日本テレビ系ドラマ『良いこと悪いこと』第6話では、委員長・小林紗季の過去と真意がついに明かされ、物語は新たな局面へと突入しました。
本記事では、第6話のあらすじを丁寧に振り返りつつ、委員長は連続殺人事件に無関係なのか、ちょんまげに迫る“5人目の犠牲者フラグ”の真相についても考察を交えてご紹介します。
衝撃的な展開が続く中、「良いこと」と「悪いこと」の境界線がますます曖昧になるドラマの本質に迫ります。
- ドラマ「良いこと悪いこと」第6話のあらすじ
- 委員長・小林紗季の過去と復讐の動機
- ちょんまげに浮上する5人目の犠牲者フラグの真相
『良いこと悪いこと』第6話ネタバレあらすじ|委員長の復讐と園子への怒りが交錯する
ドラマ『良いこと悪いこと』第6話では、学級委員だった小林紗季(委員長)の内に秘めた過去の嫉妬、現在の復讐心、そして罪の意識が次第に明らかになっていきます。
物語は、彼女が“正しいこと”を信じて行ってきた行動が、周囲を巻き込む大きな波紋を呼ぶ展開に。
まずは第6話のストーリーを振り返ります。
小学校時代の委員長の嫉妬と「閉じ込め事件」
物語は6年1組時代、クラス委員を決めるシーンから始まります。
周囲がキング(高木将)を推す中、キングは「俺より小林がいい」と発言し、紗季が学級委員長に選ばれます。
ある日、紗季が注意した落書きには、キングと園子の相合傘が描かれており、彼女の心には嫉妬が芽生えます。
その後、園子のペンケースを体育倉庫に隠し、閉じ込めるという事件が発生。
園子を閉じ込めたのが紗季であることが明らかになりました。
閉じ込められた園子に対して、外からは「中にいるのはどーのこだ」と男子たちが叫ぶきっかけとなり、園子のトラウマに発展したのです。
現在に続く人間関係の亀裂と園子への炎上
園子が出社すると、ライバル週刊誌が「同級生連続殺人の容疑者」として園子を報道。
SNSでは名前が拡散され、陰口、隠し撮りと世間からのバッシングが激化します。
自宅まで記者に追われた園子は、過去のいじめ体験がフラッシュバック。
そんな中、紗季から電話を受け、彼女の家に身を寄せることになります。
園子は「会社から反論記事を書けと言われている」と紗季に相談。
紗季は「正しいことをしよう。加害者がいなければ被害者もいなかった」と背中を押します。
園子への告白と紗季の秘められた怒りの本質
スナック・イマクニに集められたキング、ターボー、ちょんまげに、園子と紗季が合流。
園子は反論記事を書けばいじめの過去も公表することになると語り、キングも「俺らがいじめてたのは本当」と認めます。
しかし園子は「反論記事は書かない」と決意。
「正しいより、面白い方を信じるのが今の世間」「向き合うべきは事件と仲間」と語ります。
紗季はキングの会社を再訪し、過去に犬を助けたエピソードを交えて、キングの変化に触れ、園子とデートすると言って出ていきます。
一方、松井は元編集長を追っており、記事の情報提供者を東雲に報告。
東雲から、「週刊誌記事の情報提供者は紗季だった」と聞かされたキングたちは衝撃を受け、園子が危険だと察知し彼女の元へ向かいます。
復讐の告白と涙の対峙、そして第4の犠牲者
紗季は園子を墓へ連れて行き、「ここに弟がいる」と語ります。
園子が記者時代にスクープした薬物事件の記事に、無関係の弟・小林春季の写真が使われた結果、自殺していたのです。
「被害者ヅラしてるけど、加害者はあんた」と紗季は園子に詰め寄り、ナイフを向けます。
しかし、泣きながらナイフを落とし、その場に東雲・キング・ターボー・ちょんまげが駆けつけます。
雨の中、キングが紗季に傘を差し出す静かなシーンが印象的でした。
一方、園子が警察に呼び出されると、宇都美刑事が「亡くなったのは4人」と告げます。
最後に明らかになったのは、失踪していた大谷先生の遺体が凍死状態で発見されていたという新事実。
物語は、次なる犠牲者と黒幕の存在へと動き出していきます。
委員長と連続殺人事件は無関係?

