ドラマ『誘拐の日』第8話では、ついに汐里が七瀬守殺害に関与していた可能性が浮上し、物語は最終局面へ。
防犯カメラ映像や凛の記憶が鍵となり、「汐里が真犯人なのか?」「なぜ凛を誘拐したのか?」という重大な疑問が浮かび上がります。
この記事では、第8話のあらすじを整理しつつ、汐里の犯行動機や誘拐の目的、そして最終回への伏線を徹底考察します。
- 汐里が七瀬守殺害の真犯人である可能性
- 凛誘拐の裏にある動機と計画の全貌
- 最終回に向けた伏線とクライマックスの展望
「誘拐の日」第8話のあらすじを解説
第8話ではついに、七瀬家の両親殺害事件と30年前から続く因縁が交差し、物語が大きく動き出します。
防犯映像、過去の記憶、そして隠されていた裏取引の真相が次々と明かされ、クライマックス目前の緊迫感に包まれました。
ここでは、その流れをシーンごとに整理し、複雑な展開をわかりやすく解説します。
新庄、防犯映像から汐里の七瀬家訪問を突き止める
新庄は妻・汐里の部屋で発見した七瀬家の防犯映像を水原と確認します。
そこには事件の1週間前に七瀬家を訪れていた汐里の姿が映っており、彼女の関与が濃厚になります。
この映像は、今後の展開を左右する重大な手がかりとなりました。
汐里、福住に薬剤情報を売ろうとする
一方、汐里は投資会社Zキャピタルズの福住と接触。
凛のペンダントに隠された薬剤情報を、10億円で売り渡そうと取引を持ちかけていました。
汐里の行動がビジネスと復讐を絡めた極めて計画的なものであることが浮き彫りになります。
凛、鮫洲の手から脱出。アレルギー発作を利用
福住の部下・鮫洲は凛を国外へ連れ去ろうとします。
しかし凛は、自らアレルギー発作を起こして病院に運ばれ、その隙を突いて脱走します。
この知恵と勇気が、後の展開に大きな影響を与えました。
須之内、新庄と凛を助けるため共闘へ
須之内刑事は当初、新庄を拘束しますが、
「凛を救いたい」という新庄の訴えに心を動かされ、二人で凛のもとへ駆けつけます。
鮫洲との再対決の末、凛の奪還に成功します。
須之内、自宅に新庄と凛をかくまう
凛と新庄は、事件の真相が判明するまでの時間を稼ぐため、新庄を逮捕せず協力してほしいと須之内に懇願します。
須之内はその願いを聞き入れ、自宅で2人をかくまいます。
防犯映像と養子の過去。新庄の記憶が蘇る
須之内は防犯映像を確認し、汐里の犯行の可能性が高まることに気づきます。
また、新庄がかつて七瀬院長の養子だった事実も明かされます。
凛はそれを知り、「新庄も自分と同じように実験台にされたのでは?」と推測。
その言葉を受けて、新庄は長年封じていた記憶を少しずつ思い出していきます。
山崎弁護士、凛の孤独を語る
須之内は、凛をかばって怪我を負った弁護士・山崎を訪問。
山崎は研究には関わっていないが、「凛はいつも辛そうで、一人だった」と語ります。
彼は事件の真相を追うことが、凛を見世物にしてしまうことへの危惧も抱いていました。
汐里と松田、30年越しの因縁の対面
汐里は須之内に連れられ、収監中の松田と対面。
松田は汐里に謝罪し、全財産を汐里に渡したことを告白。
「汐里が映っているデータも…」と語った瞬間、汐里は盗聴に気づき、話題をはぐらかします。
このやり取りは、汐里の計算高さを象徴する場面でした。
凛、七瀬家で事件当日の記憶を取り戻す
凛と新庄は七瀬家を訪れ、真相を確かめようとします。
そこで凛は、事件前日に眠らされていたことを思い出します。
また、7月にも関わらず暖房がつけられていた事実から、死亡推定時刻を操作する偽装に気づき、汐里のアリバイが崩れます。
新庄と凛、涙の別れ
凛はついに、事件の真相を知りながらも、新庄を守るために黙秘を選びます。
しかし新庄は「やり直すには、すべてを終わらせるしかない」と覚悟を決め、逮捕される決意をします。
凛は「私になにも期待しないで心配してくれたのは政宗だけ」と叫び、号泣しながら引き留めます。
それでも新庄は「罰を受けてこそ、願いが叶う」と凛を抱きしめ、警察に連行されます。
須之内刑事、犯人隠避罪で逮捕
そのころ、須之内も「犯人隠避罪」容疑で逮捕されます。
警察の正義と現場の正義の間で揺れる葛藤が、重くのしかかる結末でした。
七瀬守を殺害した犯人は汐里で確定か?
