『ラストノート』第7話で、澄晴が葵を誘ったフラワーショップ。
花の香りを確かめた葵が「全部わかる」とうれしそうにする、二人にとって大きな意味を持つシーンでした。
撮影場所となった花屋は、東京・下北沢にある「ユー花園 下北沢本店」です。
今回はロケ地の住所やアクセスとともに、葵が選んだ「月下香」がこの場面に登場した意味も考察します。
- 『ラストノート』第7話の花屋ロケ地と住所・アクセス!
- 葵の「全部わかる」に込められた意味と二人の変化
- 月下香が葵と澄晴の恋を象徴する理由とラストの考察
『ラストノート』第7話は葵と澄晴が「諦めたもの」を取り戻し始める回
『ラストノート』第7話では、葵と澄晴がそれぞれ過去や周囲の人間関係と向き合いながら、二人の気持ちをはっきり確かめていきます。
澄晴は莉奈に好きな人ができたことを伝え、関係に区切りをつけました。
葵もまた優子と向き合い、自分は澄晴と一緒にいたいという気持ちを隠さなくなります。
その後、龍太の家で過ごした二人は改めて交際することに。
夏を嫌っていた葵が「やっと好きになれた」と話す場面からも、澄晴と出会ったことで、過去の記憶まで少しずつ塗り替えられていることが伝わってきました。
そんな第7話の後半に登場したのが、今回取り上げるフラワーショップです。
澄晴が葵をフラワーショップへ誘った「確かめましょうよ」の意味
葵を花屋へ誘ったのは澄晴でした。
「確かめましょうよ。」
たくさんの花が並ぶ店内で香りを確かめる葵。
そして花の香りを感じることができた葵は、「全部 わかる。」とうれしそうな表情を見せます。
この場面が特別なのは、単に二人で花を買いに来たデートシーンではないからです。
葵は10年以上前から花の香りが分からなくなっていました。
ところが、澄晴と一緒にいる時だけ、再び花の香りを感じるようになっています。第5話でも、そのことを澄晴本人に打ち明けていました。
つまり第7話のフラワーショップは、葵にとって「本当に香りを感じられるのか」を確かめる場所。
同時に、自分の中で起きている変化を確かめる場所にもなっていたように見えます。
「全部わかる」は香りだけを指していたのか
葵の「全部わかる」という言葉は、店内にある花の香りを感じられたことへの喜びでしょう。
ただ、このタイミングで聞くと、それだけではないようにも思えます。
澄晴と出会ってから、自分が何を好きだったのか。
何を諦めてきたのか。
そして今、誰と一緒にいたいのか。
これまで曖昧だった自分の気持ちまで、少しずつ「わかる」ようになってきた。
「全部わかる」は、香りだけでなく葵自身の気持ちが見え始めた変化にも重なる言葉だったのではないでしょうか。
医学的に嗅覚そのものが回復したとまでは断定できません。
それでもドラマの中では、「澄晴といることで失っていたものが戻ってくる」という二人の関係を、花の香りを通して見せている可能性があります。
『ラストノート』第7話の花屋ロケ地はユー花園 下北沢本店
澄晴と葵が訪れたフラワーショップの撮影場所は、東京・下北沢にあるユー花園 下北沢本店です。
店舗情報は次の通りです。
住所:東京都世田谷区代沢5-29-12
最寄り駅:下北沢駅
アクセス:下北沢駅南口から徒歩約3分
営業時間:10:00~19:00
定休日:なし
※天候による休業、夏季・冬季の長期休業の場合があります。
下北沢駅から歩いて行けるため、『ラストノート』のロケ地巡りでも訪れやすい場所です。
1959年創業、下北沢で長く親しまれている花屋
ユー花園 下北沢本店は、1959年の創業以来、生花店として地域で親しまれてきた店舗です。
花束やアレンジメントだけでなく、観葉植物、プリザーブドフラワー、鉢植え、苗、花器、ガーデニング用品なども扱っています。
2008年には店内を大規模にリニューアル。
フラワーレッスンや季節ごとのイベントも行われています。
撮影場所としても登録されており、店内は花屋としては比較的広く、壁面には白い金網が設置されています。
店舗が十字路の角にあるため、店内だけでなく外からの広い画も撮影しやすい立地です。
色とりどりの花に囲まれながら葵が香りを確認する今回の場面には、かなり相性のいい空間だったことが分かります。
口コミでは「植物園のよう」という声も
実際に訪れた人からは、花や観葉植物の種類が豊富で、「植物園」や「花のテーマパーク」のようだと感じたという声もあります。
おしゃれな雰囲気やアレンジメントを評価する口コミも見られました。
たくさんの植物が視界に入る店内だからこそ、「どの花の香りまで分かるのか」を確かめるシーンにも自然な説得力がありました。
葵が買った「月下香」はなぜ選ばれた?夜に香る花と二人の恋を考察

花屋で葵が購入したのは「月下香(げっかこう)」でした。
チューベローズとも呼ばれる花で、夕方から夜にかけて香りが強くなることで知られています。
その後、葵はマンションで、澄晴からもらった花瓶に月下香を飾ります。
そして澄晴に、「夜になったら花が咲くの」と話していました。
