TBS金曜ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』第9話は、これまで張り巡らされてきた伏線が一気に繋がる怒涛の展開となりました。
鳴川の自首により、過去の隠された事件が一気に動き出し、赤沢京子が心麦の母であり犯人の可能性が高まる展開に
物語はいよいよ最終章に突入。京子の過去と山下春生殺害と林川家事件の犯人像に迫ります。
- 山下春生を殺害した人物とその動機
- 林川家事件に隠された複数犯と自殺幇助の可能性
- 林川歌が生き延びた理由と京子との関係
第9話あらすじを整理!真相のピースがつながる
鳴川と阿南検事、父と娘が背負った過去
かつて検事としてキャリアを積み上げてきた鳴川は、2004年、東賀山事件の被告・遠藤力郎に死刑判決を下させた中心人物でした。
その瞬間、若き阿南は「私、決めたんです。あなたの背中を追うから」と検事を志し、鳴川の正義を信じて歩み始めたのです。
しかし17年後、阿南は女性初の東京地検本部係検事になりながらも、父が過去に追い詰めた力郎に冤罪の可能性があるという現実に直面します。
山下春生による再捜査と鳴川の動揺
2023年、鳴川は知らない番号からの着信を受け、「山下春生という刑事が東賀山事件を再調査している」と知ります。
彼の脳裏には、かつての裁判、そして追い詰めた力郎の姿がよみがえり、「どこから道を間違えたんだ…」と動揺を隠せません。
バスの中で見た遠藤力郎の幻影が、その罪の重さを改めて突きつけます。
心麦が持ち帰った“最後の手がかり”
心麦は津寺井から受け取った林川家の財産目録を松風に渡します。
その中に「廣島育美」という名前を見つけた松風は、山下春生の手紙にあった名前と一致することに気づきます。
「これが最後の手がかりだ」という松風の言葉が、捜査の転機となります。
赤沢刑事の関与が疑われる阿波山事件
記者・神井は赤沢刑事に接触し、ダイヤモンドクラブの会報誌を手渡します。
そこには付箋が貼られており、赤沢はその中身を見て明らかに動揺。急いで現場を去っていきます。
一方、赤沢の部下たちは上司に「阿波山夫妻の事件に赤沢が関与している可能性」を報告し、犬の毛の鑑定結果を証拠として提示。「赤沢を呼べ!」と緊張が走ります。
廣島育美との再会と“おかちゃん”の記憶
心麦、松風、鳴川は廣島育美を訪ねます。育美は脳梗塞の影響で認知症を患っており、まともに会話することが困難です。
しかし彼女は心麦を見て、「おかちゃん、歌ちゃんは元気?」と話しかけました。
突然の“おかちゃん”という言葉、そして林川歌の名前が口から出たことで、心麦は深い衝撃を受けます。
鳴川の過去と染田との関係
鳴川は、染田にクスリと金を渡し、偽証を依頼していた過去を抱えていました。
「この手紙は偽造されたと言え」と命じたにもかかわらず、染田は罪悪感から真実を話そうとします。
鳴川は「一度話そう」と一見冷静に対応するものの、実際には裏で動いており、染田にクスリを売っていた売人に金を渡し、口封じの殺害を指示していました。
阿波山産婦人科放火の真相も鳴川が告白
染田の死によって過去の嘘が1つ消えた鳴川は、さらに阿波山産婦人科の火災も自分の犯行だったと明かします。
次々と明かされていく彼の罪。正義の名のもとに積み上げたキャリアの裏で、彼は命を奪い続けていたのです。
神井が心麦に手を差し伸べる
遠藤友哉の起訴をきっかけに、神井は心麦と松風に情報提供を申し出ます。
「真実を知りたい。そのために一緒に動こう」と語る神井に、心麦は「あなたは許せない。でも、知りたいことは同じ」と協力を受け入れます。
