「最後の鑑定人」第4話ネタバレ感想|土門が科捜研を辞めた理由と大追跡かぶりが話題に

2025年夏ドラマ
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2025年7月30日に放送された『最後の鑑定人』第4話では、土門誠の過去と彼が科捜研を辞めた理由がついに明かされました。

7年前の未解決事件が再び動き出すきっかけとなったのは、亡き刑事・西村葉留佳の遺品に残された土門の名刺でした。

本記事では、第4話のあらすじを振り返りながら、話題となった「大追跡」との類似点や、土門と尾藤の関係性についても深掘りしていきます。

この記事を読むとわかること

  • 土門が科捜研を辞めた理由と誤認逮捕の真相
  • 「最後の鑑定人」と「大追跡」の演出被りの背景
  • 登場人物たちの正義と責任の取り方に迫る考察
  1. 『最後の鑑定人』第4話のあらすじを解説
    1. 未解決事件の噂と、土門の過去
    2. 西村葉留佳の母が依頼に訪れ、事件が再び動き出す
    3. 誤認逮捕の真相と真鍋との再会
    4. 葉留佳の部屋に残されたスニーカーの謎
    5. 「あの時もっと自信を持っていれば…」土門の後悔
    6. 凶器のバットから浮かぶ容疑者
    7. 高倉の調査で浮かぶ“もう一人の重要人物”
    8. 土木隼人との対峙と告白
    9. 事件の夜の真相とホームレスの嘘
    10. 葉留佳が守ろうとしたものと、その代償
    11. 自首を促した西村と、その死
    12. 土門の責任と再出発
  2. 土門が科捜研を辞めた理由|誤認逮捕と信念の崩壊
    1. 証拠不十分で釈放された真鍋とバッシングの影響
    2. “科学は嘘をつかない”信念の揺らぎと辞職の決断
    3. 「責任」と「信頼」の間で崩れた土門の誇り
  3. 『大追跡』との共通点が話題に|視聴者の声と分析
    1. “地理的プロファイリング”が両作品で鍵を握る
    2. “同業者の元夫婦”という設定がまさかの一致
    3. シンクロするテーマと演出が生んだ“視聴体験”
  4. 『最後の鑑定人』第4話の考察と感想
    1. 葉留佳の行動は正義か隠蔽か?視聴者の複雑な反応
    2. “更生した加害者”に対する賛否両論の声
    3. 土門の責任の取り方に見る科学と人間の葛藤
  5. 「最後の鑑定人 第4話ネタバレ感想のまとめ
    1. 第5話あらすじ|河原で見つかった女性の“他殺”を証明せよ
    2. “通常の検出法では出ない危険ドラッグ”と科学の挑戦
    3. 高倉と土門の関係にも緊張が走る
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『最後の鑑定人』第4話のあらすじを解説