第6話では、小林紗季(委員長)が抱える過去の怒りと“正義感”が明らかになり、物語の緊張が一気に高まりました。
彼女がなぜ園子に対して執拗な態度を取っていたのか、そしてその動機が明確になることで、視聴者の間でも「紗季が黒幕では?」という疑念が急浮上しました。
しかし、その復讐劇と連続殺人事件との因果関係には明確な線引きが存在しているようにも描かれています。
情報を週刊誌に売ったのは委員長だった
物語序盤、園子が「同級生殺人事件の容疑者」として報じられた週刊誌記事が世間を騒がせます。
その情報提供者が紗季であったことは、中盤で東雲からターボーたちに明かされ、キングたちを大きく動揺させます。
紗季は自ら録音データを持って元編集長と接触し、記事に繋がる情報を提供していたのです。
これは、記者として活動していた園子に対する“ある復讐”を遂げるための行動でした。
復讐の理由は弟の死にあった
物語のクライマックス、紗季は園子を弟の墓前に連れて行き、驚くべき事実を打ち明けます。
かつて園子が記者として手がけた大学サッカー部の薬物事件スクープ。
その記事には無関係だった紗季の弟・春季の写真が掲載され、世間から誤解を受けた末に自殺していたのです。
紗季は「弟は無実だった。加害者ではなかった」と何度も訴えながらも、園子が加害者であると断定。
激しい感情の末にナイフを向けるものの、涙ながらに手を離します。
紗季の暴走は「連続殺人」とは無関係の描写
園子を襲おうとした行為は「個人的な復讐の暴走」であり、3件の殺人事件とは別軸で描かれています。
実際、第6話の時点で明らかになっている殺害された3人は、園子をいじめていたメンバー。
一方で、紗季の動機は弟を死に追いやった園子への私的な怒りであり、他のメンバーには興味を示していません。
この違いから、視聴者の間でも「委員長は黒幕ではない」「動機が個人的すぎる」という意見が多く見られています。
視聴者も「無関係では?」と感じた展開
ネット上では、「委員長が怪しいと思っていたけど、完全に別の理由だった」「白の展開!?」という声が多数上がりました。
「弟のためだったと知って胸が苦しくなった」「でも、殺人犯ではないと思う」
実際に、紗季は園子を追い詰めたものの殺害には至らず、警察にも「しばらく入ってもらうことになる」と説明されているに留まっています。
それにより、紗季=犯人説は一度否定された形となり、物語は次の“真犯人”の手がかりへと移行するでしょう。
ちょんまげが5人目の犠牲者?