遠藤力郎の手紙が語る事件当日の矛盾
神井が差し出した手紙には、事件当日、力郎が林川家に忍び込んだ際の証言が記されていました。
そこには、「赤ん坊を抱いた奥様ではない女」「泣き声は1階から聞こえた」とありました。
一方、警察は「赤ん坊=林川歌は2階で発見された」と記録しており、証言と公式発表に明確な矛盾が浮かび上がります。
赤沢京子の旧姓“吉岡”と写真の中のつながり
神井は心麦に会報誌を見せ、赤沢京子と廣島育美が一緒に写っている写真を示します。
心麦は赤沢守に電話し、京子の旧姓が“吉岡”であることを確認。
これにより、“おかちゃん”と呼ばれる女性との関連が深まり、心麦は涙を浮かべながら「クジャク、見つけに行きましょう」と松風に告げます。
鳴川の自首と林川家での再会
鳴川は警察に出頭し、「染田の殺害に関与し、阿波山夫妻を殺したのは私です」と自供。
しかし、「山下春生を殺したのか?」という問いには、「私ではありません」ときっぱり否定します。
林川家での衝撃の光景
GPSを追跡して向かった心麦・松風・神井は、荒れ果てた林川家の中で赤沢正が血まみれで倒れているのを発見します。
その前には、包丁を持った赤沢京子が立ち尽くしていました。
物語は、父と子の物語から、母と娘の真実へと大きく舵を切る瞬間を迎えます。
山下春生殺害の真犯人は赤沢京子?その根拠を整理
第9話のラストで、赤沢正の遺体の傍に、血まみれの包丁を持つ赤沢京子が立っていたという衝撃の描写がありました。
その直前に鳴川が警察に出頭し、自らの罪を自供しますが、「山下春生を殺したのは自分ではない」と明言。
この描写が、春生殺害の真犯人が赤沢京子である可能性を一気に高めています。
鳴川の供述で浮かび上がる“もう一人の犯人”
鳴川は染田殺害や阿波山産婦人科の放火を自供した一方で、山下春生の殺害は否定しました。
もし彼が一連の罪をすべて背負う覚悟で出頭したのであれば、春生殺害だけ否定する理由がないはずです。
このことから、「春生殺害には別の真犯人がいる」という前提が明確になります。
京子が山下家の火災現場にいた証拠
第9話で鳴川は、「山下家の火事を目撃したとき、見覚えのある人物がいた」と語っています。
そして、その人物こそが赤沢京子であることが、劇中の描写でほのめかされました。
山下春生は東賀山事件の再捜査を進めていた人物であり、それが赤沢夫妻の過去を暴く脅威となる可能性は高いと考えられます。
再捜査を恐れて動機が生まれる
春生は林川事件や阿波山事件、遠藤力郎の冤罪に疑問を抱き、独自に再調査をしていました。
そして、その再調査の先に、赤沢夫妻の秘密や京子の過去がつながっていくことを彼女が察知した場合、動機は生まれます。
過去を隠すため、あるいは心麦=林川歌の存在を知られたくなかったために、京子が春生を襲った可能性があるのです。
“母の愛”か“秘密の隠蔽”か、京子の行動の意味
京子はかつて心麦に「林川歌だったことは忘れて、幸せになって」と語っています。
この言葉には、“母”としての愛情と同時に、“秘密を封じ込めようとする意図”が含まれていたとも考えられます。
さらに、「おかちゃん」という名前の謎、そして旧姓“吉岡”である事実が、“林川歌の実母=京子”という線を補強しています。
血まみれの包丁を持った京子の姿
林川家で心麦たちが目にしたのは、腹部を刺された赤沢正とその前に立つ赤沢京子の姿でした。
彼女の手には包丁があり、赤沢正を刺したことを示しています。
ここで注目すべきは、赤沢京子がすでに“誰かを殺している”状態であったという点です。