ここで月下香が選ばれたことには、『ラストノート』という作品そのものとのつながりも感じます。
夜になって香りが深まる月下香は「遅れて始まった恋」に重なる
葵と澄晴は、最初からまっすぐ恋に向かえた二人ではありません。
49歳の葵は変化を求めずに暮らし、30歳の澄晴もまた、家庭環境などから自分の夢にふたをして生きてきました。
公式の作品紹介でも、二人は「お互いにフタをしてきた本当の想い」に触れていく男女として描かれています。
そんな二人の恋に、昼間よりも夕方から夜に存在感を増していく月下香はよく似合います。
人生の早い段階で咲いた恋ではない。
いろいろなものを諦めた後になって、もう一度香り始める恋。
月下香は、そんな葵と澄晴の「遅れて始まった恋」を象徴する花として選ばれた可能性があります。
作品タイトル「ラストノート」ともつながる花の香り
『ラストノート』というタイトルは、香水をつけて時間がたった後、最後に残る香りを意味します。
トップノート、ミドルノートを経て、その人の肌と混ざりながら最後まで残る香りが「ラストノート」です。
第7話で登場した月下香もまた、時間の経過によって香りの印象が変わる花です。
すぐに分かりやすく現れるものではなく、時間がたってから強く感じられるもの。
それは葵と澄晴の恋そのものにも重なります。
長い間しまい込んできた気持ちが、人生の後半になって突然香り始める。
月下香が置かれたマンションのシーンは、作品タイトル「ラストノート」を視覚的に表現した場面にも見えました。
「澄晴くんにも取り戻してほしい」で二人の関係が変わった
月下香を飾ったあと、葵は澄晴にこう伝えます。
「澄晴くんにも取り戻してほしい。諦めたもの。」
さらに、自分にできることがあるなら協力すると申し出ました。
ここは、第7話のフラワーショップから続く流れで見ると印象が変わります。
澄晴は、葵が失った「花の香り」を取り戻そうとしてきました。
そして葵は、今度は澄晴が諦めたものを取り戻してほしいと願います。
一方だけが相手を救う関係ではなく、お互いが相手の失ったものを取り戻そうとする関係になったのです。
だからこそ、この直前に二人で花の香りを確かめる場面が置かれていたのではないでしょうか。
月下香を生けたのが「澄晴にもらった花瓶」だった意味
さらに注目したいのが、葵が月下香を生けた花瓶です。
その花瓶は澄晴からもらったものでした。
澄晴にもらった器に、葵自身が選んだ花を生ける。
かなり象徴的な組み合わせです。
澄晴がきっかけをつくり、そこに葵自身の意思が加わって、新しいものが形になっている。
二人の恋も同じです。
澄晴が葵を変えたというより、澄晴との出会いをきっかけに、葵自身がもう一度人生を選び始めている。
そんな変化が花瓶と月下香の組み合わせにも表れているように感じました。
ユー花園 下北沢本店へロケ地巡りする時のポイント
ユー花園 下北沢本店は、下北沢駅から徒歩数分なのでアクセスしやすいロケ地です。
周辺には下北沢南口商店街があり、古着店や雑貨店、飲食店などが数多く並びます。
ドラマの撮影場所だけを見るのではなく、下北沢散策と一緒に回るのもよさそうです。
店内は現在も営業している実在のフラワーショップです。
ロケ地巡りの際は、一般のお客さんや店舗スタッフの邪魔にならないよう配慮したいところ。
店内撮影の可否などは、その時の店舗ルールを確認してください。
また、営業時間や休業日は変更される可能性があります。
特に夏季・冬季には長期休業の場合があるため、遠方から訪れる場合は事前に最新情報を確認しておくと安心です。
まとめ|第7話の花屋は葵と澄晴が「取り戻す」物語の象徴だった
『ラストノート』第7話で澄晴が葵を誘ったフラワーショップのロケ地は、下北沢にあるユー花園 下北沢本店でした。
花の香りを失っていた葵が「全部わかる」と喜び、月下香を選ぶシーン。
そしてその花を前に、今度は葵が澄晴へ「諦めたものを取り戻してほしい」と伝えます。
香りを取り戻す葵と、夢を取り戻そうとする澄晴。
二人がお互いの人生に変化を与え始めたことが、花屋から月下香へと続く一連の場面に凝縮されていたように感じます。
一方で第7話のラストでは、二人の関係に新たな波乱も訪れました。
せっかく咲き始めた二人の恋が、この先どんな「ラストノート」を残すのか。
月下香のように、時間がたつほど強くなる関係になっていくのかにも注目です。
- 『ラストノート』第7話の花屋ロケ地はユー花園 下北沢本店
- 「全部わかる」は香りだけでなく葵自身の心の変化にも重なる
- 月下香は夜に香りが深まり、葵と澄晴の遅れて始まった恋を連想させる
- 月下香の香りは作品タイトル「ラストノート」ともつながる
- 葵と澄晴は互いに「諦めたもの」を取り戻そうとする関係へ変化した
- 澄晴の花瓶と葵が選んだ月下香には、葵自身が人生を選び直す意味が感じられる
- 第7話の花屋シーンは、二人が失ったものを「取り戻す」物語の象徴と考察できる







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