もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう(もしがく)第3話ネタバレ感想|トニー覚醒に衝撃!「演劇好きはいない」発言の伏線を徹底考察

2025年秋ドラマ
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フジテレビ水曜ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(通称:もしがく)第3話では、登場人物たちの変化が本格的に描かれ、物語は新たな局面を迎えました。

中でも圧巻だったのは、普段は寡黙な用心棒・トニーが見せた「覚醒の演技」。そのギャップに衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか。

そして私が特に注目したのは、倖田リカの放った「ここに演劇を好きな人なんかいない」という一言です。これは、実は物語全体に仕込まれた重要な伏線ではないかと感じています。

この記事では、第3話のあらすじを整理しながら、トニーの覚醒シーンの意味と、リカのセリフに込められた意図について、筆者視点で徹底考察していきます。

この記事を読むとわかること

  • 『もしがく』第3話のあらすじをシーンごとに整理
  • トニー覚醒シーンの演出意図とキャラ背景の考察
  • 「演劇好きはいない」というセリフに隠された伏線の意味
  1. 「もしがく」第3話のあらすじを徹底紹介
    1. 台本に命を削る久部、グローブ荘の夜
    2. 読み合わせに苛立つ久部と、冷めたリカの一言
    3. ジェシー才賀の意外な一面と、「夏の夜の夢」再演の不安
    4. 劇団「天上天下」へ殴り込み!トニーに火がつく
    5. 「お笑いじゃないんだ!」葛藤するフォルモンと久部の説得
    6. コントの逆転演出で見えた「新しい可能性」
  2. 「ここに演劇を好きな人なんかいない」は伏線?
    1. 本当に演劇が好きな人はいないのか?
    2. ジェシー才賀は筋金入りの演劇マニア?
    3. 浅野フレと“おばば”にも演劇の経験が?
    4. リカ自身も無自覚な“演劇愛”を抱えている?
    5. 演劇を「好きになるまで」の物語
  3. トニーの覚醒に驚愕!本当の彼が見えた瞬間
    1. 蚊の鳴くような声から始まった“芝居嫌い”の男
    2. 「天上天下」での挑発、そしてトニーの覚醒
    3. 空気が一変する、“本気の芝居”
    4. SNSでも大反響!「化けた」「色気がやばい」
    5. トニーの正体と今後のカギ
  4. 「もしがく」第3話を見た視聴者のリアルな感想
    1. 「覚醒したトニーが全部持っていった!」
    2. 「やっと三谷らしさが出てきた」という声も
    3. 「劇場を再生していく物語に感情移入」
    4. 今後に期待する声と、まだ戸惑う視聴者の声
  5. 「もしがく」第3話のまとめと第4話の見どころ
    1. 寄せ集め集団が一つにまとまり始めた
    2. 第4話はついに「初日公演」目前!
    3. 「舞台に立つこと」の意味が問われる展開へ
    4. 視聴者に問われる、「あなたは演劇を好きですか?」
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「もしがく」第3話のあらすじを徹底紹介