つまり、春生殺害にも関わっていたとしても不思議ではないと受け取れる状況描写です。
まとめ:京子=春生殺害犯とみなされる状況証拠
- 鳴川が春生殺害を否定している
- 鳴川が火災現場で京子を目撃していた
- 春生は赤沢夫妻の過去を調べていた
- 心麦=林川歌という存在を京子が隠そうとしていた
- 京子が血まみれの状態で現場にいた
以上の要素から、山下春生殺害の真犯人は赤沢京子である可能性が極めて高いと見られます。
鳴川が明かした過去の罪と贖罪の動機
第9話では、鳴川徹の過去に関わる重大な犯罪の全貌がついに明かされました。
染田の死、阿波山夫妻の焼死、さらには検察官としての立場を利用して起こした冤罪事件など、彼の犯してきた罪は一人の人間として、そして一人の父親として非常に重いものです。
本章では、鳴川が語ったそれぞれの罪と、その裏にあった“贖罪”という動機に焦点を当てます。
染田を殺害させた手口と理由
染田は過去、山下春生により再捜査のキーパーソンとして接触を受けていました。
しかし鳴川は、自身がかつて遠藤力郎の冤罪を作り上げた証人として染田に偽証させた事実を隠すために動き出します。
染田にクスリと金を渡し、「手紙は偽造だと嘘をつけ」と命じた上、彼が「これ以上は嘘をつけない」と電話してきた際には、直接会話で止めようとしたフリをしながら、裏で染田に薬を売っていた売人に金を渡し、口封じのために殺害を依頼していたのです。
このとき、鳴川は「私は人としての一線を越えた」と自らを責めていました。
阿波山夫妻を放火で殺害した動機
さらに鳴川は、自らの口で阿波山産婦人科を放火し、夫妻を焼死させたことも自供します。
事件の詳細までは語られていませんが、この放火事件はおそらく自らの検察人生や遠藤事件の真実が表沙汰になることを恐れての犯行か赤沢京子からの指示で行った犯行と見られます。
家族を持つ人間に対し、証拠隠滅のために火を放つという決断は、正義を語る者としての矛盾と罪深さを象徴しています。
正義を名乗りながら罪を積み重ねた人生
2004年、鳴川は東賀山事件で死刑判決を勝ち取ったことで、自身の正義を証明したつもりでした。
それがきっかけで娘・阿南由紀は検事となり、「あなたの背中を追う」とまで言われた鳴川でしたが、その背中は嘘と欺瞞に満ちていたのです。
鳴川は「どこで間違ったのか」と何度も自問し、「もう戻れない。でも見せたかった。父親らしい背中を」と語る姿は、ただの悪人ではなく、罪を悔いながらも赦される道を探す“父親”としての姿を浮かび上がらせます。
鳴川が自首を決意した理由
物語の終盤、鳴川はついに自首します。「阿波山夫妻を殺したのは私です」という言葉は、自分の罪と向き合おうとする意志の表れでした。
しかし、同時に「山下春生の殺害は自分ではない」と断言。
すべての罪を背負う覚悟で出頭している鳴川が、この一点のみを否定したことに、真犯人の存在を示す決定的な違和感が残されました。
娘・阿南検事との対話に滲む“贖罪”
鳴川は娘・阿南に「なぜ自分の背中を追うと言ってくれたのか」と問いかけます。
阿南は「あなたが憎いから。最後まで見届けたかった」と語り、2人は複雑な想いを交わします。
この対話は、鳴川が検察という立場の“正義”ではなく、一人の父親として、娘に何を残すかを考えるきっかけでもありました。
まとめ:鳴川の告白が意味するもの
- 染田への偽証指示と殺害工作
- 阿波山夫妻への放火殺人
- 力郎の冤罪を作った張本人
- 父としての贖罪を求める心情
- 春生殺害は“自分ではない”と明言