第8話では、七瀬家両親殺害事件の構図が大きく揺らぎ、汐里が犯人である可能性が高まりました。
松田との会話と凛の記憶、そして現場に残された状況証拠を突き合わせることで、事件の真相が徐々に輪郭を帯びてきます。
ここでは、「汐里が真犯人なのか?」という問いに対して、複数の視点から検証していきます。
事件は誘拐の前日に発生。アリバイに綻び
汐里には「誘拐当日」に病院で検査を受けていたという明確なアリバイがありました。
しかし、凛の記憶が蘇る中で、殺害が実際には“前日”に起こっていた可能性が高まります。
これにより、汐里のアリバイは事件の“日時”には対応しているものの、“犯行時間”とはズレがあることが判明。
アリバイが完全に成立するものではなくなったのです。
暖房使用による死亡時刻の偽装でトリック成立
真夏の7月であるにもかかわらず、七瀬家では事件前日に暖房が使用されていたことが明らかになります。
これにより遺体の腐敗や硬直を早め、警察が誤った死亡推定時刻を算出するよう仕向けた可能性が高いです。
このような工作ができたのは、汐里の計画性と現場知識の深さを示すものであり、犯行への強い関与が疑われます。
七瀬さやか殺害の犯人は七瀬守?松田の証言
松田が須之内に語った内容によれば、凛の母・七瀬さやかを殺害したのは夫・七瀬守であるとされています。
さやかは夫・富雄にDVを行っていたという過去もあり、家族内は極度に崩壊していました。
この証言が正しければ、最初の殺害は家庭内トラブルによるものであり、汐里が直接手を下してはいない可能性があります。
七瀬守を殺したのは汐里の可能性が高い
さやかの死後、守も死亡していますが、その犯人は自分だと松田は自供しています。
しかし、汐里との会話から汐里が守を殺害し、その罪を自分が被った可能性が高いと推察されます。
結果的に、汐里は守をも排除し、自分の罪を松田に背負わせたと考えられます。
防犯映像に映る汐里の訪問とその真意
新庄が手に入れた防犯映像には、事件の約1週間前に汐里が七瀬家を訪問した様子が記録されていました。
この訪問は、その目的は凛の妹・芽生の手術費用を頼みに来たことだと考えられます。
しかし、援助を断られたことで汐里の怒りや復讐心が高まり、その後の犯行に繋がった可能性があります。
凛は記憶を取り戻し、防犯カメラの映像から汐里を「犯人」と確信
凛は、防犯カメラの映像に映る汐里の口の動きから犯人は汐里であると、疑ったのではないでしょうか
そして、七瀬家での出来事を追体験する中で、凛は記憶を完全に取り戻します。
暖房のぬくもり、壊れる音、口論、眠らされた感覚――これらの記憶の断片を通して、
自分の家族を壊したのは汐里であると、彼女の中で明確に確信します。
それでも凛は政宗のために真実を語らない
凛はすべてを知りながらも、政宗が悲しむのを恐れ、真実を自分の中に封じ込めます。
この選択は、単なる沈黙ではなく、政宗を“家族”として守るという、彼女なりの愛情表現でもありました。
汐里が凛の誘拐を計画した理由とは
第8話では、汐里による七瀬守殺害の可能性が高まりました。
ここでは、「なぜ汐里が誘拐を仕掛けたのか?」という動機を掘り下げていきます。
誘拐の真相には、七瀬守殺害との関係、金銭、そして逃亡という複数の可能性が見えてきます。
政宗を殺人現場の第一発見者にするための誘導?
