【DOCTOR PRICE 第1話ネタバレ】鳴木の目的と父の医療過誤の真相を考察|原作との違いも徹底解説

2025年夏ドラマ
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2025年夏ドラマの中でも注目を集めている医療サスペンス『DOCTOR PRICE(ドクタープライス)』。

主演・岩田剛典が演じるのは、医師から転職エージェントに転身した異色の主人公・鳴木金成。

彼が追い求めるのは、父を死に追いやった“医療過誤”事件の真相──。

本記事では、第1話のあらすじを振り返り、原作をもとに鳴木の目的や過去、登場人物たちの因縁、原作との違いについても徹底考察。

ドラマをより深く理解したい方、今後の展開を予想したい方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を読むとわかること

  • ドラマ『DOCTOR PRICE』第1話のあらすじを時系列で解説!
  • 鳴木が「Dr.コネクション」を立ち上げた本当の理由と父の医療過誤の真相
  • 原作との違いや今後のオリジナル展開の見どころ
  1. 「DOCTOR PRICE」第1話のあらすじを振り返り
    1. 【1】3年前:医療過誤を認めた父・将成が自殺
    2. 【2】鳴木の辞職と新たな計画の始動
    3. 【3】現在:「Dr.コネクション」始動とエージェントとしての顔
    4. 【4】葛葉圭介の高年俸転職交渉と“犠牲者”新井夏希
    5. 【5】新井の再転職と“裏の操作”
    6. 【6】霞野整形外科病院の不正と事故の証拠
    7. 【7】事故の表面化と夜長の“推理”
    8. 【8】創立記念パーティーでの“宣言”
  2. 原作は完結済みの医療漫画
    1. 原作は“医師を売る”という新機軸の医療ビジネス物語
    2. ドラマ版はオリジナル展開も多数追加
    3. 原作との違いに注目したい要素
  3. 鳴木(岩田剛典)が「Dr.コネクション」を立ち上げた目的
    1. 医師という肩書を捨てた“本当の理由”
    2. カルテ改ざんの証拠を得るための資金獲得
    3. 医療業界の“人の流れ”を掴む情報ネットワーク
    4. “売ることで裁く”という信念
  4. 石上が鳴木を敵視する理由
    1. 鳴木の“最初の依頼者”だった石上の過去
    2. 鳴木の“突然の裏切り”と石上の誤解
    3. 怒りをバネに、鳴木の“対抗者”として成長
    4. やがて明かされる“本当の想い”と関係の転換
  5. 父の医療過誤の真相
    1. 手術ミスの真犯人は教授・網野景仁の可能性
    2. 電子カルテの改ざん疑惑と真相隠蔽
    3. 銅坂麻衣の意識回復が物語の鍵を握る
  6. ドラマの結末は?オリジナルストーリーの展開にも注目
    1. 原作の結末は“冤罪の証明”と“証拠の奪取”
    2. ドラマ版では“人間ドラマ”がより重視される構成
    3. オリジナル展開によって描かれる“医療の未来”
  7. まとめ:鳴木の復讐は“真実と対価”を問う医療サスペンスの核心
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「DOCTOR PRICE」第1話のあらすじを振り返り

『DOCTOR PRICE』第1話では、主人公・鳴木金成が父の死の真相を探るため、医師から転職エージェントへと異色のキャリアチェンジを果たした背景と、その裏にある意図が描かれました。

この章では、3年前の事件から現在の行動までを時系列で追い、複数の伏線と医療業界の構造的問題がどう絡むかを明らかにしていきます。

それぞれのシーンが何を意味しているのかを把握することで、鳴木の目的がより立体的に見えてくるはずです。

【1】3年前:医療過誤を認めた父・将成が自殺

心臓血管外科医・鳴木将成(林泰文)は、極東大学病院での記者会見で「私の技術不足です」と謝罪。

報道陣の厳しい追及に耐え、自ら責任を引き受ける姿を見ていた息子・鳴木金成(岩田剛典)は、その態度に違和感を覚えます。

数ヵ月後、将成は病院を辞めさせられた末に自殺

この出来事が、金成が医師を辞める決意を固めるきっかけとなります。

【2】鳴木の辞職と新たな計画の始動

極東大学病院を辞職する際、同期の依岡(北山宏光)から「辞めたら真実に辿り着けない」と忠告されるも、鳴木は冷静に「計画のうちだ。俺は職を変える」と語り、病院を去ります。

このときすでに、父の死の真相を暴くための長期戦略が始まっていたのです。

【3】現在:「Dr.コネクション」始動とエージェントとしての顔

3年後、鳴木は医師専門の転職エージェント「Dr.コネクション」を設立。

パートナーは鳴木がスカウトした敏腕の事務員・夜長亜季(蒔田彩珠)