これらの行動の果てに鳴川は、「娘に父親らしい背中を見せたかった」という悲しい本音を口にします。
しかしその背中は、罪と嘘の上に築かれた虚構に過ぎませんでした。
鳴川の自白は、彼の人生が正義とは名ばかりの欺瞞だったことを暴く、痛烈な結末となったのです。
林川歌(心麦)の母親は京子?写真と旧姓が語る真実
第9話では、山下心麦の出生にまつわる重大な手がかりが続々と明かされました。
廣島育美の証言、遠藤力郎の手紙、そして神井が見つけた一枚の写真と旧姓の情報。
これらの要素が揃ったことで、心麦=林川歌であり、その母親が赤沢京子である可能性が極めて高いと考えられるようになりました。
育美の口から出た「おかちゃん、歌ちゃんは元気?」の一言
廣島育美が心麦を見たときに発した「おかちゃん、歌ちゃんは元気?」という一言。
この言葉は、心麦が(林川歌)がおかちゃんと深く関わっていることを裏付ける決定的な証言といえます。
さらに“おかちゃん”という名前が、次に明かされる情報と強く結びついていきます。
神井が発見した「写真」の意味
記者の神井は、ダイヤモンドクラブの会報誌に掲載された一枚の写真に注目します。
そこには廣島育美と赤沢京子が並んで写っており、2人が旧知の間柄であることを示しています。
このつながりにより、「“おかちゃん”は京子ではないか?」という疑念が強まります。
京子の旧姓が“吉岡”だったことが決定打に
松風の指示で、心麦が赤沢守に電話をかけたところ、「京子の旧姓は“吉岡”」という情報が得られます。
“おかちゃん”という呼び名と“吉岡”という姓が繋がり、「“おかちゃん”=吉岡=赤沢京子」という関係性が見えてきます。
つまり、林川歌を抱いていた女性“おかちゃん”=赤沢京子である可能性が非常に高まった瞬間です。
心麦に示された京子の“母のような行動”
回想の中で、心麦は赤沢京子からお守りをもらったり、抱きしめられたりした記憶を思い出しています。
その行為の一つひとつが、ただの警察関係者の妻としての行動ではなく、実母としての愛情のように感じられる描写になっていました。
さらに、京子は心麦に「林川歌だったことは忘れて、幸せになって」と語ったことがあり、その言葉の重みが今、別の意味を持ちはじめます。
証拠が揃い始める“母=京子”説の裏付け
- 育美の「歌ちゃん」発言が心麦=林川歌との関わりを示唆
- “おかちゃん”という名と京子の旧姓“吉岡”が一致
- 会報誌に育美と京子が並ぶ写真が存在
- 京子が心麦に“母のような接し方”をしていた
これらの状況証拠は、赤沢京子が林川歌の実母であるという説を、非常に強固にしています。
母でありながら何かを隠し続けていた京子は、一体どんな理由で真実を語らなかったのか——次回、その真相が明かされるのでしょうか。
なぜ心麦(歌)だけが林川家で生き残ったのか?
林川一家が惨殺された中で、唯一生き残ったのが赤ん坊の“林川歌”=心麦です。
この“なぜ歌だけが助かったのか”という疑問は、林川事件の最大の謎のひとつとして物語を通して描かれてきました。
第9話では、この疑問に対する重要な証言や手がかりがいくつも示されました。
遠藤力郎の手紙が明かした“目撃した女性”
記者・神井が心麦に見せた遠藤力郎の手紙には、事件当日の詳細な記述が残されていました。
そこには、林川家に忍び込んだ際、赤ん坊を抱いた“奥様ではない女性”を見かけたと書かれていました。
また、赤ちゃんの泣き声は1階から聞こえたと証言されており、警察記録と食い違っていることがわかります。
警察記録との矛盾:赤ちゃんは2階にいた?
