2025年10月6日よりフジテレビ月9枠でスタートした新ドラマ『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』。
初回となる第1話では、沢口靖子さん演じる新主人公・二宮奈美が情報犯罪に立ち向かう姿が描かれ、放送直後から話題を呼んでいます。
本記事では、第1話のストーリー展開をネタバレありで紹介しつつ、二宮奈美(沢口靖子)の年齢設定に関する疑問点や、桜木泉の名前が登場した衝撃のラストについても考察します。
さらに、第2話のあらすじと注目ポイントも紹介していますので、『絶対零度』の最新情報を押さえておきたい方は必見です。
- 『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』第1話のあらすじ
- 二宮奈美(沢口靖子)の年齢設定に対する視聴者の反応と考察
- 桜木泉の着信が意味する伏線と第2話の見どころ
「絶対零度」第1話あらすじ|DICTが挑む情報犯罪の闇
『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』の新章が幕を開け、記念すべき第1話では“情報犯罪”と“少年による闇バイト”という現代的テーマが絡む事件が描かれました。
新主人公・二宮奈美(沢口靖子)を中心に、新設組織「DICT」の活躍が本格始動。彼らがどのように事件と対峙していくのか、その姿勢とチームの構成も明らかになります。
ここでは物語の流れをシーンごとに整理しながら、振り返ります。
DICTとは?警察と政治がタッグを組んだ新チーム
舞台は、総理・桐谷杏子(板谷由夏)と内閣官房副長官・佐生新次郎(安田顕)の指揮のもと発足した、情報犯罪特命対策室「DICT」。
DICTは、特殊詐欺やサイバーテロなど高度化する情報犯罪に対抗するため、各分野のエキスパートを集めた組織です。
奈美は、地域住民に寄り添う現場警察官としての経験を活かしてこのチームに参加しますが、机上の理論で進めようとする上層部との意見の違いに悩まされていきます。
特殊詐欺の現場に潜む新たな犯罪の兆し
老婦人・真田富貴子(梅沢昌代)が特殊詐欺の被害に遭いそうになります。
富貴子は詐欺の電話に冷静に対応し、警察に通報しますが、奈美は「一度狙われた人は何度も狙われる」という現場感覚を持ち、再度の警戒を訴えます。
ところが室長・早見(松角洋平)に「それは業務外だ」と拒まれ、奈美の思いは届きません。
防げなかった強盗事件と怒りに燃える奈美
奈美の懸念は的中。警備が手薄になったタイミングで、富貴子は4人組の少年による強盗に遭い、重傷を負ってしまいます。
この事件を受け、奈美は怒りを露わにし、室長に抗議。そこにやって来た内閣官房副長官・佐生新次郎(安田顕)に「特殊犯罪を全部捕まえることは無理だ」と考えを否定される。
富貴子の家の防犯カメラ映像から1人の少年・高山蓮(奥智哉)を特定します。
彼のスニーカーを記憶していた奈美の観察力は、警察官としての鋭さを証明するものでした。
少年グループの追跡と未然に防がれた犯行
DICTメンバーは連携して、蓮が所属する少年グループの行動パターンを分析。スマホ解析、位置情報、犯行の傾向などを精査し、次の強盗が今夜起こることを突き止めます。
3人組は現場近くで確保。残る蓮ら2人は、富裕層が住む住宅街で行動を開始しようとした瞬間、奈美が現場に駆けつけて逮捕。
ここでの奈美の走る姿、そして現場での対応力は、60代とは思えないアクションシーンとして視聴者に強い印象を残しました。
蓮への取り調べと、奈美の真意
取り調べ室で、蓮は「家族を守るためだった」と語ります。
しかし奈美は「甘えないで。あなたは被害者ではなく加害者よ。私は許さない」と断言。
この強い言葉は、少年の心を突き動かし、涙を流す蓮に「母はあなたの帰りを泣きながら待っていた」と語りかけます。
家族愛と罪の意識、そして奈美の信念が交錯する名シーンでした。
DICTの苦悩と政権の思惑
一連の事件解決の中で、DICTは実行犯は逮捕できたものの、背後にいる“指示役”には届いていません。
そのことから、佐生副長官は「DICTの存在意義はどこにあるのか」と疑問を呈します。
奈美は「目の前の人を守れないチームに意味はない」と反論。ここに国家レベルの捜査と、個人に寄り添う警察の視点の対立が表れます。
「桜木泉」の着信──旧シリーズとの接続
資料を調べている山内徹(横山裕)のスマホに「桜木泉」からの着信履歴が映り出されます。
かつての主人公・桜木泉(上戸彩)はどこにいるのか?