第6話のラストでは、これまでの犠牲者たちと同じく6年1組の元同級生である“ちょんまげ”こと羽立太輔に、新たな危険が迫っていることが描かれました。
彼の行動や発言、持ち物の描写から「次の犠牲者はちょんまげでは?」という不穏な予感が視聴者の間で高まっています。
では、なぜ彼が次の標的になり得るのか、その背景を整理していきます。
ちょんまげがナイフを所持していた理由
エピソード終盤、ちょんまげがリュックの中に小型ナイフを忍ばせていたことが描写されました。
これは明らかに日常的なものではなく、目的意識を持って準備されたと考えられます。
ちょんまげは、ネット掲示板「鷹里小の森」で接触していた“博士”という人物と会う約束を交わしており、ナイフの所持はその人物に対して「自分の手で何かを終わらせよう」という覚悟の現れとも受け取れます。
博士との接触と危険なフラグ
博士とちょんまげは過去に掲示板を通じて交流があり、現在も唯一その関係が継続している様子が描かれています。
博士からの「キングたちには会いたくないけど、ちょんまげなら会ってもいいよ」というメッセージを受け取り、ちょんまげは単独で博士に会いに行く決意をします。
しかしその行動には、「逃亡の準備」のように大荷物を背負い、まるで片道切符の旅にも見える異常さが伴っていました。
こうした描写から、彼が“殺しに行く”あるいは“殺されに行く”展開が浮かび上がります。
「僕のせいだから終わらせないと」発言の意味
第7話の予告編では、ちょんまげが「僕のせいだから、僕が終わらせないと」と語るシーンが映し出されていました。
これは、連続殺人の根本的な原因が自分にあると感じていることを意味しており、責任感と自己犠牲の精神がにじみ出ています。
また、ちょんまげが博士に会うことを周囲に伝えていない点も危険性を高めており、いざという時に助けが得られない孤立状態にあるのです。
5人目となる伏線の積み重ね
これまで犠牲となった同級生たちは、いずれも過去に園子をいじめた関係者であり、ちょんまげも例外ではありません。
ただし、彼は他のメンバーと違い、いじめに対する自覚や反省を強く持っており、掲示板を通じて博士という存在に気が付いた人物です。
それで、「自分が始めたことだから、自分でケリをつける」という自己責任感が彼を危険な方向へ突き動かしている可能性が高く、第7話でその結果が描かれるのではと予測されます。
視聴者の不安と期待
放送直後からSNSでは「ちょんまげ死なないで…」「まさか5人目になるなんて」といった声が多数上がり、視聴者の間でも彼の安否に注目が集まっています。
「覚悟を決めてる顔してた…」「もう誰か止めてほしい」
第7話では、ちょんまげの動きが物語の大きな分岐点となることは間違いなく、“彼が無事かどうか”が大きな見どころとして位置づけられています。
『良いこと悪いこと』第6話の感想

第6話では、委員長・小林紗季の内面と過去、そして彼女の“正義”が大きく揺らぎながら描かれ、視聴者に強烈な印象を残しました。
放送後はSNSやコメント欄が一斉に反応し、「委員長は黒か白か」「正しさとは何か」というテーマをめぐって議論が巻き起こりました。
ここでは、代表的な視聴者の声や感想を整理しながら、第6話が与えた影響を掘り下げます。
委員長・紗季の“暴走”とその背景に同情の声
今回最も反響を呼んだのは、藤間爽子演じる紗季の感情の爆発でした。
弟の死を園子の報道のせいだと断定し、ナイフを向けながらも最後には涙を流しながら手放す――その演技に心を動かされたというコメントが多数寄せられました。
「犯人だと思ってたけど、真っ白な涙にやられた」
「弟の死と記者としての園子の過去、こんな繋がりがあるなんて…」
「白の展開」「無関係だよね?」という声もあり、ミスリードを逆手に取った演出が評価されています。
「正義感」が壊れていく過程にリアルを感じる人も
紗季は小学生時代から「正しいことを言える委員長」として描かれてきましたが、それが大人になるにつれ「制裁」「暴走」に変化していく様子に、ドメロ(ドメスティック・メロドラマ)としてのリアリティを見出す人もいました。
「真面目な子がタバコを吸う眼鏡女性になるまでの廃れ方がすごい。イイワル天才。」
「“正しいことを言う”には本当に覚悟がいるって、大人になってわかるよね」
視聴者の多くが、紗季に自分を重ねたり、かつての「正義」を振り返ったりしていました。
委員長は味方か敵か?視聴者を揺さぶる立ち位置