事件後、警察は「赤ん坊は2階で発見された」と記録しています。
しかし力郎は、「赤ん坊の泣き声を1階で聞いた」と証言しており、事件直後の現場状況に食い違いが存在しています。
このズレが意味するのは、“誰かが赤ちゃん=歌を抱いていた”こと、そしてその人物が“奥様ではなかった”という事実です。
“おかちゃん”の存在が導く新事実
廣島育美が「おかちゃん、歌ちゃんは元気?」と語ったことから、“おかちゃん”が事件当時から歌に関与していたことが強く示唆されます。
そして、“おかちゃん”が赤沢京子であるとする複数の証拠(旧姓“吉岡”、会報誌の写真、母のような行動)が重なることで、事件当日、京子が林川家にいた可能性が非常に高まっています。
つまり、京子が歌を救い出した、または歌を連れ出していた時間帯が存在していたという構図が見えてきます。
力郎は事件現場で吊られた遺体を目撃していた
手紙には、林川家に忍び込んだ力郎が、吊られた家族の遺体を見つけたと記されています。
しかし、その場にいた赤ん坊は命を落としておらず、すでに別の誰かによって救出された可能性があります。
赤沢京子がこの“誰か”であり、林川歌を保護し、表向きには他人の子として育てていたとすれば、心麦がなぜ生き延びたのかという疑問にも明確な答えが見えてきます。
事件の裏に隠された選別と沈黙
なぜ歌だけが生かされたのか――その理由については未だ断定されていません。
しかし、事件を目撃し、歌を救い出した可能性がある“おかちゃん”=京子が、自分の子供である歌だけは殺さず、生かす決断をしたと考えることができます。
そして、その事実を20年以上ものあいだ隠し通してきたこともまた、物語の大きな鍵となっています。
まとめ:林川歌=心麦が生き残った理由に迫る
- 力郎は“奥様ではない女性”が赤ん坊を抱いていたと記録
- 廣島育美の「おかちゃん」発言が京子との関係を示唆
- 赤沢京子が歌を救出した可能性が浮上
- 1階と2階の証言の食い違いが事件の真実を暗示
なぜ林川歌だけが助かったのか――その裏には、“母”としての赤沢京子の意志、あるいは罪の意識が関係しているのかもしれません。
その真相が明かされる日は、もうすぐそこまで迫っています。
林川家を殺したのは誰か?複数犯説と動機を再検証
22年前に起きた林川一家惨殺事件は、物語のすべての謎の根幹にあたる未解決事件です。
第9話では、遠藤力郎の手紙による証言、赤沢京子の行動、現場の様子など、断片的ながらも核心に迫る情報が描かれました。
本章では、誰が林川家を殺したのか?本当に「殺された」のか?という視点とともに、複数犯の可能性、そして自殺幇助説までを含めて再検証します。
遠藤力郎の手紙と“奥様ではない女性”の存在
力郎は事件当日、林川家に盗みに入った際に家の中から大きな物音がしたことを証言しています。
その直後に赤ん坊を抱く“奥様ではない女性”を目撃したと記しています。
つまり、京子が林川家に入った時点で、すでに何者かによって殺害が起きていた可能性があるということです。
メンタルが不安定だった里子が引き金になった可能性
例えば、林川家の母・里子が家族間の何らかのトラブルで暴れて家族を手にかけたという可能性も考えられます。
京子がその場に遭遇したことで、殺害を止めるか、あるいは死者が出た後で“後処理”に関与した可能性が生まれます。
第一話オープニングと京子の関係
第1話のオープニングでは、安成の首にロープをかける女性の手元がクローズアップされていました。
第9話で安成と赤ちゃんを抱いた京子が一緒に林川家に入ったとすれば、安成の死に京子が関わっていた可能性が極めて高いとみなされます。
特に、林川安成の首にロープをかけ際の描写では抵抗している様子がなかったので、彼の意志による“自殺”を助けたという可能性も浮上します。
