ドラマ『しあわせな結婚』第6話では、ついに15年前の未解決事件が大きく動きました。
物語のラストで、叔父・鈴木考が「自分が犯人だ」と自白し、警察に出頭する衝撃展開が描かれ、視聴者に大きな動揺を与えました。
しかし本当に考が真犯人なのでしょうか?
彼の供述には曖昧な点も多く、真実は別の人物にあるのではないかという声も強まっています。
なかでも注目されているのが、弟・レオの“伏線的な描写”と、考が庇っている可能性がある家族の存在です。
本記事では、第6話のあらすじを振り返りながら、考の出頭が本当かどうか、伏線に浮かぶ“もう一人の影”=レオの存在、そして、真犯人の正体に迫る考察をお届けします。
さらに、鈴木家の変化や、緊迫の展開が予想される第7話の見どころもあわせてご紹介します。
- 「しあわせな結婚」第6話の詳細なあらすじと展開
- 考の出頭が真実なのか、伏線やミスリードの可能性
- レオや家族に隠された真犯人の手がかりと今後の注目点
「しあわせな結婚」第6話あらすじ
第6話では、15年前の事件を巡る真実が少しずつ明かされ始め、登場人物たちの思いや関係が大きく動き始めます。
夫・幸太郎と妻・ネルラの信頼関係を軸に、刑事・黒川や家族たちがそれぞれの立場で向き合いながら、物語は核心に近づいていきます。
ここでは、物語の展開をシーンごとに紹介します。
幸太郎と黒川、互いに腹を割る
幸太郎は、妻ネルラを執拗に追い続ける黒川に対して、彼がネルラに特別な感情を抱いていることを見抜きます。
そのうえで、あえて敵対するのではなく、「これから惚れた女のために、一緒に戦いましょう」と声をかけ、共闘の姿勢を見せるのです。
ネルラ、15年前の“嘘”を告白
一方、ネルラは15年前の事件について、警察に嘘の証言をしていたことを黒川に打ち明けます。
彼女は当時、元婚約者の布勢が弟・レオの誘拐を偽装して身代金を要求し、父・寛と揉めたこと、その後自分と布勢の間で激しい口論になったことなどを明かします。
また、警察には「揉めた原因は布勢の女性関係だ」と虚偽の説明をしていたと告白します。
“第三者の足”という新たな証言
ネルラは、事件当日に現場で見た「犯人の足」を記憶していたことも語ります。
この証言を受けて、黒川は事件に関与した第三者の可能性を視野に入れ、布勢の大学時代の交友関係を改めて洗い直す決断をします。
誕生日を忘れていた2人に黒川が一言
事情聴取を終えて帰ろうとしたネルラと幸太郎に、黒川が唐突に「明後日、誕生日ですよね?」と話しかけます。
ネルラも幸太郎もすっかり忘れていた様子で、意外な場面でその日が意識されることになります。
鈴木家での誕生日会と寛の提案
そして誕生日当日、鈴木家ではささやかな誕生日会が開かれます。
その席で、父・寛が幸太郎とネルラに「ここを出て、二人で暮らしてもいいんだよ」と静かに告げます。
この言葉は、2人の新たな生活の始まりを促すものでした。
レオとの会話とネルラの答え
その後、ネルラはレオに呼び出されます。レオは彼女に「出て行けよ、それがいいよ」と告げますが、ネルラは「出ていくか出ていかないかはあのお方を話してみます」と返答します。
レオの思いを受け止めつつも、ネルラは自らの意思で未来を選ぼうとする姿勢を見せます。
ネルラの決断と家探し
ネルラは幸太郎に「外で暮らしてみたい」と打ち明け、2人は新居を探し始めます。
家族から離れることに不安も抱きながら、自立への一歩を踏み出そうとするネルラの気持ちが表れた場面です。
事件再捜査と黒川の苦悩
一方で、黒川は布勢の交友関係を調査しますが、得られる証言はどれも「ネルラが布勢の才能を潰した」「悪い女だった」といった批判的なものばかり。
この情報が、捜査の方向性にさらなる迷いを生じさせます。
偶然の再会と不倫スキャンダル
物件探しの最中、幸太郎とネルラは、MC梶原とその交際相手である年上の小説家女性と偶然出会います。