このワンカットにより、『絶対零度』シリーズの過去と現在が繋がった瞬間でした。
歩く奈美と佐生、未来への布石
ラストシーンでは、事件後に歩く奈美と佐生が再会します。
奈美は「あなたが正しかった」と認めつつも、「情報犯罪は犯人の顔が見えない」と苦悩をこぼします。
佐生は「私は常に顔の見えない相手と闘ってきた」と静かに返答し、公用車に乗って去っていきます。
佐生に何か狙いがある終わり方でした。
桜木泉の着信は復活の伏線か?視聴者騒然の終盤演出
『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』第1話の終盤、シリーズファンをざわつかせる衝撃の演出がありました。
それが、山内徹(横山裕)のスマホに突如として映し出された「桜木泉」からの着信履歴です。
姿こそ現れなかったものの、名前だけの登場でありながら、その意味するところは非常に大きく、SNSを中心に大きな話題を呼びました。
山内徹のスマホに“泉”の名前が──旧シリーズの記憶が蘇る
着信が表示されたのは、事件解決後のごくわずかな瞬間。
この着信は…!!#絶対零度 ただいま放送中🚨 pic.twitter.com/zyCTbySa9m
— 絶対零度 〜情報犯罪緊急捜査〜【公式】 (@zettai_0_jouhan) October 6, 2025
山内のスマホ画面には「桜木泉」のフルネームがはっきりと表示され、明らかに演出としての“意図”が込められていることがわかります。
桜木泉は、シリーズ第1期・第2期の主人公であり、演じたのは上戸彩さん。
つまり、このワンカットは過去シリーズを視聴してきたファンに対し、「泉はまだ物語の中に存在している」と示唆するサプライズだったと言えるでしょう。
ファンの間で高まる“再登場”の期待
この演出に対して、X(旧Twitter)などでは
- 「泉からの着信に鳥肌!」
- 「まさかの上戸彩再登場フラグ?」
- 「桜木泉、また観られるのか…?」
といった投稿が相次ぎました。
実際に泉本人の姿は登場していませんが、その名前が出てくるだけで過去シーズンを知るファンにとっては大事件です。
また、今回のシーズンは「情報犯罪」をテーマにしており、失踪やデジタルな痕跡といった要素とも相性が良いため、泉の“再浮上”は自然な流れとして組み込まれている可能性があります。
本格登場の可能性は?“匂わせ”だけでは終わらない予感
この着信が単なる演出なのか、それとも再登場の前触れなのかについては、まだ明言されていません。
しかし、フジテレビの月9枠という大型企画である以上、シリーズの歴史を意識したキャスティングやストーリー展開が用意されている可能性は十分にあります。
仮に登場が叶わなかったとしても、泉の過去が今の事件とどう絡むのか──そのバックグラウンドだけでも描かれれば、物語の厚みが増すはずです。
そして何より、この着信が山内徹に対して届いたという点にも注目が集まっています。
山内のスマホに着信が来たということは、泉がただの過去の人物ではなく、「今この瞬間に、物語と繋がっている存在」であることを暗示しています。
今後の物語で、桜木泉がどのように再び“関与”してくるのか──まさに大注目ポイントです。
二宮奈美の年齢設定に違和感?実年齢とのギャップを検証
第1話放送後、SNSやドラマファンの間でひそかに話題となっているのが、沢口靖子さん演じる主人公・二宮奈美の「年齢設定の違和感」です。
沢口さんの実年齢は2025年時点で60歳。しかし、ドラマ内の奈美の行動や役職からは、もう少し若い印象を受けた視聴者が多かったようです。
ここでは、作中の描写や発言、スタッフインタビューなどをもとに、二宮奈美の年齢設定の妥当性や視聴者が抱くギャップの理由を検証していきます。
公式では年齢非公開?経歴とセリフから“逆算”する
フジテレビ公式サイトをはじめ、ドラマの番組情報には二宮奈美の年齢は明記されていません。
しかし、第1話で語られた経歴やセリフをもとにすると、おおよその年齢が推測できます。
