「もしがく」第4話ネタバレ感想|おばばのタロットカードが示す意味と、ラストのゲネプロに泣けた

2025年秋ドラマ
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2025年秋ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(通称「もしがく」)第4話が放送されました。

本記事では、第4話のあらすじ(ネタバレ含む)を簡潔にまとめ、話題となったゲネプロの名シーンや、おばばが引いたタロットカード「愚者」「世界」の意味についても詳しく解説します。

さらに、SNSやYahoo!コメントを元にした視聴者の感想、そして第5話の見どころも紹介していますので、見逃した方も、もう一度振り返りたい方もぜひ参考にしてください。

この記事を読むとわかること

  • ドラマ『もしがく』第4話のあらすじを解説
  • おばばが引いたタロットカードの意味と物語との関係
  • ラストのゲネプロに込められた演出意図と感動の声

『もしがく』第4話のあらすじ

第4話では、舞台「夏の夜の夢」の本番を翌日に控えたWS劇場を舞台に、久部三成とその仲間たちが混乱の中でゲネプロ(通し稽古)に向かう様子が描かれました。

舞台に懸ける情熱、家族との関係、かつての因縁――それぞれの立場で葛藤を抱える人々がぶつかり合いながらも、舞台を前に少しずつ歩み寄っていきます。

10月水10『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』第4回10/22(水)60秒予告

そして、最後にはゲネプロが決行され、観る者の胸を打つひとつの“芝居”が完成します。

リカへの猛特訓と、モネ親子の面談

演出家・久部三成(菅田将暉)は、主演の倖田リカ(二階堂ふみ)に対し、厳しい演技指導を重ねていました

一方、毛脛モネ(秋元才加)は息子・朝雄(佐藤大空)の担任と面談を行うため、ジャズ喫茶「テンペスト」を訪れます。そこには偶然、久部の姿もありました。

担任は朝雄の絵の才能を高く評価する一方で、モネが描かれたポスターを教室に貼らなかった理由を「モネのため」と説明します。

この発言に対して、大瀬六郎(戸塚純貴)は「それで朝雄が家出したのか」と声を上げ、担任は「この八分坂は刺激が強すぎる」として、養護施設への入所を勧めます

久部は担任の提案に対し疑問を呈し、モネも上から目線の言い方に強く反論します。

会計を払って出て行こうとする担任がマスター・風呂須太郎(小林薫)に会計を尋ねると、「11万3千円です。うちはぼったくりなんで」と返され、黙って店を後にします。

久部の焦燥と蓬莱の支え

舞台の準備が進まない中、久部はゲネプロ前日にして「もうダメだ」と落ち込んでしまいます

そんな久部に、放送作家の蓬莱省吾(神木隆之介)が声をかけ、彼の気持ちを奮い立たせます。

パーライトの奪取と黒崎の登場

舞台照明の要となるパーライトが用意できなかった久部は、旧友・黒崎(小澤雄太)の劇団の小屋から無断で機材を持ち出します

その後、WS劇場ではいよいよゲネプロが始まりますが、そこへ黒崎と大瀬が乗り込んできます。

黒崎と久部は険しい表情で向き合い、「俺の作った劇団だ」「お前が作ってお前が放り出された劇団だ!」と激しい口論を交わします。

最終的に黒崎は折れ、「パーライトは初日祝いとしてくれてやる」と言い、続けて「うちの劇団は毎日満員、毎日好評だ」と語りながら劇場を後にします。

揺れる感情と、それでも続く芝居

去り際の黒崎は、WS劇場の舞台に戻りかけた後、再び現れ「こいつは自分のことしか考えていない!」と怒鳴ります。

しかし、劇団員たちは動揺することなく、芝居を止めずに続行します。

劇場を出た黒崎は、ロビーでトンちゃん(富田望生)に「今の芝居どうだった?」と問いかけます。

トンちゃんは「面白かったです。あんなのもありなのかなって」と答え、黒崎は「俺もそう思った。でも、あれがあいつのやりたかったことなのか?」と自問します。

一方、トニー安藤(市原隼人)は、同じ役・ディミートリアスを演じる黒崎の劇団員に芝居について相談し、黙って演技に集中するアドバイスを受けていました。

そして、久部が演じるパックのラストのセリフは蓬莱省吾が考えた――「ノーシェイクスピア、ノーライフ」――が舞台に響き、ゲネプロは幕を閉じます。

タロットカードの意味とは?

