カンテレ・フジテレビ系で放送中のドラマ『終幕のロンド』第5話が、「昼ドラのような修羅場展開」とSNSで大きな話題を呼んでいます。
もともと「遺品整理」がテーマとして打ち出されていた本作ですが、今回は“人間関係の修復”や“心の整理”にフォーカスした濃厚な人間ドラマが描かれ、視聴者の間で賛否両論が巻き起こりました。
この記事では、第5話のあらすじをネタバレありで徹底解説しつつ、感動や動揺の声が続出したSNSの感想、そして注目の第6話のあらすじと見どころまでを網羅的に紹介します。
- 『終幕のロンド』第5話のあらすじと感情の動き
- 修羅場展開や名セリフへの視聴者の反応
- 第6話で明かされる過去と物語の新展開
『終幕のロンド』第5話のネタバレあらすじ|父を探す旅と交錯する想い
遺品整理人・鳥飼と真琴が“過去”に向き合う旅に出る第5話。
父の手がかりを追う中で浮かび上がる母の想い、娘の葛藤、そしてもうひとつの修羅場が描かれます。
父の手がかりと向き合う決意
こはる(風吹ジュン)から文箱を預かった鳥飼(草彅剛)は、公園で真琴(中村ゆり)に中身を見せます。
その中には、かつて絵画コンクールの審査員だった佐々木俊介宛てのハガキが入っており、「会いたいです 娘にあなたに」と書かれていました。
これをきっかけに、真琴は鳥飼に父探しの協力を依頼。父との再会を母に届けたいという思いを胸に、調査を始めます。
それぞれの親子問題が浮かび上がる
一方、ゆずは(八木莉可子)は、母・真理奈(雛形あきこ)から再び金を無心されます。
断ると、今度は「売り」をしろと脅され、マッチングアプリの情報まで登録される始末。
その様子を偶然聞いていた海斗(塩野瑛久)は、男との待ち合わせ場所に現れ、ゆずはを連れ出し説得。
ラブホテルに入ろうとするゆずはを止め、「お前がお前を大切にしてやんなくてどうすんだよ」と叫ぶ海斗の姿に、心の傷が共鳴し合う2人の強い絆が見え始めます。
父の過去を知る旅と、母への想い
真琴と鳥飼は、美術館で佐々木の足跡を追いますが成果はなく、裏の洋食店の店主から「こはるが不倫して駆け落ちした過去」が語られます。
さらに佐々木の旧宅を訪ねると、近所の住人から「今は伊豆に引っ越したらしい」と情報を得ます。
文箱が静岡・下田脂細工製であることから、伊豆に行けば新たな手がかりがあるかもしれないと判断する鳥飼。
しかし真琴は、「母はずっと父を想い続けていたのに、あの人にとっては一時の不倫だったのかもしれない」と苦悩を吐露。
「伊豆まで足を運んでみませんか?」という鳥飼に対して、他人だからこそ無責任に「会わせるべきだ」と言えるのではと鳥飼に怒りをぶつけます。
鳥飼は、一人ででも伊豆へ行くと告げ立ち去ります。
旅の果てに起きた“もうひとつの修羅場”
真琴の出版社では、森山静音(国仲涼子)から「あとになって気づくのよ、大切なことも人も」と告げられ、真琴は深く落ち込みます。
そして伊豆行き当日、駅で鳥飼が出発しようとしたところ、真琴が現れ、2人で現地へ向かうことに。
しかし、目的地のアトリエは留守。雨が降り始め、土砂崩れで東京へ戻れなくなった2人は、やむなく一室しかない宿に泊まることになります。
そこへ、真琴が高熱を出して倒れてしまい、鳥飼が看病。
スマホが鳴り続ける中、鳥飼が意を決して着信に出ると、相手は真琴の夫・利人(要潤)でした。
「君は誰だ?」と問われ、鳥飼が名前を答えたところで第5話は終了。
このシーンは視聴者に“修羅場確定”の印象を残す衝撃的なラストとなりました。
“修羅場確定”と騒がれた昼ドラ展開の背景とは?