政宗はかつて七瀬家の養子であり、過去に重大な事件を起こした前歴もあります。
汐里は彼の立場を利用し、「凛を連れ出してほしい」と依頼する形で政宗を七瀬家に向かわせ、
殺人現場の第一発見者に仕立て上げる計画だった可能性が高いです。
前科があり、被害者家族とも接点がある政宗は、“いかにも怪しい”人物として罪を着せやすい存在だったといえます。
手術費用を断られ、金銭目的の誘拐へ転換か
汐里は事件の1週間前に七瀬家を訪問し、芽生の手術費用の援助を申し出たと考えられます。
しかしその申し出は断られた可能性が高く、この拒絶が汐里の感情を大きく揺さぶりました。
これが正しければ、怒りや絶望の果てに、金銭目的の犯行として「凛を奪う」選択に至ったの可能性もあります。
Zキャピタルズとの裏取引と海外逃亡の資金確保のため
汐里は、投資会社Zキャピタルズの福住と接触し、凛のペンダントに隠された薬剤情報を10億円で売却しようとしていました。
この取引は、誘拐前から汐里が考えていた狙いだったと考えられます。
犯行後に国内で立場を保つのは難しいと踏んだ汐里は、凛を誘拐し、身代金目的ではなくペンダントを奪う狙いがあったと見られます。
つまり、誘拐は「身代金」ではなく、「研究データを担保にした出口戦略」だったのです。
政宗を選んだことが汐里の誤算に
汐里にとって政宗は、前科や過去の因縁から「罪を押しつけやすい」存在でした。
しかし、誘拐後に政宗と凛が本物の“家族”のように絆を築いたことは、彼女にとって想定外でした。
政宗が凛を守る側に回ったことで、計画は思わぬ方向に崩れていきます。
皮肉にも、かつて捨て駒として利用しようとした人物により、汐里の策略は瓦解していくのです。
誘拐の日 第8話の感想と視聴者の声
第8話は、物語の核心に迫る怒涛の展開が続き、多くの視聴者に衝撃と感動を与えました。
特に“偽親子バディ”の絆、凛の記憶の回復、そして汐里の狂気が浮き彫りになるラストはSNSでも大きな反響を呼びました。
ここでは、そんな第8話を視聴した人々の声とともに、その魅力を振り返ります。
偽親子バディに訪れる崩壊の予感
第8話終盤、凛と新庄が七瀬家で過ごす時間は、静かでありながら張りつめた空気が漂っていました。
事件の真相が迫る中、2人の間に深まった絆と、それが崩れてしまう予感に胸が締め付けられたという声が多く見られました。
「いかないで」「俺が罰を受けてこそ」というセリフの応酬は、疑似親子が本当の家族になる過程の中で訪れた、切なすぎる別れの瞬間でした。
凛の成長と記憶の回復が胸を打つ
これまで過去のトラウマで閉ざされていた凛が、七瀬家でついに自分の記憶と向き合う決意を固めた姿に、多くの視聴者が胸を打たれました。
「自分の中にある答えを、自分の足で見に行く」という姿勢に、
「子どもなのに大人以上の覚悟がある」「もう守られる側じゃないんだな」といった声が寄せられています。
演じた永尾柚乃さんの表情や目線の演技に、絶賛のコメントも多数上がっていました。
汐里の裏の顔に震える!視聴者の反応
一方で、安達祐実さん演じる汐里の冷酷さ、計算高さ、狂気が一気に表面化した回でもありました。
「怖すぎる…」「人間の顔してるのに完全に化け物」「感情が感じられない表情が逆に恐ろしい」など、
視聴者の間で“ラスボス感”がさらに増したという意見が多く見られました。
また、松田との対話で盗聴に気づき芝居を始めるシーンには、「やっぱり一枚も二枚も上手だった」という驚嘆の声も。