第4話では、物語の鍵を握る存在としてタロットカードが登場しました。

久部に対する“お告げ”として登場したタロットは、2枚のカード――「愚者(逆位置)」と「世界(逆位置)」です。

これらのカードが劇中で引かれた場面と、その象徴的な意味をそれぞれ詳しく解説します。

おばば(菊地凛子)の占いの意味

物語冒頭、久部が神社の案内所を訪れた際、おばば(菊地凛子)が突然タロットカードを取り出し、彼に向かって占いを行います。

この場面で引かれたのが、「愚者」の逆位置でした。

おばばは久部に向かって、「甘さで足元をすくわれ、甘さで人に救われる」と意味深な言葉を投げかけます。

この“お告げ”は、劇中の久部の行動や心の揺れに大きくリンクしており、彼の選択と舞台全体の運命を象徴する重要な伏線となっていました。

「愚者」の逆位置

「愚者」は、タロットの大アルカナ0番にあたるカードで、本来は「自由」「無垢」「可能性の始まり」などを意味するカードです。

しかし、逆位置で出た場合はその意味が反転し、「未熟さ」「無責任」「準備不足」「軽率な判断」などのネガティブな象徴となります。

久部の演出家としての理想や夢、それに伴う現場の混乱や強引さは、このカードの逆位置が示す「計画性のなさ」や「勢いだけの行動」と一致しており、物語に深みを与えています。

「世界」の逆位置

物語のラスト、エンドロール後に再び登場したのが「世界(逆位置)」のカードです。

「世界」は大アルカナの最終カード(21番)で、正位置では「達成」「完成」「調和」などを象徴します。

しかし逆位置では、「未完成」「未達成」「調和の欠如」「目標への到達の遅れ」といった状態を暗示します。

ゲネプロが成功したかのように見える一方で、舞台の完成度、人間関係、そして劇団の一体感において、まだ課題が残されているというメッセージが読み取れるカードです。

このカードがラストに登場することで、物語がまだ終わっていないこと、そして次の波乱を予感させる演出となっていました。

ラストのゲネプロに圧巻、泣いたの声

第4話のクライマックスとなったゲネプロ(通し稽古)のシーンは、視聴者から「圧巻だった」「泣いた」という声が数多く寄せられました。

それまで混沌としていたWS劇場のメンバーたちが、一つの舞台を作り上げようとする姿勢は、劇中の登場人物だけでなく、視聴者にも強い感動をもたらしました。

混乱の先に見えた“芝居の力”

舞台の準備は完全とは言えず、久部は照明のために黒崎の劇団から無断でパーライトを持ち出すという強行手段に出ます。

その結果、黒崎がゲネプロ中に劇場へ乱入し、久部と激しく衝突。

しかし、この状況でも芝居を止めなかったWS劇場のメンバーたちの姿勢に、黒崎も言葉を失います。

やがて彼は、「初日祝いにパーライトをくれてやる」と折れ、静かに劇場を去ります。

「こいつは自分のことしか考えていない!」という黒崎の叫びにも動じず、舞台を続ける劇団員たちの姿に、SNSでは「胸が熱くなった」「自然と涙が出た」といった感想が相次ぎました。

キャラクターたちの成長と本気の演技

演出家として混乱の中心にいた久部は、舞台に立って自ら“パック”の役を演じます

また、これまで演劇に抵抗を見せていたトニー安藤(市原隼人)も、芝居への姿勢を改め、同役を演じる黒崎の劇団員に質問するなど、静かな変化を見せ始めます。

SNSでも「トニーの演技に泣いた」「演劇ってすごいって思った」と感動のコメントが多く投稿されており、キャラクターたちの成長が共感を呼んでいることが分かります。

最後のセリフが響く演出

ゲネプロのラストでは、久部が演じる“パック”が「ノーシェイクスピア、ノーライフ」と舞台を締めくくります。

このセリフは蓬莱が提案したものであり、久部の心情と劇団員たちの想いが重なる瞬間でした。

視聴者の間では、「このセリフで涙腺が崩壊した」「心に刺さった」と、台詞そのものが強く印象に残ったという声も多く見られました。

演出・演技・脚本が融合したこのシーンは、第4話の中でも特に評価が高く、感動的な名場面として記憶に残る一幕となっています。

「もしがく」第4話の感想

第4話放送後、視聴者からはさまざまな感想が寄せられ、「ラストのゲネプロに泣いた」「舞台愛が伝わった」という称賛の声もあれば、「中毒性がない」「ちょっとあんまりになってきた」といった厳しい意見も見られました。

SNS上では作品の熱量に感動する声がある一方で、俳優陣のキャスティングや作品全体のテンポに対しての疑問の声も目立ち、まさに“賛否両論”といえる反響が巻き起こっています。

「舞台への愛が詰まった作品」との絶賛

ポジティブな意見として多く見られたのが、「信じて観続けてよかった」「4話は特に演劇愛が伝わった」という声でした。

特にラストのゲネプロシーンに対しては、「予想以上に見応えのある芝居だった」「演劇の力を感じて泣いた」と感動を語る投稿が相次いでいます。

市原隼人演じるトニーの変化や、パック役の久部の熱演にも触れ、「キャラの成長が胸を打つ」「ノーシェイクスピア、ノーライフの台詞が刺さった」と、印象的な場面が多かったことがうかがえます。

