映画『ラストマン FIRST LOVE』の最新予告映像に登場したのは、北海道・函館を代表するご当地グルメ店「ラッキーピエロ」。
注目のシーンでは、名物「チャイニーズ・チキンバーガー」を登場人物が頬張る様子が映し出され、「どの店舗で撮影されたのか?」とSNSや検索で話題を集めています。
この記事では、ラストマンのロケ地として登場したラッキーピエロの店舗を映像から考察しつつ、チャイチキの魅力や函館観光との関係について、函館出身の筆者が地元目線で詳しく解説します。
ラッキーピエロに行ってみたい映画ファンも、函館観光を計画中の方も必見の内容です。
- 映画『ラストマン』に登場するラッキーピエロの店舗を映像から考察
- チャイニーズ・チキンバーガーの魅力と人気の理由
- 函館観光で立ち寄りたい店舗や混雑回避のポイント
映画「ラストマン」予告映像が公開!ラッキーピエロ登場で話題に
10月末に新たな予告映像が公開され、福山雅治演じる皆実広見と大泉洋演じる護道心太朗が、北海道で再びバディを組む姿が描かれています。
映像の最後に、函館名物「ラッキーピエロ」でチャイニーズ・チキンバーガーを食べるシーンが登場し、「どの店舗で撮影されたのか?」と気になった人も多いかと思います。
今回のミッションには、皆実をライバル視するFBI捜査官・クライド・ユン(ロウン)と、そのアテンドを任された護道泉(永瀬廉)も加わるという新展開も明らかにされました。
FBI、CIA、北海道警による合同捜査チームが編成され、「この中に、内通者がいます」という皆実の一言が波紋を呼ぶ展開も予告内で確認できます。
さらに、ナギサ(宮沢りえ)と娘のニナ(月島琉衣)を狙う謎の組織による銃撃シーンも映し出され、作品の緊張感が一気に高まっています。
ドラマでは描ききれなかった過去と因縁、そして新たな陰謀が絡み合うスリリングな物語が予感されます。
予告映像に加え、皆実と心太朗が背中合わせに並ぶティザーポスターと、本編のキーマンたちが集合したポスタービジュアルも公開されました。
緊迫感あふれるアクションと、ご当地グルメ「ラッキーピエロ」での笑えるシーンが融合することで、作品の世界観がより深みを増しています。
次章では、映像に登場したラッキーピエロの店舗がどこなのか、函館の店舗情報とともに予想を展開していきます。
ラストマンで登場したラッキーピエロの店舗はどこ?

新たに公開された予告映像の中で、皆実と心太朗が「ラッキーピエロ」でチャイニーズ・チキンバーガーを食べるシーンが映し出されました。
筆者は函館出身で、地元のラッキーピエロ各店には何度も足を運んでいますが、あの映像に映る特徴的な店内や背景の光景から、どの店舗で撮影されたのか、すぐにピンときました。
その結果として、「ラッキーピエロ マリーナ末広店」である可能性が非常に高いと考えています。
マリーナ末広店は、ベイエリアの金森赤レンガ倉庫近くに位置し、店内からは港や緑の島、停泊するヨットなどが見渡せる開放感のある店です。
予告映像では、大きな窓と、そこから見える明るい外の景色が印象的に映し出されています。
海そのものが明確に映っているわけではありませんが、水面のように見える光の反射や水平線に近い構図から、“海のように見える背景”が存在しているのは確かです。
このような構造と景観が両立する店舗は、筆者の知る限りマリーナ末広店以外には見当たりません。
また、マリーナ末広店は約200坪の広さを持ち、映画撮影のような大掛かりなロケにも対応できる大型店です。
団体利用も可能な154席を備え、観光遊覧船「ブルームーン」が店の目の前から出港するなど、映像映えするロケーションも整っています。
これらの要素から、「海がはっきり映っている」とは断定できないものの、あの背景と構造に合致する店舗はマリーナ末広店しかなく、最有力候補としてほぼ間違いないと考えています。
ラッキーピエロ マリーナ末広店の基本情報
- 店舗名:ラッキーピエロ マリーナ末広店
- 住所:北海道函館市末広町14-17
- 電話番号:0138-27-5000
- 営業時間:9:30~22:00(ラストオーダー 21:30)
- アクセス:市電「末広町」電停より徒歩3分
観光の中心地・ベイエリアにあり、週末や連休中は混雑することが多いため、朝の時間帯や平日の訪問がおすすめです。
五稜郭公園前店の可能性と他の候補
マリーナ末広店が最有力であることは間違いありませんが、わずかに「五稜郭公園前店」の可能性も考えられます。
その理由は、他の予告映像に五稜郭の「回転寿司店」で撮影されたシーンもあり、続けて五稜郭周辺で撮影した可能性もあるからです。
五稜郭タワーから徒歩1分という立地はアクセスも良く、観光客の姿も多いため、撮影が自然に行える場所とも言えます。
ただし、店内の窓の外は歩道と道路なので予告映像の窓とは違う気がします。
したがって、撮影の一部が周辺の別店舗で行われた可能性は残しつつも、「ラッキーピエロのシーン」そのものは末広店である可能性が高いでしょう。
ラッキーピエロ 五稜郭公園前店の基本情報
- 店舗名:ラッキーピエロ 五稜郭公園前店
- 住所:北海道函館市五稜郭町30-14
- 電話番号:0138-55-4424
- 営業時間:9:30~22:00(ラストオーダー 21:30)
- アクセス:五稜郭タワーから徒歩1分
観光の合間に立ち寄りやすい好立地の店舗ですが、予告映像のシーンと一致する要素は少なく、撮影場所とは考えにくいのが実情です。
ラッキーピエロとは?函館限定のご当地ハンバーガー店

