TBS日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」第8話では、相続馬限定馬主・耕一(目黒蓮)の苦悩と覚悟が描かれ、視聴者から大きな反響を呼びました。
ファミリーという1頭の馬にすべてを託し、「有馬記念で勝つ」という夢に向かって孤独に挑む耕一が、ついにチームに心を開き、涙ながらに再出発を誓う展開は感動的でした。
本記事では、「ザ・ロイヤルファミリー 第8話のあらすじ・ネタバレ」から、視聴者の感想、そしてルメール騎手が登場する第9話の注目ポイントまで、内容をわかりやすく深掘りして解説していきます。
- 「ザ・ロイヤルファミリー」第8話のあらすじと展開
- 耕一の葛藤とチーム再結成に至る感動の背景
- 第9話で注目されるルメール騎手の出演と今後の見どころ
第8話あらすじ|耕一の孤独な決断と、チーム再結成への道
若手馬主の会での出会いと、栗須とのすれ違い
耕一は「若手馬主の会」に招かれ、椎名展之の先進的な競馬観に感銘を受ける。
しばらくして展之のブログに会の内容が掲載されると、栗須は「交友関係に口出しはしないが、風評はよくない」とやんわり忠告。
耕一は「もっと僕の味方をしてもらえませんか?僕と一緒に戦ってください」と訴えるが、栗須は「戦う相手はチームではありません」と即答。この言葉に耕一は不満を抱えたまま立ち去る。
主戦交代の提案がもたらす決裂
ファミリーに関して独自の育成プランを立てた耕一は、主戦ジョッキー・隆二郎では計画が難しいと判断し、翔平の起用を提案。
広中と栗須は「隆二郎の代わりになるジョッキーはいない」と否定的だったが、耕一は「翔平くんが一番合っている」と譲らない。
調整の末、広中は「耕一さんのプランだけで行くなら、私も必要ない」と告げ、広中も立ち去ってしまう。
展之との衝突と、騒動による更なる孤立
耕一は翔平を連れて展之に会いに行くが、バーでの会話は噛み合わず衝突に発展。「父と母の想いを背負っている」と語る耕一に、翔平も「俺だってノザキを背負っている」と反論する。
その後、酔っ払いとのトラブルに巻き込まれ警察沙汰となり、警察から栗須に連絡が入る。栗須は耕一に「軽率で自覚にかけている。もう広中には頼れない。ファミリーの転厩先を探す」と、事態の深刻さを悟る。
父の言葉を胸に、耕一の本音と謝罪
耕一は定食屋で栗須と再会し、あの夜の真実を知る。騒動を止めたのは耕一であり、自分が誤解していたことを深く詫びる。
そして耕一は、亡き父・耕造から託された言葉を明かす。
これから“競馬界のルール”を押し付けてくる人間が現れる。だが、お前はその世界の人間じゃない。馬を愛するだけの男だ。迷ったら馬のことだけを考えろ。
耕一は「僕には皆さんが必要なんです。僕をチームの一員として戦わせてください」と涙ながらに訴え、頭を下げる。
栗須も涙をこぼしこれを了承。「私を裏切らないと誓ってください」と条件を示し、チームはようやく再結成の道を歩み始める。
2年後の勝利へ──耕一の長期プランが明かされる
耕一は広中厩舎を訪れ頭を下げて、ようやく「2年後の有馬記念で勝つ」という長期プランを打ち明ける。
ファミリーは晩成型の馬であり、引退後も耕一が面倒を見る覚悟があること、そして翔平の成長に懸ける理由を真剣に語る。
「この瞬間に勝てるのは隆二郎さん。でも2年後には翔平がトップを争う存在になっている」と語る耕一の真摯な思いに、広中も心を動かされる。
隆二郎との別れと、翔平との信頼関係
栗須は隆二郎に謝罪し、「ジョッキーは一瞬一瞬を一生抱えて走る」という言葉に感銘を受ける。
翔平も自身の行動を反省するが、栗須は「俺が翔平の立場でも同じことをした。問題はあるが、問題にはしない」と彼の成長を認め、正式に主戦に指名する。
迎える2024年、そして立ちはだかるライバル
年が明けた2024年、ロイヤルファミリーは翔平とのタッグで怒涛の3連勝を果たす。
