『マイ・フィクション』第6話|二宮はニューロヴァイスで何をした?PTSD研究と「全部よ」の意味を考察

2026年夏ドラマ
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『マイ・フィクション』第6話では、伊川正樹として暮らしていた二宮祐介が、実はニューロヴァイス・コーポレーションの研究員だったことが判明しました。

さらに重要なのが、香坂が隠しカメラで“伊川夫妻”の生活を監視していた場面です。そのとき香坂の机に置かれていた二宮の履歴書には、研究分野としてPTSD治療に関する記載がありました。

では、香坂が津村の「二宮は何をしたんですか?」という問いに返した「全部よ」とは、何を意味していたのでしょうか。

二宮がニューロヴァイスでPTSD治療に関する研究をしていたことは劇中資料から確認できますが、最初からPersona Shift programによる人格改変を目的としていたとは限りません。

むしろ、人を苦しめる過去の記憶を治療するための研究がPersona Shift programへ転用され、二宮はそれに反対したのではないか。そして由梨と賢人を守るため、自らの記憶まで消して「伊川正樹」になった可能性があります。

この記事では、二宮の履歴書、香坂の「全部よ」、第7話予告で見せられた記憶改ざんらしき描写を手掛かりに、二宮がニューロヴァイスで何をしていたのかを考察します。

この記事を読むとわかること

  • 二宮がニューロヴァイスで研究していた内容
  • PTSD治療研究と香坂の「全部よ」の意味
  • 由梨の「警察官」という記憶と藤谷治の謎

二宮はニューロヴァイスでPTSD治療を研究していた

第6話でまず押さえておきたいのは、二宮祐介が単なるニューロヴァイスの社員ではなく、PTSD治療に関わる研究をしていたと読み取れることです。

これは「二宮=Persona Shiftの黒幕」と考える前に確認しておきたい重要な劇中描写です。

香坂の机にあった二宮の履歴書にPTSD治療の記載

第6話では、香坂が隠しカメラを通して、伊川正樹と真弓として暮らしていた二人の生活を監視していました。

その際、香坂の机に置かれていたのが二宮祐介の履歴書です。画面に映った資料には、二宮の研究分野としてPTSD治療に関する記述があります。

つまり二宮は、少なくとも本来の研究テーマとして、過去の記憶によって苦しむ人を治療する領域に関わっていたと考えられます。

ここは「ニューロヴァイス研究員だった」という正体判明以上に重要かもしれません。なぜなら、Persona Shift programと同じ「記憶への介入」が研究テーマの中心にあった可能性を示しているからです。

二宮は最初からPersona Shiftのために研究していたとは限らない

Persona Shift programは、無期懲役囚などの記憶を書き換え、別人として社会へ戻す計画として描かれています。

一方、二宮の履歴書から読み取れるPTSD治療は、少なくとも目的だけを比べれば大きく異なります。

過去のつらい記憶に苦しむ人を救うことと、犯罪者の記憶や人格を書き換えて別人にすることは同じではありません。

そのため、二宮が記憶に介入する技術の研究者だったとしても、最初からPersona Shift programを目的に研究していたと断定するのは早いでしょう。

PTSD治療の研究がPersona Shift programに悪用された?

ここからは第6話までの情報を基にした考察です。

個人的に有力だと考えているのが、本来はPTSDなどに苦しむ人を救うための記憶研究が、Persona Shift programへ転用されたという説です。

「苦しい記憶を治療する技術」と「記憶を書き換える技術」はつながる

PTSD治療を目的として記憶へ働きかける研究が進めば、その技術を別の目的へ利用できる可能性も物語上は考えられます。

本来は「過去の記憶に苦しまなくて済むようにする」研究だったものが、「本人の過去そのものを書き換える」技術へ発展したとすれば、二宮の研究とPersona Shiftが自然につながります。

そして、その技術を警察やニューロヴァイス側が犯罪者の人格改変へ利用し始めたのであれば、二宮が計画へ反発する理由にもなります。

現時点では「二宮の研究が悪用された」とまでは確定していません。ただ、PTSD治療という履歴書の記載がある以上、単純に二宮を悪意ある人格改変技術の開発者と見るより、検討する価値がある説です。

