2025年10月7日からTBS系でスタートした話題のドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』。
本作は、料理をきっかけに“価値観のズレ”と向き合う男女の再生ストーリーであり、初回から視聴者の間で「リアルすぎて刺さる」「見ていてツラいのに面白い」と大きな反響を呼んでいます。
中でも注目されているのが、竹内涼真が演じるモラハラ気質の“勝男”という男。
ネット上では「地雷男すぎてムカつく」「なのに憎めない」「竹内涼真じゃなかったら無理」といった声が多数上がっており、その“イラつくのに目が離せない”キャラクター性が物語の大きな魅力となっています。
本記事では、第1話のあらすじをネタバレ付きで紹介しながら、竹内涼真“勝男”がなぜここまで話題になっているのかを視聴者の感想やSNSの反応をもとに考察します。
さらに、今後の展開で注目すべきポイントや、変化し始めた登場人物たちの関係性についても詳しく解説していきます。
- ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』第1話の詳しいあらすじ
- 竹内涼真が演じる“勝男”がモラハラでも憎めない理由
- 視聴者の感想やSNSの反応、第2話の注目ポイント
第1話のあらすじを振り返り
第1話は、価値観のズレから恋人に振られた男が、初めて料理に向き合うことで自分の過ちに気づいていく物語です。
“完璧な男”を自称する勝男が、料理を通して打ち砕かれ、変わろうとする姿は、多くの視聴者に共感と笑い、そして反省を与えました。
そしてラストには、物語の今後を大きく揺るがす再会が、静かに、でも強く描かれています。
価値観が凝り固まった男・勝男の「日常」
都心で働くビジネスマン・海老原勝男(竹内涼真)は、「女の幸せは、家で料理を作って愛する人の帰りを待つこと」と信じる典型的な亭主関白男。
同棲中の彼女・山岸鮎美(夏帆)の手料理を毎晩当然のように食べており、特に筑前煮がお気に入り。
しかし「しいて言うなら、おかずが茶色すぎるかな」と無神経な“感想”を繰り返す日々を、2人は何事もないかのように過ごしていました。
突然の別れ:完璧なプロポーズのはずが…
そんなある日、勝男は入念に準備を重ね、完璧なプロポーズを実行。
しかし、鮎美の返答はまさかの「無理」。
動揺する勝男に対し、鮎美は「わかってほしいとも、もう思わないかな。最近ずっと考えてて、別れたいの」と決意を込めて別れを告げるのです。
理由が理解できない勝男は、どこで自分が間違ったのかすらわからないまま、打ちひしがれます。
料理に挑む勝男:筑前煮を自分で作ってみる
会社の後輩からの提案で、勝男は鮎美の筑前煮を自分で作ってみることに。
しかし、簡単にできると思っていた料理は、想像以上に複雑で時間も手間もかかり、レシピ通りに進めても思うようにいきません。
初めての“料理の大変さ”に直面し、勝男は料理への認識を少しずつ変え始めます。
めんつゆ事件と白崎との衝突
職場で料理好きの後輩・白崎ルイ(前原瑞樹)の弁当を見た勝男は、「彼女が作ってくれないの?」「めんつゆって手抜きじゃん」とまたも決めつけ発言をします。
これに対し、白崎は「めんつゆの材料って知ってます?」「そうやってバカにしてるけど、知らないでしょ」と強く反発し、その場を立ち去ります。
手作りめんつゆで気づく“対話”の大切さ
帰宅した勝男は、気になってめんつゆを一から手作りしてみることに。
丁寧にだしを取り、煮詰める作業を経て完成しためんつゆに「うまい!」と満足。
翌日、勝男は白崎を誘い、外で手作りめんつゆのそうめんを一緒に食べるランチをセッティングします。
「俺の弁当もどうぞ」と白崎に差し出され、素手でエビフライを食べた勝男は「サクサクだ!」と笑顔に。
2人は互いに謝罪し、笑い合いながら“食を通じて対話が生まれる”場面が描かれます。
もう一度、筑前煮に向き合う
白崎とのやり取りを経て、勝男は再び筑前煮を作ります。
そして余った煮物を冷蔵庫に入れようとしたその時、奥にあった腐った筑前煮に気づきます。
それは、鮎美が以前作ったものでした。
部屋を見回しながら、勝男は彼女が自分にかけてくれた時間と労力の重さをようやく理解し、「鮎美、ごめん。俺、変わりたい」と涙を流します。
物語の転機:偶然の再会
勝男は白崎と一緒に酒を飲みながら、酔っ払い、鮎美への未練たっぷりの本音を語ります。
一方その頃、別の席では髪をピンクに染めてテキーラをあおる鮎美の姿が。
「テキーラ最高!」と自由を楽しむ彼女は、明らかに勝男といた頃とは違う表情。
そして最後、トイレに立った勝男と鮎美の視線が交差するところで第1話は終了します。
竹内涼真が演じる“勝男”が憎めない理由とは?
ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』第1話では、主人公・海老原勝男を演じる竹内涼真の演技が視聴者の間で大きな話題となりました。
古臭い価値観を振りかざす“痛い男”を、嫌われすぎず、それでいてリアルに感じさせる表現力が高く評価されています。
では、なぜ竹内涼真が演じる勝男が「ハマり役」「憎めない」と絶賛されているのか、その理由を深掘りしていきます。
“モラハラキャラ”なのに嫌われない絶妙なバランス
勝男は、「料理は女が作るもの」「めんつゆは手抜き」といった発言を連発し、完全に“地雷男”なキャラクターとして描かれます。
しかし、竹内涼真はこの役を、どこか憎めない“無自覚な男”として表現。
視聴者からは「イライラするけど、なんか笑っちゃう」「リアルにいそう」「腹立つけど可愛い」といった声が多く見られました。
絶妙な塩梅で“ウザさ”と“哀愁”を同居させる演技が、視聴者の心に刺さったのです。
キャラクターに“成長の余白”を与えた表現力
もし勝男が終始「どうしようもない奴」として描かれていたら、共感も支持も得られなかったでしょう。
竹内涼真は、料理の大変さを知って涙する場面や、白崎に素直に謝る場面など、人としての変化と気づきを丁寧に表現しています。
そのため、視聴者は「この人は変わるかもしれない」「ちゃんと反省してる」と未来に期待を抱き、応援したくなるのです。
コミカルさと人間味を兼ね備えた演技が光る
エビフライを素手でつかみ「サクサクだ!」と喜ぶ場面や、酔っぱらって未練タラタラになる姿など、ユーモアを交えながらも“情けなさ”がにじむ芝居は見事でした。
シリアスとコミカルの振れ幅が大きいこの役柄を、竹内涼真は自然に演じ切り、キャラクターに深みを与えています。
視聴者の“ツッコミたい気持ち”を代弁する存在に
勝男のような「ズレた男」は、現実にも存在します。
しかし、そのズレが可視化され、変化していく姿を見せてくれることで、視聴者は自分の中の“もやもや”を浄化できるのです。
「こんな男いる」「昔の自分に似てる」といった声が出るのも、竹内涼真の演技がリアリティを持っていた証拠でしょう。
“完璧なイケメン”からの脱却が新鮮だった
これまで爽やかな役柄の多かった竹内涼真が、あえて“ウザいモラハラ男”という真逆のキャラに挑戦したことも、話題になった一因です。
「こういう役もできるんだ」「意外にピッタリ」「役にハマってる」といった肯定的な声が多数あり、役者としての幅を感じさせました。
嫌われ役を魅力的に見せられるのは、確かな演技力があってこそ。その実力を証明した初回だったと言えるでしょう。
勝男に対するSNSの反応・感想まとめ
ドラマ第1話放送後、SNSやコメント欄では勝男というキャラクターに対する感想が多数投稿され、賛否入り混じる中でも注目度の高さがうかがえました。
特に目立ったのは、「イラつくけど憎めない」「絶妙にリアル」といった声で、視聴者の多くが複雑な感情を抱きつつも、物語に引き込まれている様子が見受けられます。
以下に、視聴者のリアルな反応をテーマ別に整理して紹介します。
「ウザいけど可愛い」:視聴者の複雑な共感
勝男の振る舞いには、多くの人が「うわ、こういう男いるわ」と感じつつも、「ちょっと笑っちゃう」「なんか放っておけない」といった感想も。
特に、「めんつゆ手抜き」発言や、素手でエビフライを食べるシーンなどが話題となり、“ウザさ”と“無邪気さ”が絶妙に混在している点が注目されています。
コメント欄には、「憎めないウザ男」「嫌なヤツなのにちょっと可愛いのズルい」などの声が並びました。
「地雷踏みまくり」:炎上すれすれのギャップキャラ
ネット上では、「全部の地雷を踏みまくってるw」「こんな男いたら無理」といった強めの反応も見られました。
しかし、それらのコメントの多くが、“リアリティのある描写”へのツッコミであると同時に、キャラとしての魅力を感じている証でもあります。
「こういうタイプ、マジでいる」「現代の恋愛観とのズレが面白い」といった意見も多く、炎上ではなく“共感ツッコミ型”として機能していました。
「うちの旦那に見せたい」:現実と重なる問題提起
「勝男みたいな人、身近にいる」「うちの旦那に見せたい」という声が複数あり、ドラマが視聴者の日常とリンクしていることが分かります。
単なるフィクションではなく、“今の社会に本当にある価値観のズレ”として捉えられているからこそ、勝男の存在がリアルに刺さるのです。