第4話は、7年前の通り魔事件の真相と、土門が科捜研を去った理由が明かされる、シリーズの転換点となる回でした。

西村葉留佳の死に隠された真実、そして土門の後悔と決意が交錯し、重くも見応えのある展開が描かれます。

本章では、物語の流れを追いながら、核心となる各シーンを解説していきます。

未解決事件の噂と、土門の過去

高倉は相田から、土門が「最後の鑑定人」と呼ばれていた頃、唯一未解決の事件があったことを知らされます。

それは、7年前に起きた連続通り魔事件でした。

この事件こそが、土門が科捜研を辞めた原因ではないかと噂されていたのです。

西村葉留佳の母が依頼に訪れ、事件が再び動き出す

土門鑑定所に、西村葉留佳の母・民代が訪れます。

娘の遺品を鑑定してほしいと願い出た民代は、その中に土門の名刺があったこと、そして亡くなる前日に「7年前の犯人に会ってくる」と葉留佳が話していたことを伝えます。

動揺した土門は、再調査を引き受ける決意を固めます。

誤認逮捕の真相と真鍋との再会

土門と高倉は、かつて誤認逮捕されたホームレスの真鍋に接触します。

彼は「刑務所のほうが楽だから」と考え、事件の凶器であるバットに自分の指紋を付けていたと告白。

しかし、家族の顔が浮かび、後に自白を撤回したという事実が明かされます。

葉留佳の部屋に残されたスニーカーの謎

尾藤は、葉留佳の部屋のクリアボックスに保管されていたものの鑑定結果を見せる。

これは、土門が7年前の事件で犯人の足跡として鑑定した限定スニーカーと一致していました。

葉留佳は真犯人に気づいていたが、何らかの理由でその証拠を隠し持っていたのです。

「あの時もっと自信を持っていれば…」土門の後悔

葉留佳の行動に気づいた土門は、自らの鑑定への自信のなさが誤認逮捕に繋がったと深く悔やみます。

それでも尾藤は「今は私たちがいる。7年前に決着をつけよう」と支え、共に再鑑定に臨む決意を示します。

凶器のバットから浮かぶ容疑者

事件当初、バットから補導歴のある少年の指紋が検出されていた。

しかし、当時はアリバイがあり、仲間とコンビニにいたとされていました。

高倉の調査で浮かぶ“もう一人の重要人物”