第5話のクライマックスで描かれた、鳥飼と真琴の伊豆での一泊エピソードに、多くの視聴者が衝撃を受けました。
男女二人きりで旅に出る展開だけでもセンシティブな内容ですが、そこで起きた出来事が、まさに“修羅場”の始まりと受け取られるほどの展開だったのです。
ここでは、その具体的なシーンと反響を事実ベースで振り返ります。
雨・高熱・一室…視聴者の想像を刺激する状況
真琴と鳥飼は、父・佐々木俊介の手がかりを追って伊豆のアトリエを訪れますが、あいにく留守。
その上、雨が降り始め、土砂崩れによって東京へ戻る手段が断たれてしまいます。
2人が確保できた宿には1部屋しか空きがなく、さらに真琴は高熱で倒れてしまうという、偶然が重なった状況に。
鳥飼は真琴を布団に寝かせて看病するも、彼女のスマホに夫・利人からの着信が続きます。
意を決して鳥飼がその電話に出ると、利人から「君は誰だ?」と問われるシーンでエピソードは幕を閉じました。
「これはまずい」「修羅場確定」SNS上で広がる声
放送直後から、SNSやコメント欄では以下のような反応が相次ぎました。
- 「これはまずい展開すぎる」
- 「修羅場確定すぎて次回が怖い」
- 「なんで他人のスマホに出るの?」
- 「高熱の人を旅館に泊めるのは現実的にアウトでは?」
真琴と鳥飼が不倫関係にあると誤解されるのではないかという疑念が生まれやすい状況だったため、視聴者の間で大きな波紋を呼びました。
遺品整理ドラマに期待していた層からのギャップの声も
このドラマは「遺品整理人」をテーマに据えたヒューマンミステリーとしてスタートしました。
しかし第5話では遺品整理の現場描写はほとんどなく、感情のもつれや人間関係の揺らぎにフォーカスが当たった構成に。
そのため、視聴者の一部からは
「遺品整理どこいった?」「番宣と違う内容に感じる」
といったコメントも見られました。
とはいえ、「人の心の整理」こそが本作の本質ではないかという指摘もあり、物語がターニングポイントに差しかかった印象を与える展開でもありました。
『終幕のロンド』第5話を見た視聴者のリアルな感想とは?

『終幕のロンド』第5話では、物語の中盤から後半にかけて描かれたゆずはと海斗のやり取りが、多くの視聴者の涙を誘いました。
また、真琴とこはるのすれ違いや、静音の言葉に落ち込む真琴の姿に、視聴者はそれぞれのキャラクターに強く感情移入しています。
以下に、SNSやコメント欄で見られた代表的な声を紹介します。
「お前を大切にしてやんなくてどうすんだよ」ゆずは×海斗に涙
- 「海斗の台詞、心に突き刺さった。泣いた」
- 「あのラブホのシーン、声を上げて泣いた…今期一番リアル」
- 「『泣き虫だな』って寄り添う海斗が最高すぎる。あの子たちを守りたい」
母から“売り”を強要される娘と、それを全力で止めようとする青年。
極限の状況で交わされた言葉のやり取りに、「自分を大切にしていいんだ」と教えてくれる力を感じたという視聴者が続出しました。
「真琴の揺れに共感」「母を思う気持ちがつらい」
- 「母のために父を探したい真琴の気持ち、痛いほどわかる」
- 「自分もああやって誰かに怒ってしまったことがある」
- 「家族のことになると冷静になれない…真琴の葛藤がリアルだった」
父を探す過程でこはるの気持ちと向き合うことになった真琴。
「母に会わせたい」という想いが「母を苦しめているのでは」と気づいたときの揺れに、多くの共感の声が寄せられました。
「静音の一言が効いた」「大切なことに気づけていない真琴」
- 「静音の『あとになって気づくのよ』の言葉、刺さった…」
- 「真琴はまだ何も見えてない。静音の目線が正しい」
- 「あのシーン、静かだけど意味が深い。演技もよかった」
真琴が仕事上のプロットを見せた際に、静音(国仲涼子)からかけられた「見えてないのね、大切なことも、大切な人も」という一言。
その言葉が、視聴者にとっても人間関係の気づきを促す場面として印象的だったようです。
「5話は感情の回」「心を揺さぶられる構成だった」
- 「派手な展開じゃないのに、胸がいっぱいになった」
- 「5話、見終わったあと無性に誰かを抱きしめたくなった」
- 「会話のひとつひとつが丁寧。音楽も泣けた」