二宮も途中まではPersona Shiftに関わっていた可能性がある

一方で、「二宮は善意の研究者で、何も知らなかった」とまで考えるのも難しいところです。

香坂は津村から二宮が何をしたのか尋ねられた際、「全部よ」と答えています。

この言葉がある以上、二宮がニューロヴァイスの一研究員として基礎研究だけをしており、Persona Shiftとは無関係だったとは考えにくく見えます。

たとえば、二宮自身も当初は計画の研究や開発に参加していたものの、実際の運用方法や目的を知った段階で反対した可能性もあります。

つまり「善意の研究者」か「Persona Shiftの開発者」かの二択ではなく、人を救う研究から始まり、結果的に危険な計画の中核技術へ関わってしまった人物という位置づけも考えられます。

香坂の「全部よ」は二宮が黒幕という意味なのか?

第6話で二宮黒幕説を強く感じさせたのが、香坂の「全部よ」という一言です。

ただし、PTSD治療研究という情報を加えると、このセリフには別の意味も見えてきます。

「全部よ」は記憶技術の根幹を指している可能性

津村の「二宮は何をしたんですか?」という問いに対する「全部よ」を文字どおり受け取れば、二宮がPersona Shift program全体を作ったようにも聞こえます。

しかし「全部」が、計画上行われたすべての悪事を指すとは限りません。

二宮がPTSD治療を通して記憶への介入技術そのものを研究していたなら、香坂は「この計画を可能にした根幹部分は二宮が作った」という意味で「全部よ」と表現した可能性があります。

つまり、「Persona Shiftを考えた人物」と「Persona Shiftを可能にする技術を作った人物」は別かもしれないということです。

二宮を完全な被害者とも決めつけられない

ただし、この説には反証もあります。

香坂があえて「全部よ」とまで言った以上、今後、二宮が想像以上にPersona Shift programへ深く関与していた事実が明かされる可能性も残っています。

二宮が技術だけを提供したのか、計画の立ち上げにも参加したのか、対象者の記憶改ざんに直接関わったのか。第6話ではそこまで明らかになっていません。

そのため現時点では、「二宮=黒幕」とも「二宮=完全な被害者」とも断定せず、PTSD研究がPersona Shiftへどうつながったのかを見る必要があります。

二宮は家族を守るため自分の記憶を改ざんした?

では、ニューロヴァイスの研究者だった二宮が、なぜ自分自身まで記憶を失い「伊川正樹」として暮らしていたのでしょうか。

第6話までの二宮の行動と第7話予告を合わせると、二宮は自分の意思で記憶を消した可能性がかなり高まっています。

第7話予告には自分で記憶を改ざんするような描写

第7話予告には、二宮自身が記憶改ざんを行っているようにも見える描写があります。

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予告映像は本編とは異なる印象になるよう編集されることもあるため、この時点で「二宮が自分で消した」と確定はできません。

それでも、ニューロヴァイスの研究員であり、記憶に関する研究をしていた二宮自身が処置を行うような映像が示されたことで、「無理やり記憶を消された」という説より、自ら伊川正樹になることを選んだ説の説得力は増しました。

由梨と賢人を守るために「二宮祐介」を消した?

その動機として考えやすいのが、妻の由梨と息子の賢人です。

記憶を取り戻した現在の二宮も、香坂に対して由梨と賢人へ手を出さないよう求めています。

この行動を2年前までさかのぼって考えると、Persona Shiftに反対したことで家族まで狙われ、二宮が「自分が二宮祐介でなくなれば家族を守れる」と判断した可能性があります。

そうであれば、二宮が自ら研究していた記憶技術を自分自身に使い、「伊川正樹」として生き始めたことにも理由が生まれます。

人を苦しい記憶から救うために研究していた技術によって、自分自身の記憶と人生を消すことになったとすれば、二宮の物語にはかなり皮肉な構造があります。

なぜ由梨は研究員の二宮を「警察官」だと思っていた?