「ラッキーピエロ(通称ラッピ)」は、北海道函館市発祥のご当地ハンバーガーチェーンで、地元民はもちろん、観光客からも絶大な人気を誇っています。
1987年に創業されたこの店は、現在も函館とその近郊エリアにしか存在せず、全国展開やフランチャイズ展開を一切行っていない点が最大の特徴です。
そのため、函館でしか食べられない“地元限定”のプレミアムなグルメ体験として知られています。
店舗ごとに異なるテーマ性を持ち、店内はまるでサーカスや遊園地のようなワクワク感あふれる装飾で統一されています。
実際、創業者の王一郎氏は「子供の頃に見たサーカスのような、ワクワクする空間を作りたかった」と語っており、ラッキーピエロの世界観は“遊び心と幸せの融合”をコンセプトに作られています。
それぞれの店舗が一軒一軒まったく違う内装・デザインを持っているため、店舗めぐり自体が観光の楽しみにもなっています。
ラッキーピエロの人気の秘密は、その圧倒的な“手作り感”と地産地消へのこだわりにあります。
冷凍食材は一切使わず、北海道産の野菜や肉を中心に、注文を受けてから一つずつ丁寧に作られるメニューは、他のファストフード店とは一線を画すものです。
さらに、環境への配慮やボランティア活動も積極的に行っており、地域密着型の経営が地元市民からも高く評価されています。
筆者も地元民として育ちましたが、ラッキーピエロは「家族との食事」「友人との語らい」「学生時代の思い出」など、日常に深く根付いた存在です。
観光客にとっては珍しさと驚きのある店ですが、函館に暮らす人々にとっては生活の一部であり、誇れる地元の味でもあります。
次のセクションでは、そんなラッキーピエロの“顔”とも言える名物メニュー「チャイニーズ・チキンバーガー」について紹介していきます。
ラッキーピエロの創業と地元での人気の理由
ラッキーピエロの1号店が函館市内に誕生したのは1987年、創業者・王一郎(おう いちろう)氏の手によってスタートしました。
当初はハンバーガーではなくホットドッグを提供する構想だったそうですが、「日本人に合う、本格的かつオリジナルなハンバーガーを作りたい」という想いから、徹底して“日本仕様”にカスタマイズしたご当地バーガーへと舵を切りました。
王氏は開業前に世界中を食べ歩き、「美味しいものとは何か?」「記憶に残る味とは何か?」を研究した上でメニューを開発したと語っています。
さらに、王氏が過去に中華料理店を経営していた経験から、ハンバーガーの中に中華料理の技法や味付けを取り入れるという、唯一無二のスタイルが確立されました。
その結果誕生したのが、看板商品であるチャイニーズ・チキンバーガーです。
甘辛いタレとサクサクの唐揚げを大胆にサンドする発想は、当時としてはかなり斬新で、やがて“函館にしかない味”として評判を呼ぶことになります。
初期にはツーリング中のライダーたちの間で口コミが広がり、「味だけでなく、遊び心ある店舗デザインや接客が楽しい」と評判になりました。
その後、テレビや雑誌などのメディアでも紹介され、観光客がこぞって訪れるようになったことから、「函館を代表するソウルフード」という地位を確立していきます。
