ドラマ「DOCTOR PRICE」第4話では、ついに3年前の医療過誤事件の核心に迫る重要な証言が飛び出し、物語が大きく動きました。
看護師・安藤の証言により、患者の命を奪ったとされる処置の“直接的な原因”が倉持であったことが明らかに。しかし、それだけで終わらせてよいのでしょうか?
この記事では、第4話の展開を振り返りながら、「倉持だけの責任なのか?」という疑問を軸に、天童や網野の関与の可能性についても深掘りしていきます。
- 第4話で明かされた医療過誤の真相と倉持の過失
- 天童や網野の関与の可能性とその背景にある組織の闇
- 第5話に向けた鳴木の動きと巻原医師の鍵となる役割
「DOCTOR PRICE」第4話のあらすじを整理
第4話では、3年前の医療過誤事件に新たな真実が浮かび上がる一方、蒼の治療に関する重要な決断が描かれ、物語は加速します。
事件の裏に隠された看護記録改ざんの理由、蒼をめぐる術式提案、そして病院再編を図る動きまで、多層的なドラマが展開されました。
以下では、物語の流れがわかりやすいようにシーンごとに整理していきます。
3年前の手術と看護記録改ざんの事実
かつて極東大学病院で行われた銅坂麻衣(菊池日菜子)の心臓手術には、鳴木(金成)の父・将成(林泰文)と看護師・安藤佳恵(大西礼芳)が参加していました。
その手術後、安藤が看護記録を改ざんしていたことが明らかになり、当時の手術で何があったのかに疑念が生まれます。
世間的には将成の医療ミスとされていましたが、鳴木は独自に調査を続けていました。
蒼の入院と倉持によるスティフト術の提案
現在、安藤の息子・蒼は心臓疾患で極東大学病院に入院中。
依岡(北山宏光)によれば、すでに蒼の手術は倉持(坪倉由幸)が担当することが決まっていたことが判明します。
倉持は、未だ小児に対して実績のない“スティフト”を用いたカテーテル術の適用を提案します。
天童の慎重な判断と網野の進歩的姿勢
この提案に対し、教授・網野(ユースケ・サンタマリア)は、「将来性のある有意義な挑戦」として賛成。
しかし、最終的には院長・天童(篠原涼子)が、慎重な態度をみせ許しませんでした。
夜長と森家一平の接触、病院再編への布石
一方で夜長(蒔田彩珠)は、森栄会病院の新院長・森家一平(兵頭功海)に接触。
彼の母・森家翔子(朝加真由美)は鳴木の恩師であり、鳴木は、一平の経営者としての資質を見抜き、病院をファンドに売却してから再建するという戦略を提案していました。
また、その見返りとして、アメリカの病院とのコネクションを得ていたのです。
倉持への疑念と安藤の苦悩
蒼の手術をめぐる議論が進むなかで、安藤は過去の医療過誤と現在の息子の治療に対する葛藤を抱きます。
脳死状態の銅坂麻衣を看病する母親の姿を見たことで、「息子だけが特別扱いを受けてよいのか」と苦しみます。
鳴木は、恩師・森家翔子の協力で得たアメリカの医療コネクションを安藤に提供する見返りに、倉持の責任を明るみに出すよう働きかけます。
鳴木、倉持の責任を突き止める
その結果、鳴木に対してついに、3年前の手術中、倉持が患者の容体に無理な処置をしたことを告白。
安藤の証言により、3年前の医療過誤の直接的原因が父・将成ではなく倉持だったことを突き止めます。
医療過誤の責任は倉持だけか?
第4話では、安藤の証言により3年前の医療過誤の直接的原因が倉持であったことが明らかになりました。
しかし、ここで改めて問われるのは、「本当に倉持だけが責任者なのか?」という視聴者の根源的な疑問です。
天童や網野といった病院の上層部の判断や反応には、不自然さや“知っていた”可能性を感じさせる描写も散見され、極東大学病院の深層にある“闇”を感じます。
倉持の過失は確定的、しかしそれで終わらせてよいのか?
安藤の告白により、3年前の銅坂麻衣の手術中に倉持が誤った処置を行ったことが判明しました。
この行為を隠蔽するために看護記録まで改ざんされたとなれば、倉持が医療過誤の“主犯”であることはほぼ疑いの余地がありません。
しかし、なぜ当時の病院内でその事実が共有されず、将成だけが責任を取らされてきたのか。その背景には、病院組織としての隠蔽や責任逃れが存在するのではないか、という問いが浮上します。
天童は本当に無関係か?