ここまでの考察で最大の引っかかりになるのが、由梨が二宮祐介を「警察官」だと認識していたことです。

二宮が実際にはニューロヴァイスでPTSD治療を研究していたのなら、この食い違いには別の説明が必要です。

二宮が由梨に職業を偽っていた説

一つは、二宮自身が由梨に「警察官だ」と嘘をついていた可能性です。

ニューロヴァイスの研究内容が秘密性の高いものだった、あるいは途中から危険な計画へ関わることになったため、由梨と賢人を巻き込まないよう仕事内容を隠していたとも考えられます。

現在の二宮が家族を守ることを優先している点を考えると、人物像としては矛盾しません。

ただし、夫婦として生活しながら警察官という職業そのものを長期間偽り続けられたのかという疑問は残ります。

由梨の記憶も改ざんされている説

もう一つ、より気になるのが由梨の「二宮は警察官だった」という記憶そのものが改ざんされている可能性です。

もし二宮が「伊川正樹」になる際、自分の記憶だけを消したのであれば、由梨の中にはニューロヴァイス研究員だった夫の記憶が残るはずです。

ところが由梨が覚えている二宮の経歴まで事実と違うのであれば、二宮が消えた際に周囲の記憶まで処理された可能性を考えたくなります。

もちろん、第6話時点で由梨の記憶改ざんが確定したわけではありません。

ただ、「二宮がなぜ警察官として記憶されているのか」は、二宮自身が伊川になった理由と並んで今後確認したい大きな謎です。

由梨の記憶が改ざんされたなら藤谷治は無関係なのか?

由梨の記憶まで疑うなら、気になる人物がもう一人います。

由梨の伯父で育ての親でもある藤谷治です。藤谷は脳科学を研究する大学教授という、記憶をテーマにした本作では見過ごしにくい設定を持っています。

二宮のPTSD研究と藤谷の脳科学が重なる

二宮はPTSD治療に関わる研究者。一方の藤谷は脳科学の大学教授です。

しかも藤谷は、幼い頃に母を亡くした由梨を引き取り、長年育ててきた人物でもあります。

由梨の過去をよく知る脳科学者がすぐ近くにいるという設定は、由梨の記憶が今後物語の焦点になるなら気になります。

特に二宮の専門分野まで「PTSD治療」と判明したことで、二宮と藤谷という二人の研究者が「記憶」と「由梨」を介してつながる可能性には注目したいところです。

藤谷黒幕説はまだ根拠が足りない

ただし、現段階で藤谷とニューロヴァイスやPersona Shift programが直接つながっている事実は確認できていません。

そのため「脳科学者だから藤谷が黒幕」と考えるのは飛躍があります。

現時点では藤谷を黒幕候補と断定するのではなく、由梨の記憶まで改ざんされていると判明した場合に再検討すべき人物と考えるのが妥当です。

第7話以降で藤谷と二宮の過去、ニューロヴァイスとの接点が一つでも示されれば、この人物の見え方は大きく変わりそうです。

『マイ・フィクション』第6話考察まとめ

『マイ・フィクション』第6話で判明した二宮祐介の正体を考えるうえで、ニューロヴァイス研究員だったこと以上に重要なのが、履歴書に記されたPTSD治療の研究です。

二宮は人の記憶を悪用するためではなく、過去の記憶に苦しむ人を救うために研究を始め、その成果がPersona Shift programへ転用された可能性があります。

香坂の「全部よ」は、二宮がすべての黒幕という意味ではなく、Persona Shiftを可能にする記憶技術の根幹に二宮が関わっていたことを指しているのかもしれません。

さらに第7話予告では、二宮自身が記憶を改ざんしているように見える描写があります。予告だけでは確定できませんが、由梨と賢人を守るため、自ら「二宮祐介」の記憶を消して伊川正樹になった説は以前より有力になりました。

一方で残るのが、なぜ由梨は研究員だった夫を警察官だと記憶していたのかという矛盾です。二宮が嘘をついていたのか、由梨の記憶まで改ざんされたのかはまだ分かりません。

そして由梨の記憶が物語の核心へ入ってくるなら、脳科学者で育ての親でもある藤谷治の存在も改めて確認する必要があります。

この記事のまとめ

  • 二宮祐介はニューロヴァイスでPTSD治療に関する研究をしていた
  • Persona Shift programそのものを二宮が作ったとはまだ確定していない
  • 治療目的だった記憶研究がPersona Shiftへ転用された可能性がある
  • 香坂の「全部よ」は二宮が記憶技術の根幹に関わった意味とも考えられる
  • 第7話予告からは二宮が自ら記憶を消して伊川正樹になった可能性が高まった
  • 由梨が二宮を警察官だと記憶していた理由は未解決の重要ポイント
  • 由梨の記憶も改ざんされているなら脳科学者・藤谷治の存在にも注目したい

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