だが、その前に現れたのは、展之が3900万円で購入した「ソーパーフェクト」。騎乗するのは隆二郎。
競馬場で耕一を見つけた展之は、「耕ちゃんが隆二郎を切ったおかげで最高のタッグになった」と笑顔で語りかけるが、耕一は無表情でその言葉を受け止めていた。
耕一の相続馬限定馬主の苦悩と想い
“ファミリー”だけを信じる限定馬主としての葛藤
第8話では、耕一が“相続馬限定馬主”という立場と改めて向き合う姿が描かれました。
資金力のある馬主のように馬を自由に買えず、唯一の所有馬「ファミリー」にすべてを託すという、極端にリスクの高い競馬スタイルを選ぶしかありません。
「若手馬主の会」でも展之らとの価値観の違いに戸惑い、耕一は「お金ではなく想いで勝負するしかない」という現実を突きつけられます。
“ファミリー第一”のプランと、調教師・騎手との衝突
耕一は「今すぐ勝つこと」ではなく「2年かけてファミリーを育てる」という長期ビジョンを提示。
しかし、それは「レースで結果を出すこと」を求める厩舎やジョッキー側との方針のズレを生み、チーム内に亀裂が走ります。
とくに、スケジュールの都合で主戦の佐木隆二郎と合わない中、耕一は若手の翔平を推しますが、これが大きな波紋を呼び、広中、栗須とも対立。
孤独と責任の中で、耕一が下した覚悟の決断
「僕にはファミリーしかいない」――追い詰められた耕一が、チームに対して涙ながらに語るこの言葉は、視聴者の胸を打つ名場面となりました。
馬の勝利だけでなく、引退後の生涯飼養まで背負う覚悟。資金も人脈もない中、想いだけで戦おうとする耕一の強さと不器用さが丁寧に描かれていました。
「世代の違い」「馴染めない若手馬主たち」「金ではない馬への情熱」など、多くの壁にぶつかりながらも、ファミリーを守り抜くという一点だけを信じるその姿勢は、泥臭くも純粋な“馬主の覚悟”として、視聴者に深く響いたのではないでしょうか。
『ザ・ロイヤルファミリー』第8話の感想

耕一の不器用な“想い”に共感の声
「父の教えを信じて、自分のやり方でファミリーを勝たせたい」という耕一の信念に、「一途で応援したくなる」「涙が出た」と共感するコメントが多く見られました。
特に「僕にはファミリーしかいない」と涙をこらえて頭を下げるシーンは、「心が震えた」「今までで一番響いた」と高評価。
競馬や馬主という特殊なテーマを越えて、“信念を貫く姿”に感動したという声が多数寄せられました。
翔平と栗須の関係性に温かい反応
酔っ払いとのトラブルで耕一をかばった翔平や、その後の誤解が解けていく過程に「翔平いい奴!」「栗須さんが泣いたところでこっちも泣いた」という反応が目立ちました。
栗須が「絶対に私を裏切らないでください」と言い、耕一が誓いを返す場面には、「やっと信頼し合えた瞬間が来た」「これまでの距離感が一気に縮まった」と評価が集中。
世代間のギャップ・若手馬主会に対する違和感
展之とのバーでの口論や「若手馬主の会」への違和感を示すコメントも多く、「価値観の違いがリアル」「金持ちの二世に腹が立った」という声がありました。
また、耕一が置かれた「想い」でしか勝負できない環境に対して、「資金力で勝ちを買えるのが当然になっている今の競馬界の皮肉が見えた」という鋭い指摘も。
演技力や脚本への賛否も
一部では、主演の目黒蓮さんや翔平役の市原匠悟さんについて「表情に感情が乗っていない」「説得力に欠ける」という意見もありました。
反対に「目黒くんの淡々とした演技が逆にリアルだった」「静かな熱が伝わった」と評価する声もあり、視聴者の受け取り方の違いが顕著に現れた回とも言えそうです。
『ザ・ロイヤルファミリー』第9話のあらすじと注目ポイント

有馬記念に向けて試されるチームの絆と信頼
2年後の有馬記念での優勝を目指し、耕一(目黒蓮)と栗須(妻夫木聡)を中心に、チーム・ロイヤルは結束を強めていた。
翔平(市原匠悟)が新たな主戦ジョッキーとして秋のGⅠ戦線に挑む中、突如としてトラブルに巻き込まれるという波乱の展開が待ち受ける。