感情の動きに寄り添った構成と、キャラクターの背景を深く描いた第5話は、視聴者の心に静かに響いたエピソードとして評価されました。
『終幕のロンド』第6話のあらすじと今後の見どころ

第5話で“修羅場”とも取れる展開を迎えた真琴と樹。
第6話では、伊豆での旅の続きが描かれ、こはると佐々木俊介の知られざる過去がついに明らかになります。
あらすじを押さえたうえで、注目の見どころを解説します。
第6話のあらすじ
鳴り続ける真琴(中村ゆり)のスマホに、意を決して出た樹(草彅剛)。
電話口の相手・利人(要潤)に事情を説明し謝罪するも、利人は不快感をあらわにし「熱が下がったら帰すように」と要求します。
翌朝、真琴の熱は下がったものの、体調を気にした樹は東京へ戻ることを提案。
しかし真琴は、「せっかく伊豆まで来たのだから」と、母・こはるが大切にしていた文箱のルーツをたどるため、工房へと向かいます。
その道中、樹が真琴のスマホに出たことを知り、真琴は激しい怒りをあらわに。
実はそこには、彼女自身が抱えてきたある“感情の蓋”が関係していました。
文箱を作った工房では、先代の息子・竹澤(飯田基祐)が登場。
彼の証言から、40年前のこはると佐々木俊介(加治将樹)の愛に満ちた日々と、ある出来事による別離が語られ、真琴と樹は絶句することになります。
一方の東京では、樹と真琴が伊豆で一泊したことが社内で噂になり、同僚たちは勝手な憶測で盛り上がっていました。
また、花壇の手入れを任された碧(小澤竜心)のもとに、かつての仲間から一通のメールが届き、新たなストーリーが静かに動き出します。
第6話の見どころ
- こはると俊介が“夫婦のように暮らしていた”という衝撃の過去
- 真琴が怒りを見せた本当の理由——感情を抑え続けてきた背景が明らかに
- 文箱という“遺品”に込められた記憶と、今を生きる娘の想いの交錯
- 職場での噂が、樹と真琴の関係にどんな影響を与えるのか
- 少年・碧の新展開——伏線がどう物語に絡んでくるのか
第6話では、モノとしての遺品ではなく、“記憶や想いという目に見えない遺品”に向き合う展開が中心となり、物語はさらに深みを増していきます。
こはるの過去、真琴の決意、樹の葛藤が交錯する中で、「何を受け継ぎ、何を整理するのか」というテーマが浮かび上がってきます。
『終幕のロンド』第5話のまとめ
『終幕のロンド』第5話は、父を探す旅の始まりと、心の奥底に潜む感情の爆発が重なり合う、非常に濃密な一話となりました。
遺品整理という物理的な“片付け”ではなく、「心の整理」に焦点が当たったことで、物語の深みが一段と増した印象を受けます。
とりわけ、真琴と鳥飼の伊豆への旅路、ゆずはと海斗の感情のぶつかり合いなど、登場人物たちが「過去」と「今」に向き合う姿が丁寧に描かれました。
真琴は、母を想う気持ちから父を探す決断をしますが、その過程でこはるの人生や愛情に気づき、自らの行動が残酷ではなかったかと葛藤します。
一方の鳥飼も、真琴との関係性が変化しつつある中で、自分の立場と他者の感情の間に揺れる姿が印象的でした。
また、ゆずはと海斗のパートでは、虐げられた子どもが「自分を大切にすること」の意味を知る瞬間が、視聴者の胸に強く響いたと多くの感想が寄せられました。
「泣きたかったけど泣けなかった」というゆずはの言葉に、抑圧されてきた感情の重さが詰まっており、若者たちの繊細な心の描写にも注目です。
そしてラスト、高熱で倒れた真琴を看病する鳥飼が、彼女のスマホに出てしまうという出来事が、次回への大きな布石となりました。
第5話は、静かでありながら大きく関係性が動いた“転換点”として、多くの余韻を残しました。
- 第5話では父を探す真琴の旅が本格化
- 伊豆での高熱&電話シーンが修羅場展開に
- ゆずはと海斗の涙のやりとりに感動の声
- 「自分を大切にする」ことの重み
- 遺品整理よりも人間関係の修復が主軸に
- SNSでは「昼ドラみたい」と話題沸騰
- 第6話では40年前の過去がついに明らかに
- 真琴とこはる、親子の心の距離に注目






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