高倉は葉留佳の同僚刑事の話をもとに、彼女が不良少年の更生に尽力していたことを突き止めます。

中でも特に面倒を見ていたのが、三畑中学出身の土木隼人という人物でした。

事件のプロファイリングや証拠の一致から、彼が真犯人として浮上します。

土木隼人との対峙と告白

高倉に連れられた土木は、葉留佳から高卒認定取得の祝いとしてスニーカーをもらったと語ります。

しかし土門は、そのスニーカーが事件現場に残されていたものと同一だと指摘。

土木はついに、「殺す気はなかった」と事件を告白します。

事件の夜の真相とホームレスの嘘

土木は、不良仲間に強要され、人をバットで殴るよう仕向けられたと語ります。

軽く殴るつもりだったが、被害者が振り返った瞬間、思わず強打してしまい死亡させたというのです。

その場に現れた真鍋が「バットをよこせ、俺が犯人になってやる」と言い、事件は幕を閉じたのでした。

葉留佳が守ろうとしたものと、その代償

事件の後、葉留佳は土木に「警察に行こう」と訴えます。

しかし土木は、「やっと普通に生きられると思ったのに」と絶望し、叶わぬ未来に嘆きます。

葉留佳は、土木に「約束して。もう悪いことはしない」と言い、スニーカーを脱がせ、真実を闇に葬ったのです。

自首を促した西村と、その死

土門は「西村と話したい」と願う土木に、彼女が7月10日に訪ねてきた後、自ら命を絶ったことを伝えます。

彼女は、事件の被害者・相馬の息子と再会し、加害者の更生と被害者の苦しみの間で揺れていました。

最終的に、真実を再び隠した自分の行動が許せず、死によって償おうとしたのです。

土門の責任と再出発

土門は土木を法律事務所に連れて行き、相田に引き合わせます。

「7年間、ずっと隠し続けてきてすみませんでした」と謝る土木に、相田は「ご遺族に誠心誠意伝えましょう」と応じます。

ラスト、土門は自身の過ちと向き合い、再び“最後の鑑定人”として生きる覚悟を固めるのでした。

土門が科捜研を辞めた理由|誤認逮捕と信念の崩壊

土門が科捜研を辞めることになった背景には、自らの鑑定への葛藤と、「科学の正しさ」を信じきれなかった苦悩がありました。

7年前の通り魔事件での対応と、そこで生じた誤認逮捕が、彼の信念に大きな亀裂をもたらします。

本章では、科学者としての誇りと責任の間で揺れ動いた土門の心の軌跡をたどります。

証拠不十分で釈放された真鍋とバッシングの影響

事件当時、現場に残された足跡や血痕から土門は鑑定を進めていましたが、科学的に真鍋が犯人であると断定できる証拠は得られませんでした

それでも、葉留佳は真鍋の自白と状況証拠をもとに逮捕を逮捕し、土門は「科学では真鍋が犯人と断定できない」としつつも、それが絶対と言い切ることはできませんでした。

その後、真鍋は自供を覆し、証拠不十分で釈放されることに。

結果的に誤認逮捕として扱われたこの件は、葉留佳に激しいバッシングを浴びせ、彼女を退職に追い込みました。

“科学は嘘をつかない”信念の揺らぎと辞職の決断

事件をめぐるやり取りの中で、葉留佳から「科学は絶対なのか?」と問われた際、土門は答えに窮してしまいます。

この瞬間こそ、彼にとって「科学に対する信念の揺らぎ」が生まれた決定的な場面でした。

「科学は嘘をつかない」と信じていたにもかかわらず、その科学が「断定できなかった」ことで、土門は大きな挫折を味わいます。

「責任」と「信頼」の間で崩れた土門の誇り

土門は、「自らの鑑定にもっと確信を持てていれば、誤認逮捕は起こらなかった」と強く悔やみました。

科学者としての責任を果たせなかったこと、そして「信じるべきもの」を見失ったことで、彼は科捜研を去る決断を下します。

辞職は逃げではなく、自らが科学と向き合うために選んだ「答え」でした。

しかし、それは同時に、土門が「科学から一度距離を置くことで、再び真実と向き合う覚悟を固めるため」の過程でもあったのです。

『大追跡』との共通点が話題に|視聴者の声と分析

『最後の鑑定人』第4話と、同日に放送された『大追跡』との間に見られた共通点が、SNSを中心に視聴者の大きな話題となっています。

特に注目されたのが、事件解決における地理的プロファイリングの活用と、主要キャストに共通する「同業者同士の元夫婦」という人物設定でした。

一見、別々の作品に見える2本のドラマですが、核心となる構造が驚くほど重なり合っており、偶然の一致に驚く声が相次ぎました。

“地理的プロファイリング”が両作品で鍵を握る

最も話題となったのが、両作品に登場した地理的プロファイリングの手法です。

『最後の鑑定人』では、過去の通り魔事件の犯行エリアをもとに、三畑中学校の学区内に住む人物に犯人の可能性があると推定。

『大追跡』でも、放火現場から、犯人の生活圏が導き出されるシーンが描かれました。

SNSでは「この円、さっきも見たよ!」「地理的プロファイリング流行ってる?」といった投稿が相次ぎ、同日での演出被りが大きな話題に。

“同業者の元夫婦”という設定がまさかの一致

両作品で共通していたのが、主人公たちが同業でありながら元夫婦という関係です。

『最後の鑑定人』では、科捜研出身の土門と科警研の尾藤がかつて夫婦であり、現在も科学捜査に携わっています。

一方『大追跡』では、主人公である大森南朋と松下奈緒が共に刑事という立場で、こちらもかつての夫婦。

どちらも“同じ職種に就く男女が離婚し、事件を通じて再び交わる”という構造になっており、視聴者からは「元夫婦ネタ被ってる!」「まさか両方とも同業夫婦だったとは!」と驚きの反応が寄せられました。

シンクロするテーマと演出が生んだ“視聴体験”

加えて、科学・分析と人間の感情の交錯をテーマにした点でも、両作品は強く共鳴しています。

どちらの主人公も、過去の因縁と向き合いながら、職業倫理と個人の正義の間で葛藤を抱えていました。

また、物語の鍵となる“データや分析に頼るがゆえの限界”を描くことで、視聴者に深い余韻を残しました。

SNSでは「構成もテーマも似すぎ」「連続で観て気づいたらびっくりした」との声も多数上がり、無関係なはずの2作品が互いを補完するような関係として、印象づけられたのです。

『最後の鑑定人』第4話の考察と感想

第4話は、事件の真相解明だけでなく、正義とは何か、人を裁くとはどういうことかという重いテーマが突きつけられる回でした。

登場人物それぞれの「責任の取り方」が物語の軸となり、視聴者に深い問いを投げかけています。

ここでは、各場面を通じて浮かび上がる倫理的な葛藤と、視聴者の多様な反応を考察します。

葉留佳の行動は正義か隠蔽か?視聴者の複雑な反応

西村葉留佳は、真犯人・土木隼人に対して自首を促しながらも、最終的に証拠を隠し、その事実を封じました。

この行動に対して、視聴者の意見は大きく分かれました。

「更生の可能性を信じた人間味ある判断」と見る声もあれば、「刑事としての責任を放棄した行為」とする厳しい意見もあります。

結果的に彼女は命を絶つことで贖罪を果たそうとしましたが、それが正義だったのかは、視聴者一人ひとりに委ねられる問いとなっています。

“更生した加害者”に対する賛否両論の声

土木は事件後に更生し、家庭を持ち、真っ当に生きていました。

しかし、7年前の罪を抱えたままの彼に対しては、「過去は過去として許されるべき」という擁護の声と、「罪から逃げ続けた人間に未来はない」という否定的な声が拮抗しています。