一方、ライバルの展之(中川大志)は、父・椎名(沢村一樹)も達成できなかったクラシック三冠制覇を狙う野望を燃やし、耕一との対立はさらに激化。
トラブルによって、年末の有馬記念出場も危ぶまれる事態の中で、栗須と耕一は“夢”を守るため奔走していく。
注目ポイント①:翔平の“落馬”がもたらす波紋
栗須が信頼を寄せ、耕一がすべてを託した若手ジョッキー・翔平。
しかし第9話では、その翔平が落馬に見舞われることが明らかに。
この件が「有馬記念出場計画」にどんな影響を与えるのか、また翔平がどのように乗り越えるのかが、物語の大きな鍵となります。
注目ポイント②:新キャスト・獣医師の沢渡の登場
新たに登場する獣医師・沢渡有希(演:市川実日子)にも注目が集まっています。
彼女は故・耕造(佐藤浩市)と面識がある謎めいた存在であり、チームロイヤルにどう関与してくるのか、重要な役割を担いそうです。
コメントでは「獣医という視点で競走馬と向き合う姿が新鮮」「耕一との関係が気になる」といった声も見られました。
注目ポイント③:展之と隆二郎の躍進と脅威
第8話で正式にタッグを組んだ展之と隆二郎(高杉真宙)の勢いが加速。
ソーパーフェクトの活躍も相まって、「ファミリー vs ソーパーフェクト」の構図がいよいよ本格化します。
視聴者の間では「展之がどこまで本気なのか読めない」「隆二郎の意地も見たい」といった、複雑な感情と期待が寄せられています。
注目ポイント④:JRAルメール騎手、ついに本人役で登場
競馬ファン待望のニュースとして、JRAクリストフ・ルメール騎手の本格出演が決定。
ルメール騎手は第4話でアーモンドアイの映像と共に“登場”していましたが、今回は物語後半に実名で本人役として登場します。
詳細な役割はまだ伏せられていますが、展之とのつながりや、耕一陣営への刺激的な存在となる可能性も。
視聴者の間では「ようやく来た!」「どんな登場の仕方か気になる!」と期待の声が多数上がっています。
注目ポイント⑤:覚悟の再出発、“夢”の有馬へ
チーム・ロイヤルは、ようやく信頼を取り戻し一丸となった矢先に、翔平の落馬という最大の危機を迎えます。
栗須、耕一、そしてチームの仲間たちは、この困難をどう乗り越えるのか。
「ただ有馬に出るのではなく、勝つ」――その夢を追い続ける者たちの、覚悟の物語が第9話でさらに加速していきます。
『ザ・ロイヤルファミリー』第8話まとめ
第8話では、限定馬主として“ファミリー”にすべてを託す耕一の孤独と葛藤が描かれました。
調教師やジョッキーとのすれ違い、若手馬主との価値観の違いに直面しながらも、耕一は「想い」で勝つという父の教えを信じ続けます。
そして、ついにチームへと頭を下げ、「一緒に有馬記念を目指したい」という本音を吐露することで、少しずつ信頼を取り戻していきました。
翔平を主戦騎手に据えるという決断、2年後の有馬記念を見据えた長期プランの提示など、耕一の本当の“覚悟”が見えた回でもありました。
感情を言葉にするのが苦手な耕一が、人との繋がりを取り戻し始めた今、チーム・ロイヤルはようやく本当のスタート地点に立ったとも言えます。
次回、第9話では早速翔平にまさかの落馬トラブルが発生。
有馬記念出場すら危うくなる状況の中で、耕一たちはどう立ち向かうのか――再出発したチームに訪れる最大の試練に注目です。
- 第8話は耕一の葛藤と覚悟に焦点が当たる回
- 限定馬主として“ファミリー”1頭にすべてを託す重圧
- チームとぶつかりながらも、信頼を求めて頭を下げる
- 耕一の「想い」が再びチームを動かし始める
- 2年後の有馬記念を見据えた長期プランを明かす
- 翔平を主戦に抜擢し、新たな挑戦へ
- 視聴者からは「涙」「共感」「成長」が話題に
- 第9話では翔平の落馬、ルメール騎手の登場が注目点





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