【4】葛葉圭介の高年俸転職交渉と“犠牲者”新井夏希

転職を希望してやってきたのは、鳴木が過去に庇った後輩・葛葉圭介(阿部顕嵐)

年俸2,000万円を希望する葛葉に対し、鳴木は柊木総合病院を紹介します。

鳴木は柊木総合病院に救急患者200件受け入れれば補助金が出る木曜の受け入れが少ないことが課題と指摘。

さらに、縫合も満足にできない木曜の当直医・新井夏希(宮内ひとみ)をクビにすることで、葛葉を雇うように提案する。

新井は麻酔科医で、シングルマザーで残業不可という立場もあり、あっさりと解雇されます。

【5】新井の再転職と“裏の操作”

職を失った新井は、鳴木を訪ね再就職を希望。

鳴木は、整形外科での勤務を提案。理由は「予定オペが多く、残業が少ない」ためです。

紹介する病院・霞野整形外科では葛葉が借金返済のために副業バイトをしており、鳴木は葛葉に命じて、新井と病院をつなげさせます。

【6】霞野整形外科病院の不正と事故の証拠

整形外科病院の院長・七海竜騎(神保悟志)との面会を控え、ライバルエージェント・石上道徳(三浦貴大)が妨害を試みるも、鳴木は意に介さず七海と直接交渉。

霞野整形では麻酔科医が不在で、並列麻酔を行うケースがあり、手術中の死亡事故(死因:心停止)が発生していました。

鳴木は医療事故・パワハラ・ダンピング・過剰医療費の証拠資料を提示。

驚愕する七海に、守秘義務契約と新井との簡単な面接を条件に採用を迫ります。

【7】事故の表面化と夜長の“推理”

しばらくして、霞野整形外科の医療事故が公になり、七海は隠蔽責任を問われる見込み。

夜長は「当初から鳴木は、葛葉を霞野に送り込んで調査させていたのでは?」と気づき始めます。

つまり、すべては緻密に計算された鳴木の“布石”だったというわけです。

【8】創立記念パーティーでの“宣言”

極東大学病院のパーティーに姿を現した鳴木。

院長・天童真保(篠原涼子)や、教授・網野景仁(ユースケ・サンタマリア)と再会します。

倉持栄治(坪倉由幸)から「君は歓迎されていない」と告げられる中、鳴木は皆の前でこう宣言します。

「探したいんです──父を死なせた、犯人を」

場は一気に静まり返り、鳴木の本当の目的と覚悟が明らかになります。

なお、当時の記者会見を仕切ったのも七海であり、すでにこの時点で複数の人物が裏で繋がっていた可能性が浮上します。

原作は完結済みの医療漫画

『DOCTOR PRICE』は、逆津ツカサ(原作)と有柚まさき(作画)による医療サスペンス漫画が原作となっています。

2022年から2024年まで『漫画アクション』(双葉社)で連載され、全5巻・全34話で物語は完結。

その斬新なテーマとリアルな医療現場描写で話題を呼び、ドラマ化が待望されていた作品のひとつです。

原作は“医師を売る”という新機軸の医療ビジネス物語

本作が注目された最大の理由は、医師専門の転職仲介業という異色の設定です。

主人公・鳴木が元医師という立場を活かして、医師の「キャリア」と「人間性」を天秤にかけながら業界の闇を暴いていくというストーリー構成が特徴です。

医療知識や社会構造への風刺も多く含まれており、医療×ビジネス×復讐というジャンル横断的な面白さがあります。

ドラマ版はオリジナル展開も多数追加

ドラマ版では、原作の主軸を大切にしながらも、一部エピソードは完全オリジナルで構成されています。

脚本は『スーツ』や『ドクターホワイト』を手掛けた小峯裕之本田隆朗のタッグ。

原作者の逆津ツカサ氏も「原作でも使いたかったほど完成度が高い」と語っており、ドラマ版独自の物語にも高い期待が寄せられています

原作との違いに注目したい要素

原作では、鳴木が父の死の真相を追いながら、最終的にカルテ改ざんと医療隠蔽の構図を暴き出す結末が描かれます。

しかしドラマ版では、鳴木とライバル・石上の関係性や、天童院長・網野教授らとの政治的駆け引きがより深く描かれる模様。

原作を読んでいる人でも、新たな視点や展開に触れられる構成になっているため、両方を比較して楽しむのも一興です。

鳴木(岩田剛典)が「Dr.コネクション」を立ち上げた目的

かつて医師として働いていた鳴木金成(岩田剛典)が、自ら医療現場を離れ、転職エージェントという立場を選んだ背景には、ある明確な目的が存在します。

それは単なるキャリアチェンジではなく、父の死の真相を暴くための“表の顔”としての戦略だったのです。

「Dr.コネクション」の設立には、復讐でも救済でもない、極めて現実的な“準備と資金作り”の意図が込められていました。

医師という肩書を捨てた“本当の理由”