しかし、現場には複数の遺体が吊るされていたこと、そして赤ん坊が無事だったことを考えると、自殺に見せかけた他殺という線も十分に残っています。
複数犯の可能性が示される構造的背景
林川家の事件現場では、吊るされた複数の遺体と、破壊された室内が描写されています。
このことから、単独犯では物理的に難しい犯行であり、複数犯によるもの、あるいは一部が事故・自死だった可能性もあります。
赤沢正の登場が“共犯説”に影を落とす
第9話のラスト、林川家に倒れていたのは赤沢京子の夫・赤沢正でした。
彼がなぜ22年後に現場に戻り、命を落としたのかは不明ですが、過去の事件への関与を隠しきれなかった可能性が浮かびます。
夫婦で林川事件に関わっていたのか、それとも正は京子を止めに来たのか——詳細は明らかにされていません。
まとめ:林川事件は“殺人”か、“連鎖した悲劇”か
- 力郎の証言から、京子が家に入った時点で既に死者がいた可能性
- 第一話のロープの手は京子で、安成の死に関与
- 里子の精神不安が事件の引き金だった可能性
- 自殺幇助説と殺人の境界線
- 赤沢正の登場が示す“消しきれない過去”
林川事件の真実は、単なる殺人事件ではなく、家族内で起きた連鎖的な悲劇だった可能性もあります。
赤沢京子が“加害者”であると同時に、“守ろうとした人”でもあったとすれば、事件の全容はより複雑で痛ましいものとして描かれるでしょう。
クジャクのダンス第9話考察と真相のまとめ
第9話では、物語の中心にある数々の謎に対して決定的な証言と事実が積み重ねられ、真相が一気に明るみに出始めました。
特に、鳴川の自供と遠藤力郎の手紙、そして赤沢京子の動きが、これまで点でしかなかった情報を線としてつなぎ、視聴者に深い衝撃を与えました。
ここでは、明らかになった要素と、残された謎を整理しながら、第10話=最終回に向けて何を注視すべきかを振り返ります。
明らかになった真実と関係性
- 鳴川が染田を薬と金で偽証させ、殺害させた
- 阿波山産婦人科を放火し、夫妻を殺害したのも鳴川だった
- 山下春生殺害に関しては「自分ではない」と明言
- 遠藤力郎の手紙から、“奥様ではない女性”が林川家にいたことが判明
- その女性=“おかちゃん”が赤沢京子である可能性が高まった
林川事件をめぐる重大な疑惑
- 林川家にいた“おかちゃん”が赤ちゃん=歌を抱えていた
- 育美の証言と写真、旧姓“吉岡”により“おかちゃん”=京子が裏付けられる
- 赤沢京子が林川歌の実母である可能性が極めて高い
- 林川家で倒れていた赤沢正の存在が夫婦共犯説を補強
- 事件は殺人ではなく、自殺幇助や連鎖的な悲劇の可能性も浮上
第10話=最終回に向けて残された謎
- 山下春生を殺した真犯人は本当に赤沢京子なのか?
- 京子はなぜ心麦に真実を語らなかったのか?
- 赤沢正の林川家への訪問の意図
- 赤沢夫妻が林川家とどのような因縁を抱えていたのか
まとめ:すべての伏線が交差するクライマックスへ
父親の正義を信じた娘、過去を葬ろうとした母、そしてその狭間で真実を求め続けた少女。
「クジャクのダンス、誰が見た?」という問いは、ついに“母”と“子”の再会と対決という形で核心に迫りつつあります。
第9話は、登場人物たちの選択と罪が濃密に交錯した、シリーズ屈指の衝撃回となりました。
そして次回、すべての真実が明らかになる最終話が幕を開けます。
- 山下春生殺害に赤沢京子が関与か
- 林川家事件に浮上した複数犯説
- 遠藤力郎の手紙が語る現場の矛盾
- “おかちゃん”の正体は赤沢京子
- 自殺ほう助の可能性と第一話の伏線
- 林川家事件の真相に母の意志が影
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