終盤まで園子の味方のように見えた紗季が、実は録音していたり、情報を週刊誌に流していた事実が判明。
そのためSNSでは「委員長は陽動者だったのでは?」「ボイスレコーダー持ってたし、他誌の記者?」という疑念の声も上がっています。
「心を許してたけど、全部計算だったら怖い…」
「味方かと思ったのに、裏切り者だったらまさに“イイコトワルイコト”」
「良いこと悪いこと」の本質を問う視聴者の考察も
この作品の根底にあるテーマ「良いこと悪いこと」は、第6話で特に強く意識されたという意見もありました。
「園子もまた紗季の弟を追い詰めた加害者だった。これぞ“良いこと悪いこと”」
「“かのんちゃんはいい子”って言葉がすごく刺さった。過去の悪いことが次の世代で癒やされていく気がした」
正義と悪、被害者と加害者という二項対立ではなく、誰もが“いいこと”も“わるいこと”も抱えて生きているという構図に共感する声も多く見受けられました。
『良いこと悪いこと』第7話あらすじと見どころ

第7話「バトン」では、ついに元6年1組の担任・大谷典代が遺体となって発見され、事件は次の局面へと突入します。
責任を感じた高木(キング)は仲間を突き放し、孤立していく一方で、ちょんまげの部屋で“思いも寄らない真相”が見つかるという展開が待ち受けています。
これまでの構図がひっくり返るような衝撃の展開が予告されており、注目度の高い回となっています。
教師・大谷の死が物語を一変させる
元担任・大谷の「お別れの会」で、園子や高木、ターボーは他の同級生たちから「おまえらのせいだ」と責められます。
卒業アルバムの顔を塗りつぶされた6人に関係していた事件が、今や無関係の生徒や家族にまで影響を及ぼしている状況に発展。
この出来事により、高木は「もう誰も巻き込みたくない」と、協力を申し出たゆっきーやトヨを突き放し、ターボーとの関係にもヒビが入り始めます。
孤独なキングと、失踪するちょんまげ
仲間との距離を取るキングに対し、ターボーは連絡が取れないちょんまげの異変を察知します。
預かっていた鍵でちょんまげの部屋に入ったターボーは、思いも寄らない“真実”を発見。
この“発見”が、これまでの事件の構図を大きく揺るがす可能性を秘めています。
見どころ1:ちょんまげの運命は?
前回、ナイフを持ち出していたちょんまげが「博士」に会いに行くと語っていたことから、彼の身に危険が迫っているのではという予測が多く飛び交っています。
果たして、彼は5人目の犠牲者となってしまうのか、それとも事件解決のカギを握る人物なのか。
見どころ2:反転する“景色”と真相
「今まで見ていた景色がひっくり返る」との表現から、第7話では連続殺人の動機や犯人像に大きな変化が起こることが予想されます。
視聴者がこれまで信じていた関係性や事実が覆る展開は、まさに「良いこと悪いこと」のテーマに沿った“反転劇”となるでしょう。
見どころ3:6年1組が再び動き出す
第7話では再び6年1組の仲間たちが結集し、事件の本質に迫ろうとする様子が描かれることが示唆されています。
「みんなが忘れていた真実」とは何か。
世間とどう向き合うかではなく、過去とどう向き合うかが焦点となりそうです。
『良いこと悪いこと』第6話まとめ
第6話では、委員長・小林紗季の内に秘めた想いと、弟を失った過去が明かされました。
園子への嫉妬、そして報道によって追い詰められた弟への怒りが交錯し、彼女は“正しいことをする”という信念のもと、園子を責め立てます。
しかし最後には涙を流し、ナイフを手放す姿が映し出され、視聴者の間でも「本当に悪いのは誰なのか?」という問いが強く残る回となりました。
一方で、ちょんまげが“博士”と接触しようとしている描写や、大谷先生の遺体発見といった新たな展開も重なり、物語は加速していきます。
善と悪、被害者と加害者の境界が揺らぐなか、次回はこれまでの視点を覆す大きな展開が待っている予感。
「良いこと」と「悪いこと」の本当の意味が問われる瞬間が、いよいよ近づいています。
- 第6話で明かされる委員長・紗季の動機
- 園子との過去と“正しいこと”への執着
- 弟の死と報道の関係による感情の爆発
- ちょんまげに浮上する5人目の犠牲者フラグ
- 教師・大谷の遺体発見で加速する事件
- 正義と加害の境界を問う物語の核心




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