WS劇場での旗揚げ公演に向けて、稽古と準備が進む第3話では、個性豊かな登場人物たちがぶつかり合いながらも変化を見せていきます。

特に注目なのは、普段は無口な用心棒・トニーの驚きの演技と、演劇に興味がないとされていた面々の中に見え隠れする“演劇愛”の兆しです。

10月水10『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』第3回10/15(水)60秒予告

ここでは、それらの流れをシーンごとに丁寧に追いながら、登場人物たちの成長と葛藤を紐解いていきます。

台本に命を削る久部、グローブ荘の夜

WS劇場の向かいにある古アパート「グローブ荘」では、久部三成(菅田将暉)がシェイクスピアの『夏の夜の夢』を翻案した台本の執筆に没頭している。

蓬莱省吾(神木隆之介)はその姿を黙って見守っており、夜食を頼まれて隣人・倖田リカ(二階堂ふみ)の部屋へ向かう。

リカが作った“具なしラーメン”に文句を言いながらも、久部の手は止まらない。

リカが原稿を覗こうとすると、久部は異様なまでに防御的な反応を見せる。

「長いと客が飽きる」「セリフは短く」と言いたい放題の蓬莱とリカに対し、久部は感情を爆発させ、原稿をビリビリに破り捨てるのだった。

読み合わせに苛立つ久部と、冷めたリカの一言

その後、WS劇場での読み合わせが始まるも、劇団員たちは集中力に欠け、真剣に取り組む様子がない。

久部は熱意の空回りに苛立ち、思わず灰皿を投げそうになるが寸前で思いとどまる。

稽古後、リカと二人になると、彼女は「ストリップに飽きただけ。ここに演劇を好きな人なんかいない」と冷たく突き放す。

リカを唯一の理解者だと思っていた久部にとって、この言葉は大きなショックであり、「俺も自分のためにやってる」と声を荒げてしまう。

ジェシー才賀の意外な一面と、「夏の夜の夢」再演の不安

その後、久部は自ら神社にチラシを配りに出向き、八分神社の巫女・江頭樹里(浜辺美波)に再会。

WS劇場のオーナー・ジェシー才賀(シルビア・グラブ)は、「他でも同じ演目をやっている」「よほど事をやらないと話題にならない」と冷静に問いながらも、儲かればそれで良いと話す。

劇団「天上天下」へ殴り込み!トニーに火がつく

久部は用心棒・トニー(市原隼人)を連れて、かつての所属劇団「天上天下」へチラシを届けに行く。

そこでも『夏の夜の夢』が稽古中で、主宰の黒崎(小澤雄太)がライバル心を露わにする。

ライサンダー役をめぐって“演技対決”を挑まれる久部とトニー。

緊張からその場を立ち去ろうとした久部に対して、トニーが突如立ち止まり、相手役を睨みつける。

そして、静かに、堂々とセリフを語り始める

その空気に劇団員たちが息を呑み、誰もがトニーの才能と覚悟に気づく。

演技を終えたトニーは、静かに「続けるか?」とつぶやき、その場を制圧する。

「お笑いじゃないんだ!」葛藤するフォルモンと久部の説得

立ち稽古が始まり、パトラ鈴木(アンミカ)が彗星フォルモン(西村瑞樹)に蹴りを入れる演出で揉める。

ツッコミとしての誇りを持つフォルモンは、蹴られる“受け役”に抵抗を見せたのだった。

久部は、「たまに見せる悲しそうな顔がとても良い。あなたは攻撃する側じゃない」と演技の核心を突く。

蓬莱も「本来ははるおがツッコミだったのかも」と新たな視点を提供し、フォルモンは次第に役割転換の可能性に心を開いていく。

コントの逆転演出で見えた「新しい可能性」

逃げ出したフォルモンを、相方の王子はるお(大水洋介)が屋上まで追いかける。

二人は役割を逆にしたコントを試し、今までになかったテンポと笑いが生まれる

本来の自分を脱ぎ捨て、新たな役に挑む決意が見えた瞬間です。

劇場に戻ったフォルモンは、思い切って蹴られる演技を披露し、観客(劇団員)から大きな笑いを取る。

寄せ集めの劇団が「劇団」として動き出した瞬間でした。

「ここに演劇を好きな人なんかいない」は伏線?

第3話の中で倖田リカが放った「ここに演劇を好きな人なんかいない」という一言。

このセリフは、単なる冷めた発言ではなく、物語全体における重要な伏線としての機能を持っている可能性があります。

ここでは、このセリフの裏に隠された意味や、登場人物たちの“隠れた演劇愛”について詳しく考察していきます。

本当に演劇が好きな人はいないのか?

リカの発言通り、「演劇が好きな人なんていない」世界が描かれているようにも見えます。

ストリップ劇場を再生するという目的のもと、集められたのは、ダンサー、芸人、用心棒など、演劇とは無縁に見える人物ばかり

しかし、それぞれの行動や言動を掘り下げていくと、むしろ“演劇好き”の匂いがあちこちに散りばめられていることに気づかされます。

ジェシー才賀は筋金入りの演劇マニア?

第3話で印象的だったのは、WS劇場オーナー・ジェシー才賀(シルビア・グラブ)の演劇知識の深さです。

久部が「夏の夜の夢」を上演しようとしていると知ると、即座に「他の劇場でもやってる」と反応し、現代演劇の流行にも精通していることが判明。

儲かればそれでいいという言葉の裏には、“愛しているからこそ現実を見ている”というプロデューサー目線が滲みます。

浅野フレと“おばば”にも演劇の経験が?

支配人夫人・浅野フレ(長野里美)と、おばば(菊地凛子)は、表向きには“劇場に関係する人”ではありますが、舞台経験者ではないかと暗示される描写もあります。

特におばばは、久部が悩んだ時に訪れてアドバイスをもらう存在として描かれ、「同じ道は行くな」という一言には重みが感じられます。

これは、彼女が過去に演劇を志して挫折した、あるいは現在も“演じること”の何かを知っている人物である可能性を示唆しているのではないでしょうか。

リカ自身も無自覚な“演劇愛”を抱えている?

