依存ではなく自立を促す教育の象徴でした。
それは、教える側の意志というよりも、生徒に委ねられた“信頼の証”だったとも言えるでしょう。
最終回を迎える頃には、どの生徒も「答えのない問い」に向き合い続ける姿勢を手に入れていました。
このドラマが描いた教育とは、知識の詰め込みではなく、自らで考え、選び、進む力を育てることだったのです。
御上先生 生徒の卒業メッセージから見える未来への希望
生徒たちが綴った卒業メッセージには、過去を振り返るだけでなく、これから歩む未来への強い意志が込められていました。
御上先生と過ごした日々は、彼らにとって単なる“青春の記憶”ではなく、人生の土台となる学びだったのです。
それぞれが抱えた問題と向き合い、悩み、葛藤しながら出した答えは、社会に出た後も活きる“思考の力”として根付いていくことでしょう。
伊原宙役の渡辺色は、「描かれなかったその先の未来を、自分の中で考え続けている」と語りました。
これは、ドラマの完結を超えて、物語が自分自身の一部として生き続けていることを表す印象的な言葉です。
徳守陣役の八村倫太郎は、「他者に寄り添い、向き合う。考えることをやめなければ、未来は変えられる」と力強く語っています。
この姿勢はまさに、御上先生が生徒たちに託したメッセージであり、今を生きる多くの若者たちへのエールでもあります。
さらに、宮澤涼役の豊田裕大は、「これから生きていく上で大切なことをたくさん教えてもらった。主体性を持つこと、『パーソナル イズ ポリティカル』を忘れずにいたい」と語り、自らの価値観が変化したことを明言しました。
卒業とは、終わりではなく始まりです。御上先生から受け取った“問いかけ”と“信頼”を胸に、彼らはそれぞれの道へ歩み始めました。
そしてその歩みは、私たち視聴者にとっても「自分の物語をどう生きるか」を考えるきっかけを与えてくれたのです。
『御上先生』という作品は、教育ドラマの枠を超え、人が考え、変わり、未来をつくっていく姿を描き切りました。
生徒たちの卒業メッセージは、まさにその集大成であり、希望そのものだったのです。
「御上先生」の本質 まとめ
『御上先生』は、ただの学園ドラマではなく、“考える”という行為の本質と力を描いた、これまでにない教育物語でした。
生徒たち一人ひとりの卒業メッセージからは、与えられる学びではなく、自ら掴み取る成長がにじみ出ており、そこにこの作品の真価が現れています。
御上先生の言葉に導かれ、彼らは自分の人生に責任を持ち、自分で選択し、未来へ踏み出す力を手に入れました。
また、主演の松坂桃李さんが演じる御上先生の存在は、演技を超えて本物の教師、人生の指針となる存在として生徒たちの中に残り続けています。
その背中から学んだことは、彼らの役者人生、ひいては人生そのものを形づくる糧になることでしょう。
私たち視聴者もまた、この作品を通じて、“問い続けること”の大切さ、そして“正解のない時代”をどう生きるかを考えるヒントを受け取りました。
卒業とは、終わりではなく始まり――。生徒たちが紡いだ言葉の一つひとつが、これからを生きるすべての人への応援歌となることを、心から願っています。
- 「御上先生」最終回までの生徒の成長
- 生徒29人が語った卒業メッセージを紹介
- 御上先生の教育が生徒に与えた影響
- 感謝・成長・希望が詰まった言葉の数々
- ドラマを通じて伝わる“考える力”の大切さ
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