特に「被害者家族の苦しみを思えば、どんな更生も帳消しにはならない」と感じた視聴者にとって、彼の存在は受け入れがたいものでもあったでしょう。

土門の責任の取り方に見る科学と人間の葛藤

科学を信じきれなかった過去と向き合い、再び「鑑定人」としての責任を全うしようとする土門の姿に、多くの視聴者が胸を打たれました。

彼は自分の鑑定が事件を解決できなかった事実を受け止め、その重みを言い訳なく背負おうとします。

「科学は嘘をつかない」という信念のもとで、人間の曖昧さや弱さと向き合いながらも、真実を追い求めるという土門の選択は、科学ドラマとしての本作の芯を成しています。

彼の姿に、「信じるべきは結果ではなく、過程と覚悟だ」と感じた視聴者も多かったのではないでしょうか。

「最後の鑑定人 第4話ネタバレ感想のまとめ

第4話では、7年前の通り魔事件にまつわる真相が明らかとなり、土門、葉留佳、土木それぞれの「責任の取り方」が問われました。

科学と人間のあいだにある真実、そして「正義」とは何かを視聴者に突きつける、シリーズの重要な回だったと言えるでしょう。

そして次回第5話では、また新たな依頼とともに、登場人物たちの内面にも揺さぶりが起きます。

第5話あらすじ|河原で見つかった女性の“他殺”を証明せよ

第5話では、土門鑑定所に都丸勇人が訪れ、河原で溺死した糸川翠の死因を再鑑定してほしいと依頼します。

警察は他殺の疑いなしと判断していましたが、都丸は、翠が過去に関わっていた仮想通貨企業の社長・室田誠治の存在に注目。

2年前、ドラッグパーティーの疑惑で事情聴取したものの証拠不十分で不起訴になった過去があり、都丸は室田の関与を強く疑っています。

“通常の検出法では出ない危険ドラッグ”と科学の挑戦

土門は尾藤に検体の再検査を依頼。尾藤は警察のキットでは検出できなかった危険ドラッグを見つけ出します。

この発見により、翠の死が単なる事故ではなく薬物関連の他殺の可能性が一気に高まります。

さらに土門は、翠の肺と胃に残された水中のプランクトンを鑑定し、彼女が死亡した正確な場所を特定しようとします。

第5話では、科学鑑定の最前線にある精密検査の世界が描かれ、スリリングな展開が期待されます。

高倉と土門の関係にも緊張が走る

物語の冒頭、土門と尾藤が元夫婦であったことを知った高倉は、離婚の原因が土門にあったのではと疑念をぶつけます。

「尾藤先生と結婚できたのに、離婚するなんて理解できない」という高倉の一言は、土門の過去と人間性に揺さぶりをかけるものとなりそうです。

科学捜査の進展と並行して、土門と高倉の関係性に生まれる変化にも注目です。

この記事のまとめ

  • 土門が科捜研を辞めた理由は誤認逮捕による信念の崩壊
  • 7年前の通り魔事件が新たな鑑定によって真相解明へ
  • 被害者と加害者、それぞれの正義と贖罪のかたちを描写
  • 「大追跡」との演出や設定の被りがSNSで話題に
  • 科学と人間の葛藤を通して土門が再起を果たす物語
  • 証拠隠蔽と更生を巡る視聴者の賛否が交錯
  • 葉留佳の死がもたらす感情の余韻と責任の問い
  • 次回は薬物関連の他殺事件が新たな焦点に
  • 土門と高倉の関係性にも変化の兆し

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