リカは「芝居に興味はない」と明言しながらも、読み合わせに顔を出し、久部の書く脚本に反応しています。

具なしラーメンを作ったり、毒舌を飛ばしたりと、表面的には興味がないように見えて、実は最も近い距離で演劇を見つめている存在かもしれません。

その態度はまるで、「嫌い」と言いながら離れられない、何かに惹かれている人のよう。

物語が進むにつれ、リカが本当に“舞台”の世界に染まっていく様子が描かれる可能性は十分にあります。

演劇を「好きになるまで」の物語

このドラマは、演劇を志す人たちの物語というよりも、演劇に巻き込まれた人々が、次第に好きになっていく過程を描いているのかもしれません。

だからこそ、リカのセリフ「ここに演劇を好きな人なんかいない」は、物語の冒頭で描かれる“状態”であり、ラストでひっくり返される前提の言葉なのではないでしょうか。

その変化こそがこのドラマの本質であり、最大の見どころと言えるでしょう。

トニーの覚醒に驚愕!本当の彼が見えた瞬間

第3話のクライマックスともいえるのが、トニー安藤(市原隼人)の“覚醒”シーン。

それまでセリフすら満足に出せなかった彼が、ある出来事をきっかけに突如として覚醒。

その瞬間、視聴者も登場人物たちも、「この人は一体何者だったんだ?」と驚かされる展開が待っていました。

蚊の鳴くような声から始まった“芝居嫌い”の男

そもそもトニーは、WS劇場の用心棒という立場で、芝居とは無縁の存在として描かれてきました。

ライサンダー役をあてがわれても、読み合わせの時点では声が小さく、まるで人前で話すこと自体が苦手な人物のように見えます。

リカや蓬莱とともに喫茶店での稽古に参加するも、緊張しきった面持ちで蚊の鳴くような声を出すだけ。

「大丈夫かこの人…」と、視聴者さえも不安にさせるような状態でした。

「天上天下」での挑発、そしてトニーの覚醒

久部に連れられて訪れた劇団「天上天下」で、トニーに転機が訪れます。

かつて久部が所属していたこの劇団でも「夏の夜の夢」の公演が行われており、ライサンダー役を演じる団員がトニーに勝負を挑んできます。

久部は逃げようとするものの、劇団員たちの「逃げたぞ!」という嘲笑に怒りを見せたその瞬間、トニーが一歩前に出て言葉を発するのです。

空気が一変する、“本気の芝居”

トニーは、いつもの無口で強面な表情から一転し、憂いを帯びた静かな顔つきでセリフを語り始めます。

その声には深みがあり、感情がこもっていて、観ている者を一瞬で惹き込む力がありました。

劇団員たちは言葉を失い、久部も思わず見惚れるほどの堂々たる演技

「続けるか?」と最後につぶやいた一言には、これまでのトニーとはまるで違う、“覚悟”と“才能”が滲み出ていたのです。

SNSでも大反響!「化けた」「色気がやばい」

この覚醒シーンは放送後、SNSでも大きな話題に。

「トニーが化けた!」「色気がやばい」「痺れた」など、称賛の声が次々と投稿され、トニー=市原隼人の演技力に対する評価が一気に上昇。

また、彼の内に秘めた想いが“演技”という形で解き放たれた瞬間に、多くの視聴者が「演劇ってすごい」と感じたのではないでしょうか。

トニーの正体と今後のカギ

もともと、何者なのかが明らかにされていなかったトニー。

その無骨な印象の裏には、もしかすると過去に演劇経験があったのではないか?とさえ感じさせる深みがありました。

彼がどうして“演じること”に苦手意識を持っていたのか。

そして、なぜあの瞬間にスイッチが入ったのか。

今後の物語でトニーの背景が明らかになるにつれて、この覚醒シーンがますます意味を持つことになりそうです。

「もしがく」第3話を見た視聴者のリアルな感想

第3話の放送直後から、X(旧Twitter)や各種レビューサイトでは、「面白くなってきた!」という感想が急増。

これまでキャラ紹介や舞台設定が中心だった第1・2話から一転し、ストーリーと演出が大きく動き出したことに多くの視聴者が反応しています。

ここでは、リアルな感想の中から特に多かった声や印象的な反応をまとめてご紹介します。

「覚醒したトニーが全部持っていった!」

やはり今回の目玉は、トニーの演技覚醒シーン

「あのトニーがまさか!」「急にスイッチ入ったときの鳥肌がすごかった」「普段しゃべらない人が本気出す展開に弱い」など、キャラクターのギャップとその演出の妙に魅了されたという声が多数。