あるコメントでは「男女どちらも観るべきドラマ」「自分も勝男みたいなこと言ってたかも」と、反省や自己投影の声も見られました。
「竹内涼真の演技が上手すぎてイライラする」:高評価の裏返し
視聴者の一部からは、「あまりにムカつくから演技がうまいってこと」「竹内涼真じゃなかったら嫌悪感で見るのやめてたかも」といった意見も。
イライラする=演技が刺さっている証拠として、多くの人が竹内涼真の演技力を再認識した様子です。
「役にピッタリすぎ」「良い意味でイラつかせてくる」「イケメンなのに情けない演技もできるのすごい」と、ギャップと技術を評価する声が相次ぎました。
第2話の注目ポイントと今後の見どころ
第1話ラストで偶然すれ違った勝男と鮎美。
第2話では、2人の「変化のきっかけ」がそれぞれの視点から描かれ、物語が本格的に動き出します。
特に鮎美が勝男と別れようと決意した理由が丁寧に描かれる点は、今後の展開を理解するうえで非常に重要なポイントとなります。
気づかれない存在:髪を変えても気づかない勝男
久々に勝男と同じ空間にいた鮎美ですが、彼は髪色が変わった鮎美に全く気づかず、勝男に唖然します。
その瞬間、鮎美は「やっぱりこの人とは無理だった」と、再確認することになるかもしれません。
この“すれ違い”が、第2話全体の感情的なベースとなっています。
別れの決断へと導いたのは渚との出会い
回想として描かれるのが、美容室での渚(サーヤ)との出会い。
「好きなものは何?」というシンプルな問いに、鮎美は何も答えられません。
そこではじめて、自分が「どうしたら好かれるか」ばかりを考えて生きてきたことに気づくのです。
この出来事が、勝男と別れる決意を後押しした、象徴的なきっかけとして描かれます。
「自分の人生」を歩き始めた鮎美と、ミナトとの出会い
勝男と別れてから、鮎美は少しずつ新しい世界に足を踏み入れていきます。
そんな中で出会うのが、酒屋の店員・ミナト(青木柚)。
ふとした会話から始まるこの出会いが、鮎美の中にある“本音”を引き出していく存在となりそうです。
恋愛ではなく“自己発見”としての出会いに注目したいところです。
勝男の価値観はどこへ向かうのか?
一方の勝男は、未だに鮎美への未練を断ち切れず、悶々とした日々を送っています。
後輩の南川(杏花)からマッチングアプリを勧められても拒否し、「そんなところに鮎美はいない」と言い放ちます。
しかし、価値観の違いから口論になった後、何かの拍子でアプリに対して少しずつ興味を抱き始める描写もあり、今後の心の変化に期待が持てます。
“変わるきっかけ”は人それぞれに訪れる
第2話では、鮎美と勝男がそれぞれ別々の場所で、異なる方法で「自分自身を見つけ直そう」としています。
誰かの言葉、行動、そして無関心さが人を変える――そんな人間関係のリアルさが本作の大きな魅力です。
次回以降、2人が再びどう交差していくのか。変わるのは勝男か、鮎美か、あるいは2人ともなのか。今後の展開から目が離せません。
ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」第1話まとめと今後の期待
第1話では、男女の価値観のズレ、気づかぬうちに生じていたすれ違いが、料理をきっかけに徐々に浮かび上がっていく様子が丁寧に描かれました。
勝男の“不器用すぎる成長物語”としても、鮎美の“自分らしさを取り戻す旅”としても見応えがあり、視聴者の共感と反省を同時に呼び起こす内容となっています。
今後は、渚との出会いで変わり始めた鮎美、勝男に訪れる価値観の転換点、そしてミナトという新たな人物との交差が、物語をさらに深くしていくでしょう。
料理は、ただの“家庭の営み”ではなく、人と人をつなぎ直す手段でもある──そんなテーマが、今後どのように展開されるのか、期待が高まります。
価値観がぶつかり合い、変わっていく現代の恋愛ドラマ。次回もきっと、胸に刺さる何かが待っているはずです。
- 第1話は料理を通して価値観のズレに気づく物語
- 竹内涼真演じる“勝男”はウザいのに憎めないと話題
- めんつゆや筑前煮が象徴する思いやりと成長
- SNSでは「リアル」「旦那に見せたい」と反響多数
- 第2話は鮎美が別れを決意した本当の理由が明らかに
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