- 40歳で刑事研修を受け、そこから本格的に刑事としてスタート
- その後、生活安全課で少年犯罪に携わる
- 現在はDICT所属で、チーム内最年長
この経歴を踏まえると、奈美の年齢は50代前半〜半ば程度が現実的なラインと考えられます。
しかし、富貴子(梅沢昌代)との会話の中で「娘と同じくらいの年齢」と言われていたことから、奈美が40代後半である可能性もあります。
視聴者が「無理がある」と感じる3つの理由
このような背景から、SNSでは「年齢設定に違和感がある」といった声が多く見られました。
その主な理由は以下の3点です。
- 走り回るシーンが多すぎる:病院や事件現場への移動も徒歩やダッシュ。特に夜のランニングシーンでは「還暦に無理させるな…」と話題に。
- 若々しいアクション演出:少年を腹パンするなど、かなりのフィジカルを要求される演出が盛り込まれており、年齢と結びつかない印象を与えました。
- 他キャストとの対比:DICTの他メンバーが30代以下の若手揃いであるため、より奈美の年齢が強調されてしまう構造になっていました。
視聴者の目線から見ると、「60歳の沢口靖子がやるには少しオーバーすぎるのでは」という感覚が生まれたようです。
“設定の矛盾”ではなく“演出の意図”として受け取るべき?
ただし、この違和感は設定ミスや演出ミスではないと見ることもできます。
制作サイドとしては、沢口靖子というベテラン俳優に“これまでにない役柄”を与えることで、「新しい沢口靖子像」を提示したかったのではないでしょうか。
実際、沢口さん自身もインタビューで「アクションにも挑戦した」と語っており、走る・怒る・歌う・戦うという新しい刑事像に真剣に取り組んでいることがうかがえます。
また、奈美というキャラクターは“実年齢”よりも「刑事としての情熱や行動力の象徴」として描かれており、あえて年齢を曖昧にすることで、視聴者に先入観を持たせない狙いもあるのかもしれません。
つまり、年齢にとらわれず“奈美という人物の信念”を見てほしいというメッセージが込められているとも解釈できます。
とはいえ、今後さらにアクションや過去の経歴が描かれる中で、年齢とキャラ設定に矛盾が生じないよう、より丁寧な描写が期待されます。
「絶対零度」第1話感想|沢口靖子の激ツヨ演技が話題
『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』第1話は、初回から多くの視聴者の心をつかむ展開となりました。
特に注目されたのが、沢口靖子さん演じる主人公・二宮奈美の“激ツヨ”刑事っぷりです。
これまでのシリーズにはなかったテイストも多く、初見でもファンでも楽しめるスタートになったと言えるでしょう。
「走る・歌う・殴る」沢口靖子が見せた新境地
これまで『科捜研の女』で知的で冷静なイメージが定着していた沢口靖子さん。
しかし今作では、走る!叫ぶ!殴る!歌う!と、まさに真逆のアグレッシブなキャラクターで登場しました。
特に、逃走しようとする少年に腹パンを食らわせて制圧するシーンでは、SNSでも「マリコさんじゃない!」「アクションすごい!」と驚きの声が多数。
さらに病室での突然の熱唱シーン──Vaundyの「怪獣の花唄」を歌う場面では、「まさか沢口靖子が歌うとは」と、意外性のある演出に話題が集中しました。
シリーズ未視聴でも楽しめるテンポと現代性
今作から『絶対零度』を見始めた視聴者にも好意的な感想が多く見られました。
その理由は、1話完結型のストーリー構成に加え、“特殊詐欺”“闇バイト”といった身近なテーマを扱っていた点にあります。
現代社会のリアルな恐怖や、情報犯罪の巧妙さが描かれており、サスペンスとしての緊張感もしっかり感じられました。
また、黒島結菜さん演じる清水紗枝のハッキングやデータ解析といった“今どきの捜査手法”が物語に組み込まれている点も、若年層の視聴者に刺さったようです。
SNSの反応は好意的多数!ただし演出に賛否も
X(旧Twitter)などSNS上では、第1話の感想がリアルタイムで投稿されました。