翌日、梶原の30歳差の不倫がネットで報じられ、騒動に発展。
幸太郎は倉澤ちかを説得し、梶原は番組で「離婚後に交際が始まった」と釈明することになります。
幸太郎の部屋とネルラの嫉妬
上野の物件が気に入らなかったことから、ネルラは幸太郎のマンションを訪れます。
そこで見つけたペアカップやタオルに嫉妬しながらも、「私、すごいヤキモチ焼きなんです」と無邪気に笑うネルラの姿が描かれます。
黒川からの忠告と“翻弄する人”という言葉
その後、幸太郎に黒川から電話が入ります。
黒川は「ネルラへの執着はやめ、常識にとらわれず捜査する」と語ったうえで、「あなたは奥さんを今まで以上に守ってください」と助言。
そして「ネルラは意図せず周囲を翻弄し、傷つける人です」とも告げます。
鈴木家の食事会で明かされる真実
その夜、再び鈴木家に集まった家族の前で、ネルラは「芝公園のマンションに住もうと思っている」と伝えます。
しかし後から到着した幸太郎は、引っ越しの撤回を宣言。
「事件が解決するまでここにいた方がいい」と語り、ネルラの記憶が戻りつつあることや、再捜査の事実を家族に明かします。
「家族として一緒にいる」幸太郎の決意
幸太郎は、「事件から離れて二人で幸せになる方法もあるけれど、ネルラが大切にしてきた家族と共にいる方が安心なんです」と話します。
ネルラもその言葉に頷き、家族は改めて一つになります。
翌朝の衝撃「犯人は鈴木考」
そして翌朝、黒川からの電話で衝撃の一報が入ります。
「布勢の事件の犯人を名乗る人物が出頭しました。名前は鈴木考です」
その名前を聞いた幸太郎は、愕然とするのでした。
本当に犯人は考なのか?
まだ6話で真犯人が確定するには早すぎの声
第6話の終盤で、鈴木考が自ら「自分が犯人だ」と名乗り出たことにより、事件は急展開を迎えました。
犯人の可能性として一番高い人物ではありますが、物語はまだ中盤であり、視聴者の間では「このタイミングで真犯人が確定するのは早すぎるのではないか」という声も多く見られます。
これまでにも登場人物たちが“犯人らしい行動”を見せた末に、それがミスリードだったこともあるため、考の出頭も一つの伏線として描かれている可能性があります。
誰かを庇っている可能性は?
考が出頭した理由として浮上しているのが、「誰かを庇っているのではないか」という見方です。
当時、考は事件現場に居合わせていた可能性があり、布勢に襲われていたネルラを助けようとして咄嗟に手を出したとも考えられています。
その場にレオもいた可能性も取り沙汰されますが、レオは事件当時まだ小学生で、犯行の実行は物理的に不可能と考えられています。
にもかかわらず、考が出頭したことで、彼自身がネルラやレオ、あるいは寛を庇っているのではないかという疑念が強まっています。
また、考がネルラの過去を深く知っていたり、家族を守るという強い思いを持っていたことからも、自分が罪を背負えばすべてが丸く収まると考えた可能性も否定できません。
自分の犯行と“勘違い”している可能性も
考の証言には、「布勢に襲われるネルラを助けるために、後ろから頭を殴った」という内容が含まれていると報じられています。
確かにその場で布勢に暴行を加えた事実はあったかもしれませんが、その一撃が致命傷であったかどうかは不明です。
実際、布勢の頭部には「2つの打撲痕」が残されており、1つは考の一撃、もう1つは別の加害者によるものと推測されています。
このことから、考はネルラを救うためにとっさに布勢を殴り、その後すぐに現場を離れたのではないかという推定が成り立ちます。
その後、意識を取り戻したネルラが混乱の中で布勢に再度手を加えた、あるいは第三者がトドメを刺したという展開も考えられます。
つまり、考は「自分が布勢を殺してしまった」と勘違いしている可能性も十分にあるのです。
真犯人に繋がる伏線か?