中には「トニーのセリフを巻き戻して5回見た」「ライサンダーが乗り移ってた」といった、リピート視聴をするファンの投稿も見られました。

「やっと三谷らしさが出てきた」という声も

第1話・第2話では「キャラ紹介が多すぎて退屈」「誰が誰か分からない」という意見もあった一方で、今回は「群像劇の歯車が噛み合い始めた」と感じた人が多数。

「このカオス感、三谷作品らしくて最高」「やっぱりフリが効いてたんだね」と、これまでの伏線がようやく効果を発揮し始めたことを評価する声が増えました。

キャラの“すれ違い”や“ぶつかり合い”が、ドラマとしての熱を生み出していると捉えられています。

「劇場を再生していく物語に感情移入」

WS劇場という寄せ集めの場が、次第に“本当の劇団”になっていく過程に心を動かされた視聴者も多く、

「フォルモンと王子の再構成コントに泣いた」「段々みんなが変わっていくのが良い」「舞台裏の人間ドラマが面白い」といった感想が見受けられました。

特に、「ただの演劇ドラマではなく、人間ドラマとしても秀逸」という評価が目立ってきています。

今後に期待する声と、まだ戸惑う視聴者の声

「来週が楽しみになった」「このまま突き抜けてほしい!」という前向きな声がある一方で、「登場人物がまだ多すぎて追いきれない」「誰に注目すればいいのか分からない」といった戸惑いの声も残っています。

とはいえ、そうした声も含めて、今後の展開で“化ける”可能性を感じている視聴者が多い印象です。

それぞれのキャラが“自分の物語”を持ち始めた今、次回以降が本番だと考える視聴者が多く見られました。

「もしがく」第3話のまとめと第4話の見どころ

第3話では、物語が一気に動き出し、キャラクターたちの隠された側面や成長が描かれる印象的な回となりました。

特に、トニーの覚醒やフォルモンの再構築コントなど、「演じること」への目覚めがテーマとして色濃く浮かび上がりました。

この作品が描こうとしているのは、きっと“最初は演劇を知らなかった人たちが、だんだんと演劇を好きになっていく過程”なのかもしれません。

寄せ集め集団が一つにまとまり始めた

WS劇場という場に集められたメンバーは、当初はバラバラで、それぞれの目的や価値観も違っていました。

しかし、トニーの演技、久部の情熱、フォルモンの変化などを経て、ついに「劇団」としての一体感が生まれ始めた印象があります。

これは、三谷幸喜作品に共通する“カオスからの秩序”という構造が見え始めたサインとも言えるでしょう。

第4話はついに「初日公演」目前!

第4話では、久部が書いた「夏の夜の夢」がいよいよ初日を迎えようとしています。

10月水10『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』第4回10/22(水)60秒予告

しかしその裏では、巫女・江頭樹里が劇場からの撤退を望んでいたり、神社関係者による“風紀の乱れ”を懸念する声が上がったりと、新たな問題も浮上。

チラシを手にした神主・論平が「楽しみにしている」と語る一方で、樹里は「シェイクスピアへの冒涜です!」と強く反発する構図も見逃せません。

「舞台に立つこと」の意味が問われる展開へ

これまで“芝居とは無縁”だった人物たちが、初日という現実に直面することで、

「自分が演じる意味」や「人前に立つ覚悟」を改めて問われることになるでしょう。

そして、視聴者自身もまた、演劇が持つ力や、表現することの意義に触れる機会となりそうです。

視聴者に問われる、「あなたは演劇を好きですか?」

第3話のタイトルにもなったリカのセリフ「ここに演劇を好きな人なんかいない」

その言葉が、最終的にどのように回収されていくのか

演じる者たち、そして観る者である私たちに、「演劇って何だろう?」と問いかける展開が今後さらに深まっていくことでしょう。

第4話では、いよいよ舞台が開幕します。演じることの意味に気づき始めた登場人物たちが、どんな表情で舞台に立つのか、今から楽しみです。

この記事のまとめ

  • 久部の脚本作りと劇団の稽古が動き出す
  • リカの「演劇嫌い」発言が重要な伏線に
  • トニーが劇団前で見せた覚醒シーンに衝撃
  • フォルモンのコント再構成で劇団に一体感
  • 第4話では初日公演と神社側の動きに注目

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