- 「沢口靖子がめっちゃ走っててびっくり!」
- 「シリーズ知らなくても楽しめた。テンポいい」
- 「奈美さん激ツヨでかっこいい…」
一方で、「走るシーン多すぎない?」「年齢的にちょっと違和感あるかも」という声も散見され、アクションシーンの頻度と年齢ギャップに戸惑う視聴者もいたようです。
それでも全体としては「今までにない沢口靖子が見られて嬉しい」「シリーズのファンにも新鮮」と肯定的な感想が大半を占めており、
“新章スタート”として十分すぎる好発進だったと言えるでしょう。
「絶対零度」第1話の総まとめと第2話の注目ポイント
『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』第1話は、新キャラクターと新たなテーマを掲げたシリーズの“再始動”として、見応えのあるエピソードでした。
現代社会の脅威である情報犯罪をテーマに据え、登場人物たちの信念や葛藤を交えながら、濃密な1時間を描き切った印象です。
ここでは、あらためて第1話の見どころを振り返りつつ、次回・第2話で注目すべきポイントを整理します。
第1話の注目ポイント3選
- 沢口靖子のアクション演技と“激ツヨ”刑事・二宮奈美の誕生
──これまでのキャリアイメージを覆すアグレッシブな主人公像が話題に。 - 少年による闇バイト犯罪と“加害者と被害者の狭間”に迫る視点
──社会的テーマ性が強く、視聴者の心に問いを投げかける内容だった。 - 「桜木泉」からの着信というシリーズファン歓喜のサプライズ
──過去シリーズとの繋がりを匂わせるラストが、今後の展開への興味を大きく引き上げた。
第2話あらすじ|ロマンス詐欺事件と咲希の謎
第2話では、SNS型ロマンス詐欺をテーマにした事件にDICTが挑みます。
佐生新次郎(安田顕)は、昨年度の被害総額が1270億円超にのぼるという事実を受け、DICT室長・早見浩(松角洋平)に「絶対に取り逃すな」と厳命。
奈美は掛川啓(金田哲)と共に、被害者・芝田(星田英利)を訪問。
芝田はマッチングアプリで出会った“アメリカの軍医・エマ”に送金しており、巧妙な感情操作による被害に遭っていました。
DICTメンバーが金の流れやアプリ情報を追う中、唯一国内名義の中継口座が浮上。
その口座名義人は、スーパーで働く女性・橋本咲希(桜井玲香)。
奈美が問いただしても咲希は否定しますが、表情のわずかな変化から奈美は何かを感じ取ります。
同僚・藤井遥香(菜葉菜)やスーパー店長の話から、咲希が休憩中に“恋人”と頻繁に連絡を取っていたことが明らかに。
被害者なのか、それとも加害者なのか──DICTはこの微妙なラインを慎重に捜査していきます。
第2話の見どころと注目ポイント
- 現実味あるロマンス詐欺の描写
──「恋愛感情の裏に仕組まれた犯罪」という現代の落とし穴を鋭く描きます。 - 奈美の“違和感察知”力が冴える
──第1話でも光った“観察力”が、今回も核心に迫るカギとなりそうです。 - DICTのチーム捜査が本格化
──南方・田辺・清水らの専門的な解析と、奈美・掛川の足を使った捜査が融合。 - 咲希は操られているのか、自ら関与しているのか?
──若い女性が巻き込まれる構造に、視聴者も答えを見極めながら視聴する形に。
また、「桜木泉の着信」のその後が描かれるのかも注目ポイントのひとつです。
単なる匂わせではなく、物語の根幹に関わる存在として再び浮上するのか──シリーズファンにとっては見逃せない要素となっています。
第2話では、「表と裏の感情」や「信じたい気持ち」が犯罪にどう利用されるかがテーマになりそうです。
DICTが感情の迷路をどう読み解いていくのか、心理戦の側面にも注目です。
- 第1話は少年による闇バイト事件を描写
- 二宮奈美(沢口靖子)の年齢設定に賛否
- 桜木泉の着信演出が話題に
- 沢口靖子のアクション・歌唱シーンが新鮮
- 第2話はSNS型ロマンス詐欺がテーマ
- 橋本咲希の“表情の違和感”が事件の鍵に
- DICTの連携捜査が本格化
- 桜木泉の再登場が今後の焦点に
コメント