筆者自身、子供の頃からラッキーピエロは特別な存在で、誕生日に連れて行ってもらった思い出や、受験後に仲間と語り合った日など、人生の節目に必ずラッピがあったと感じています。
テーマパークのようなユニークな店内デザイン
ラッキーピエロの最大の魅力の一つが、店舗ごとにまったく異なる「テーマ性」ある店内デザインです。
創業者の王一郎氏は、「サーカスのようにワクワクするお店を作りたい」と語っており、一店舗ごとに完全オリジナルのコンセプトが設けられています。
たとえば、五稜郭公園前店は「エンジェル」をテーマにした幻想的な空間、マリーナ末広店は「ベイサイドレストランピア館」という海を感じる開放的な空間といった具合に、同じラッキーピエロでも店ごとにまるで違う世界が広がっています。
筆者が初めて訪れた際には、「ここって本当にハンバーガー屋さんなの?」と驚いたのを今でも覚えています。
壁一面に貼られたポスター、アンティーク調のインテリア、巨大なハンバーガーのオブジェなど、テーマパーク顔負けの装飾が印象的で、大人でも思わずはしゃいでしまうような楽しさがあります。
観光客にとってはもちろん、地元民にとっても「今日はどの店に行こうか?」と選ぶ楽しさがあるのが、他のチェーン店にはない魅力です。
また、期間限定の装飾やイベント、オリジナルグッズ販売コーナーなども充実しており、訪れるたびに新しい発見があるのも、ラッキーピエロならでは。
店によってはインコを飼っている店舗や、絵本の世界を再現したようなデザインもあり、子ども連れのファミリーにも大人気です。
こうした遊び心にあふれた空間づくりが、ラッキーピエロを「ただの飲食店」ではなく、“函館でしか味わえない体験型グルメスポット”へと進化させています。
混雑を避けるための店舗選びのポイント
ラッキーピエロは函館を代表する人気スポットだけに、観光シーズンや週末は非常に混雑する店舗もあります。
特に混雑しやすいのは、「ベイエリア本店」や「マリーナ末広店」「五稜郭公園前店」など、観光地に近い店舗です。
これらの店舗はアクセスも良く、ロケーションも抜群なため、観光客の利用が集中しやすく、ランチタイムや夕方は行列必至です。
筆者の経験上、比較的スムーズに入店できるのは「昭和店」「戸倉店」「人見店」など、観光エリアから少し離れた店舗です。
これらは地元の方の利用が多く、車でのアクセスを前提に設計されているため、広い駐車場が完備されている点も魅力です。
ドライブついでにラッキーピエロに立ち寄るなら、こうした郊外型店舗を選ぶのが断然おすすめです。
また、どうしても人気店舗を訪れたい場合は、ランチタイムを避けた「午前10〜11時」「午後3〜5時ごろ」の時間帯が比較的空いています。
土日や連休は早い時間から混み始めるため、平日の利用を検討するだけでも待ち時間はかなり短縮できます。
さらに、テイクアウト専用窓口がある店舗もあるため、時間がない場合は持ち帰りも選択肢の一つです。
ラッキーピエロの店舗はどこも個性的で、同じメニューでも店舗ごとに雰囲気がまったく違うため、混雑回避と“テーマ空間の楽しさ”の両立を意識して店舗選びをするのがおすすめです。
ラッキーピエロの名物「チャイニーズ・チキンバーガー」とは?