トニーの“静かな覚醒”が話題に

特に注目を集めたのは、トニー(市原隼人)のキャラクター変化です。

演技に真剣に向き合う姿に泣けた」「静かな向上心がいい」など、過剰な演出ではなく、静かに変わっていく姿勢に共感が集まりました。

Yahoo!コメントでも、「市原隼人の目つきだけで伝わる芝居が素晴らしい」という演技力への評価も寄せられており、彼の存在が第4話の完成度を一段引き上げたと感じる人が多かったようです。

一方で「展開に勢いがない」との指摘も

その一方で、「少し退屈になってきた」「中毒性がない」といった声や、「菅田将暉や神木隆之介、浜辺美波のキャスティング人気が作られた印象」という批判的な意見もSNS上に見られます。

「ミステリというなかれの続編をやってほしい」「他のドラマに比べて惹きつけられない」といった比較コメントも投稿されており、作品としての勢い不足を懸念する視聴者も一定数存在しています。

また、視聴率や配信ランキングといった外部評価とのギャップを指摘する投稿もあり、作品への期待と現実のバランスにズレを感じている層も見受けられました。

それでも「見続けてよかった」と思わせる第4話

全体的に見ると、第4話で評価が持ち直したという声が多く、SNSでは「ここまで観てよかった」「舞台本番が楽しみになった」といった声が増加しています。

タロットカードの意味深な演出や、舞台成功に向けて動き出した劇団員たちの姿に、「これからさらに面白くなりそう」と期待する反応も目立ちました。

作品に対する受け取り方は人それぞれですが、この第4話をターニングポイントとして捉える視聴者も多く、今後の展開に注目が集まっています。

「もしがく」第4話のまとめ

『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』第4話は、ゲネプロという“本番直前”の緊張感と、そこに向かうキャラクターたちの葛藤や成長が丁寧に描かれた回でした。

舞台「夏の夜の夢」を巡って展開される人間関係や演劇論、そしてタロットカードに込められた暗示が、物語に深みと広がりを与えています。

とくにラストのゲネプロシーンは高い評価を受け、多くの視聴者の心を動かしました

一方で、物語のテンポやキャスティングに対する賛否もあり、視聴者の受け止め方は分かれています。

しかし、その“賛否両論”こそが、今作のテーマである「舞台=人生」の多層性を映し出しているとも言えます。

物語はまだ“未完成”であり、久部たちの挑戦は続きます。

第4話は、まさに作品全体の転機を迎える重要なエピソードであり、次回以降への期待を膨らませる構成となっていました。

「もしがく」第5話あらすじと見どころ

第5話あらすじ

いよいよ舞台「夏の夜の夢」の本番初日を迎え、WS劇場では関係者が集まり、開演準備が本格化します。

舞台監督・伴工作(野間口徹)が全体のスケジュールを指示し、慌ただしくも緊張感に包まれた空気が流れる中、久部三成(菅田将暉)は堂々と「劇団クベシアター、旗揚げです!」と宣言。

会場には大きな歓声が響き、劇団としての第一歩が踏み出されます。

10月水10『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』第5回10/29(水)60秒予告

その頃、WS劇場には神主・江頭論平(坂東彌十郎)と巫女・樹里(浜辺美波)が訪れ、開演前のお祓いを執り行うため祭壇が設けられます。

神事と演劇が交錯する非日常的な空間の中、久部は強い想いを胸にステージを見つめていました。

第5話の見どころ

第5話の最大の見どころは、ついに迎える舞台「夏の夜の夢」の本番です。

これまでの稽古やトラブル、登場人物たちのぶつかり合いを経て、それぞれがどのように舞台に臨むのかが注目されます。

また、久部が自ら立ち上げた“クベシアター”がどんな旗揚げ公演を見せるのかも大きなポイントです。

さらに、神社側のキャラクターである樹里と論平が劇場という「舞台」に関わることで、信仰と表現がどのように交差するのか、その象徴的な演出にも注目です。

個々のキャラクターが舞台にどう向き合うのか、そして本番が成功するのか――第5話は物語の大きな節目となる回になりそうです。

この記事のまとめ

  • 久部が率いる劇団のゲネプロで舞台は大きく前進
  • モネと担任の対立が親子の絆と現実を浮き彫りに
  • タロットの「愚者」と「世界」の逆位置が示す未完成
  • 黒崎との対立と和解が劇団の在り方を問う展開に
  • 「ノーシェイクスピア、ノーライフ」が胸に響く名セリフ

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