第6話では、物語の核心に近づくようなセリフや演出が多く含まれており、真犯人につながる重要なヒントが散りばめられていました。
ここでは、そうした伏線と思われる要素を中心に、第6話で描かれた重要なポイントを整理します。
「真実は既成の価値観を乗り越えたところにある」幸太郎の言葉
梶原の30歳差不倫スキャンダルに対して、ニュース番組『ニュースホープ』に出演した幸太郎は、「真実は既成の価値観を乗り越えたところにある」とコメントしました。
この発言は、表面的な倫理観だけで人を裁いてはいけないというメッセージであり、同時に視聴者にも「先入観に囚われるな」と促すメタ的な意味を持っていた可能性もあります。
つまり、“家族の中の誰かが犯人”や”この人物には犯行は無理”という定型的な推理に対して、視点をずらすように促す伏線とも解釈できます。
「レオは犯人ではない」という常識が逆に怪しい?
事件当時、レオは小学生であり、体格的にも精神的にも殺人を行える年齢ではないという認識が一般的です。
しかし、これこそが既成の価値観なのかもしれません。
また第6話では、レオが幼少期のアルバムを見ていた際に、不協和音が流れるという演出がありました。
これは、レオ自身が過去の何かを思い出していることや、事件当日に何かを目撃していた可能性をほのめかしていると見ることができます。
黒川が語った「ネルラは意図せず周囲を翻弄し傷つける人」
黒川が幸太郎に対して放ったこの一言は、ネルラの人物像を浮かび上がらせる印象的なセリフです。
ネルラ自身が何かを仕掛けているわけではないにしても、彼女の存在が周囲の人間関係や感情を大きく揺さぶり、事件の引き金となった可能性が見え隠れしています。
黒川は当初ネルラに強い執着を持っていましたが、第6話では「奥さんに引きずられるのはやめます」と冷静な距離感を保つ発言もあり、彼女の本質に何か気づいた様子が伺えます。
ネルラが翻弄した人物こそが“動機”を持っていた?
布勢夕人は、ネルラに対して強い依存と執着を見せていた人物です。
ネルラはイタリアでの経験をもとに布勢の絵に厳しい評価を下し、それが原因で布勢は絵を描けなくなった可能性も指摘されています。
つまり、ネルラの何気ない言動や評価が、布勢の精神状態を追い詰めた要因となり、事件を引き起こした「きっかけ」だった可能性があります。
また、それを見ていた別の誰か――ネルラを守りたい、あるいは布勢に嫉妬していた人物が犯行に及んだ可能性も考えられます。
事件は“誰が手を下したか”だけでなく、“なぜその状況が生まれたか”という背景の積み重ねにも目を向ける必要があるでしょう。
「しあわせな結婚」第6話の感想
『しあわせな結婚』第6話では、15年前の事件の謎が急展開を見せ、多くの視聴者に強いインパクトを与えました。
とりわけ、終盤に叔父・鈴木考が“犯人を名乗って出頭する”という展開は、ネット上でも話題沸騰となり、視聴者からさまざまな反応が寄せられています。
「え、ほんとに?」――考の出頭にネット上が騒然
Yahoo!ニュースのコメント欄やSNSでは、「ほんとに?」「まじでこーちゃんなの?」といった驚きの声が相次ぎました。
考はこれまで登場シーンこそ少ないものの、穏やかな性格として描かれており、突如“犯人”と名乗ったことに違和感を覚えた視聴者は少なくなかったようです。
出頭シーンの演出も神妙な面持ちでリアリティがありつつ、視聴者には「なぜ今?なぜ彼が?」という疑問を強く残しました。
「誰かを庇ってるに一票」――視聴者の冷静な推理
コメント欄では、「ほんとに犯人なわけないでしょ」「誰かの身代わりだと思う」「こーちゃんは庇ってるに一票」といった冷静な考察も多く見られました。
物語がまだ第6話であること、そして事件に複数の登場人物が関わっていることから、視聴者の多くはこの展開を“真相”ではなく“ミスリード”と受け止めているようです。