院長である天童(篠原涼子)は、第4話で蒼に対する“スティフト”術の提案を明確に却下するという、慎重かつ強い判断を下しました。
その反応は、表向きには患者の安全を重視しているように見えますが、過去の“スティフト”に関わる医療事故の真実を知っているからこそ、強く反対したようにも受け取れます。
また、鳴木の手によって蒼がアメリカの病院に転院する話が驚くほどスムーズに通った点にも疑問を抱いている様子でした。
天童が病院内の問題を外部から探られている可能性を感じ慎重になっているのかも知れません。
網野の姿勢と倉持との関係性
教授の網野(ユースケ・サンタマリア)は、倉持が提案した“スティフト”術に対して、「将来性のある挑戦」だと評価しました。
この発言は、単なる技術的な賛同とも取れますが、倉持の判断を積極的に支持している姿勢にも映ります。
もし網野が過去の医療過誤にも何らかの形で関与していたならば、現在の立場を利用して倉持を“守っている”可能性も否定できません。
また、蒼の転院時にはあえて何も言わず、笑顔で見送るという態度を見せいることから、鳴木の動きにまだ気が付いてない可能性があります。
第5話の注目ポイント:倉持を追い詰める動き
第5話では、ついに鳴木が父・将成を死に追いやった倉持への復讐と真相解明に動き出します。
倉持の過失が安藤の証言で明らかになった今、鳴木にとって必要なのは確実な“証拠”。その手がかりを握る人物や、病院内の思惑が交錯し、ドラマは大きな転換点を迎えます。
倉持をめぐる人間関係や権力構造が明るみに出るなか、新たなキーパーソン・巻原の登場にも注目です。
巻原医師の登場と院内の新たな動き
第5話で初登場となる巻原医師(久保田悠来)は、極東大学病院の総合内科に所属する中堅医師。
彼は2年前に病院に転院してきたばかりですが、上司の塚田から冷遇され、雑務ばかりを押し付けられている不遇の立場にあります。
そんな巻原に対して、鳴木と夜長は彼の希望を叶える形で複数の病院を紹介し、転職の道を整えます。
ところが、巻原は内定を受け取ったにもかかわらず、突然「転職をやめる」と告げるのです。その裏には、病院内での何らかの“圧力”や“裏取引”があった可能性が浮かびます。
巻原は、倉持の行動や病院内の腐敗を知る立場にある人物であり、今後の証言者、あるいは内部告発者としての役割に期待が高まります。
鳴木と夜長の作戦、ある人物の協力
安藤の証言だけでは倉持を追及するには足りない――そう判断した鳴木は、倉持の過去を徹底的に洗い直すよう依岡に指示します。
その調査の中で、倉持が3年前の医療過誤以降、派閥を嫌う立場から一転して、天童院長に急接近していたという事実が明らかになります。
この変化が意味するのは、倉持が天童の庇護下に入ることで、自らの立場を守ろうとしていたという可能性です。
さらに、鳴木は「ある人物」に接触し、父の名誉回復と倉持の責任追及を成し遂げるために具体的な作戦を実行に移します。
その人物が誰であり、どのような証拠を持っているのかは、今後の展開の大きな鍵となるでしょう。
「DOCTOR PRICE」第4話考察まとめ
第4話では、安藤の証言により3年前の医療過誤の主因が倉持だったことが明らかになりました。
同時に、院長・天童や教授・網野といった上層部の関与や判断にも疑念が生まれ、極東大学病院に残る“隠された闇”が存在しないのかまだ疑問が残ります。
第5話への注目ポイント
第5話では、鳴木が倉持を追い詰めるための証拠探しに本格的に動き出します。
新キャラクター・巻原医師の登場や、鳴木と夜長による作戦、そして“ある人物”の協力など、倉持包囲網が着実に狭まっていく展開が予想されます。
第4話で明かされた真実が、どのように証拠として裏付けられていくのか。極東大学病院の誰が「真実」と向き合い、誰がそれを拒むのかにも注目です。
- 安藤の証言で倉持の医療過誤が確定
- 将成の潔白と病院内の隠蔽体質が浮上
- 天童や網野の関与にも疑念が生まれる
- 蒼の手術と過去の事件が交錯する展開
- 巻原医師が新たなキーパーソンとして登場
- 鳴木が倉持追及の証拠集めに本格始動
- 天童と倉持の関係性にも注目が集まる
- 病院再編と外部の協力者の動きが加速
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