感情の振れ幅が凄まじい1時間だった
殺人の真相、誘拐の裏にあった計画、親子のような絆、そして裏切り――
第8話は、感情のアップダウンが激しく、目が離せなかったという視聴者の感想が数多く寄せられました。
「30分くらい息するの忘れてた」「緊張しっぱなしで疲れたけど最高」というコメントも見られ、
ストーリー展開と演技の迫力の両方が高評価を得たことがよくわかります。
「誘拐の日」第8話のまとめと最終回の見どころ
第8話では、汐里の犯行疑惑が濃厚となり、凛と新庄がついに引き裂かれる展開を迎えました。
政宗の逮捕、須之内の拘束、そして汐里の逃亡計画が並行して動き出し、すべてのピースが最終決戦へと向かっていきます。
そしていよいよ最終回――真実と向き合う時がやってきます。
凛と汐里、30年越しの“直接対決”が実現
最終回では、ついに凛と汐里が「ある場所」で一対一の対面を果たします。
2人は共に「次世代知能開発プロジェクト」の被験者として過去を共有しており、その因縁に決着をつける場となるでしょう。
凛のペンダントに隠された研究データを巡る駆け引きとともに、凛自身が“どう生きるか”を選ぶ場面が描かれると予想されます。
山崎と凛の反撃、辰岡の失脚で流れが変わる
政宗と須之内が拘束され、汐里が逃亡寸前という絶望的な状況の中、凛と山崎の動きが突破口になります。
凛は病院副理事長・七瀬富雄と県警幹部・辰岡の不正を暴き、辰岡を失脚させるという一手を打ちます。
これにより須之内が指揮官として復帰し、再び政宗と凛を支援できる体制が整います。
絶望の淵から反撃に転じる展開は、視聴者にとって最も痛快な見どころのひとつとなるでしょう。
汐里、10億円を手に国外逃亡を計画
汐里はZキャピタルズの福住からペンダントと引き換えに10億円を受け取り、逃亡の準備を進めています。
しかし、その金と研究データがどこへ行くのか、誰がその行動を止められるのかはまだ不透明です。
汐里は最後まで冷酷な計算を捨てず、追い詰められてもなお逃げ切ろうとする執念を見せると予想されます。
新庄と凛の“絆”はどうなる?
新庄は拘束されながらも凛を想い、凛もまた彼を信じ続けています。
最終回では、この「本当の親子のような関係」がどのような結末を迎えるかが最大の感情的クライマックスになるでしょう。
罪を償うのか、それとも真実をもって救われるのか――
2人の選ぶ道が、30年の因縁に対する本当の答えとなるはずです。
すべての謎が明かされる“誘拐の日”の真実
最終回では、いよいよ“あの日”何が起きたのか、七瀬家で何があったのかが明かされます。
凛の両親を殺したのは誰だったのか?
30年前の事件との関係性、政宗の過去――これまでの全ての伏線が回収され、驚きの真相が待っているでしょう。
偽りの家族、偽りの正義、偽りの記憶――それぞれが本当の姿を取り戻す、衝撃と感動のフィナーレ。
「誘拐の日」というタイトルの回収に注目です。
- 汐里の犯行疑惑が濃厚に
- 凛の記憶が事件の核心を明かす鍵に
- 防犯映像が汐里のアリバイを崩壊させる
- 誘拐は研究データを巡る計画的犯行
- 政宗を犯人に仕立て上げる狙いが発覚
- 凛と政宗の“疑似親子”の絆が胸を打つ
- 須之内と山崎の正義が希望の光に
- 最終回は30年の因縁が決着へ
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