甘辛タレの唐揚げとふわふわバンズの絶妙な組み合わせ
ラッキーピエロの代表的メニュー「チャイニーズ・チキンバーガー」は、甘辛ダレをたっぷり絡めた大きな唐揚げが3個も入った、ボリューム満点の一品です。
シャキシャキのレタスとマヨネーズが絶妙にマッチし、ほんのり甘みのあるふわふわのバンズが具材を優しく包み込みます。
このバーガーは、ただ“ジャンキー”なだけではなく、しっかりと味に深みがあり、一度食べると忘れられないのが最大の魅力です。
地元民にも観光客にも愛される理由
チャイニーズ・チキンバーガーが地元民・観光客の両方に愛されている理由は、その「味・ボリューム・価格」のバランスにあります。
函館でしか食べられないご当地限定メニューとして、ラッキーピエロのシンボル的存在となっており、観光客にとっては“旅の記憶に残るご当地グルメ”でもあります。
一方で、地元民にとっては、子どもの頃から慣れ親しんできた「家庭の味」のような存在です。
他にもある!人気メニューランキング
ラッキーピエロにはチャイチキ以外にも、個性豊かでボリューミーな人気メニューが揃っています。
公式サイトで紹介されている代表的な人気メニューは以下の通りです。
- 1位:チャイニーズチキンバーガー
 ─ 圧倒的人気。迷ったらこれ一択。
- 2位:ラッキーエッグバーガー
 ─ 半熟の目玉焼きがとろけるボリューム系バーガー。
- 3位:トンカツバーガー
 ─ 厚切りカツと濃厚ソースがたまらない。
- 4位:チャイニーズチキンオムライス
 ─ チャイチキとオムライスの豪華コラボ。
- 5位:ラッキーシェイク(バニラ)
 ─ 食後にぴったりな定番シェイク。
これらのメニューも手作り・注文後調理というスタイルを貫いており、ファストフードでありながらレストランクオリティの満足感を提供してくれます。
筆者としても、気分によってはエッグバーガーやオムライスを選ぶこともありますが、やはり最終的にはチャイチキに戻ってしまう──それほど、圧倒的に記憶に残る味だと断言できます。
映画「ラストマン」ロケ地・ラッキーピエロまとめ
函館観光と一緒に味わいたいグルメスポット
函館は美しい夜景や歴史的建造物、温泉など多くの魅力を持つ観光都市ですが、その旅の中で外せないのが「ラッキーピエロ」です。
ここでしか食べられないチャイニーズ・チキンバーガーをはじめとするユニークなメニューは、観光の合間に立ち寄るだけで地元の文化を“味覚”から体験できる特別な時間になります。
店舗ごとに内装やテーマが異なるため、訪れるたびに違う発見があるのも魅力。
映画『ラストマン FIRST LOVE』の公開をきっかけに、映画ファンやグルメ好き、観光客のすべてが満足できるスポットとして、今後ますます注目が集まることは間違いありません。
映画ファンも注目!聖地巡礼スポットとしての魅力
今回の映画で登場したラッキーピエロのシーンは、作品のリアリティと感情の深みを増す、重要なロケーションのひとつとして描かれています。
函館の風景や地元の味といった“現実の魅力”が、物語世界と自然に交わることで、より豊かな没入体験が生まれています。
そのため、ロケ地を訪れる「聖地巡礼」という楽しみ方も映画ファンにはおすすめです。
マリーナ末広店をはじめ、劇中に登場する可能性のある五稜郭周辺やベイエリアを巡ることで、作品の世界に触れる特別な旅となるでしょう。
函館という街の持つ風景、空気、味が映画とリンクし、「観て、食べて、歩く」ことで初めて完成する体験。
そんな贅沢な時間を過ごせるのが、映画『ラストマン FIRST LOVE』とラッキーピエロが出会った今回のコラボレーションなのです。
- 映画『ラストマン』にラッキーピエロが登場
- 撮影店舗はマリーナ末広店の可能性が高い
- チャイニーズ・チキンバーガーが劇中に登場
- 甘辛ダレの唐揚げとふわふわバンズが特徴
- ラッキーピエロは函館限定のご当地チェーン
- 地元民のソウルフードとして長年愛されている
- 映画公開により聖地巡礼スポットとして注目
- 観光と一緒に楽しめるグルメスポットとしても魅力

 
  
  
  
  

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