特に、ネルラやレオ、寛といった家族を守るために考が動いたのではないかという見方は、非常に多く共感を集めています。
静かに、そして確実に高まるサスペンス
第6話では派手な演出や暴力描写はなくとも、視線、沈黙、不穏なBGMなどを通じて緊張感が醸成されており、視聴者を引き込む力が強かったという声も多く寄せられました。
たとえば、レオがアルバムを見ながら流れた不協和音、幸太郎がタオルを処分した描写、黒川の表情の変化など、些細な描写に重要な意味が込められていることを感じ取った視聴者も少なくありません。
また、幸太郎のセリフ「真実は既成の価値観を乗り越えたところにある」が、ドラマの核心を突いており、「このドラマはただのミステリーではない」という評価も目立ちました。
まとめと第7話の見どころ
第6話では、ついに15年前の事件の“犯人”を名乗る人物として、叔父・考が自ら警察に出頭するという衝撃の展開が描かれました。
しかし彼の供述には曖昧さや疑問が残り、事件の真相はまだ見えないままです。
一方で、幸太郎とネルラの夫婦関係や家族の絆も静かに変化を見せ、物語は次なる局面へと進んでいきます。
考の供述に疑問を抱く黒川の動きに注目
第7話では、考が語る事件当時の状況に対し、刑事・黒川が「供述に違和感を抱く」ことが明かされています。
考は「布勢がネルラの首を絞めていたため、燭台で殴った」と語るものの、それが死因と合致するのかは不明です。
考の動機は本当に“姪を守るため”だったのか? それとも真実を隠す意図があるのか? 黒川の捜査が新たな鍵を握る展開が予想されます。
寛の置き手紙が明かす「家族の真実」
考が残した置き手紙の内容を通じて、15年前の事件の一端が明かされる場面も、第7話の見どころの一つです。
それを読み上げたのはネルラの父・寛。そしてその場には幸太郎、ネルラ、レオも同席し、家族全員が言葉を失います。
この手紙に何が書かれていたのか、誰が何を知っていたのか――、鈴木家の“沈黙の真相”が少しずつ浮かび上がります。
考が弁護を拒否する理由とは?
家族の願いで、幸太郎が考の弁護人として接見に訪れますが、考はそれを頑なに拒否します。
「なぜ弁護を受け入れないのか?」「何を隠しているのか?」という点に、彼の罪悪感や背負っている“他者の秘密”が関係しているのかもしれません。
幸太郎がどのように考に向き合い、彼の“本当の思い”を引き出していくのかが注目されます。
幸太郎とネルラ、突然の“ステイホーム”生活
考の逮捕により、幸太郎は仕事を激減させ、『ニュースホープ』の出演も辞退。
さらにネルラも休職を余儀なくされ、二人はまさかの“ステイホーム”生活に突入します。
結婚生活、家族、そして過去の事件をめぐる関係が、密室のなかでどう変化するのか――夫婦の心の動きにも注目です。
レオの心が揺れる…「母のような存在」が逮捕された衝撃
第7話では、考を「母のように慕っていた」レオが大きなショックを受ける描写も登場します。
無邪気で中立的だったレオの心に何が芽生え、どんな行動に出るのか。
この“揺れる弟”の存在が、事件の真相解明にどう関わってくるのかにも、引き続き注目が集まります。
- 第6話で叔父・考が突如出頭し視聴者騒然
- 考の供述には矛盾が多く、真犯人は別にいる可能性
- 弟・レオの伏線的描写が真相の鍵を握る
- ネルラの存在が事件の引き金になった可能性
- 「既成の価値観を疑え」というメッセージ性
- 黒川の視点と葛藤が今後の捜査の鍵に
- レオが事件の何かを記憶している可能性も
- 鈴木家の関係性が変化し、次回の展開に注目
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