鳴木は、父・将成の自殺の原因となった医療過誤事件に対して疑念を抱き続けています。

医師という立場のままでは、その真相に近づくことはできないと判断し、自ら病院を辞めるという選択をしました。

つまり、「Dr.コネクション」は真実に近づくための“偽装退職”から始まったプロジェクトなのです。

カルテ改ざんの証拠を得るための資金獲得

父の事件では、カルテの改ざん疑惑が存在しており、鳴木はその証拠を入手するため、麻衣が入院している病院の買収を目指しています。

しかし病院買収には多額の資金が必要。

だからこそ鳴木は、高額年俸の転職交渉で利益を得る“転職ビジネス”に着手し、自らの資金源としています。

実際、葛葉圭介の2000万円の転職案件も、医療業界の構造を逆手に取った戦略的交渉によって成立させていました。

医療業界の“人の流れ”を掴む情報ネットワーク

医師たちの転職を扱うことで、鳴木は業界全体の人事・内部事情・勢力構造に直接アクセスできるようになります。

これは、病院内部の不正や派閥構造、隠蔽体質を探る上で非常に有効なルートとなります。

「転職エージェント」という立場は、医師でも探偵でも届かない場所に踏み込める絶妙なポジションなのです。

“売ることで裁く”という信念

鳴木の本質は、復讐に燃える男ではなく、医療界の不条理と構造的圧力にメスを入れる冷徹なロジシスト

転職というビジネスを武器にしながら、「売ることで裁く」という独自の価値観で、医療界の病巣に切り込んでいきます。

その根底には、父の名誉を回復したいという静かな情熱があることも忘れてはなりません。

石上が鳴木を敵視する理由

鳴木のライバルとして登場するのが、転職エージェント会社「メディエイト・マネジメント」社長・石上道徳(三浦貴大)です。

彼は表面上こそビジネスライクな競争相手ですが、鳴木に対しては明らかに個人的な感情をぶつけている様子が見られます。

この“確執”は、かつてのある誤解と決裂から始まっていました。

鳴木の“最初の依頼者”だった石上の過去

3年前、父の事件をきっかけに極東大学病院を辞めようとしていた鳴木は、転職先を求めてエージェントを訪問

そのとき担当者となったのが石上でした。

銀行から出向して間もなかった石上にとって、鳴木は初めての顧客でもありました。

石上は、医療過誤という“負の経歴”を持つ鳴木の転職を本気で叶えようと奔走し、上司の反対を押し切って土下座までするほどの熱意を見せていたのです。

鳴木の“突然の裏切り”と石上の誤解

ところが、鳴木はある日突然、「転職先はもう結構です。自分でやります」と依頼を取り下げます。

それは鳴木がすでに「Dr.コネクション」の立ち上げを決意していたためですが、石上には理由を説明しませんでした

この行動は、石上にとっては自分の努力を無下にされた“裏切り”と受け取られ、彼の中に強い怒りと敵意が生まれたのです。

怒りをバネに、鳴木の“対抗者”として成長

その後、石上はこの怒りをエネルギーに、業界トップクラスの転職エージェントへと成長します。

しかし彼の中では、常に鳴木への対抗心がくすぶり続けており、再会した今でも、ことあるごとに敵対的な言動を取るようになります。

ただしこの対立関係は、単なる憎しみではなく、複雑な誤解と未消化の感情に基づいています。

やがて明かされる“本当の想い”と関係の転換

後に夜長や北見まもりを通じて、鳴木が石上に感謝していたことあえて敵対的立場を取っていた理由を知った石上は深く動揺します。

そして次第に、彼もまた鳴木の父の死の真相を追うための協力者として動き出すようになります。

「敵」から「味方」へ。 この変化は、物語後半の大きな転機のひとつとなるのです。

父の医療過誤の真相

物語の根幹を成すのが、鳴木金成の父・将成(林泰文)が巻き込まれた医療過誤事件です。

この事件により将成は世間から強く糾弾され、最終的には自ら命を絶つという悲劇的な結末を迎えました。

しかし物語を追うにつれて、この医療過誤には不自然な点や隠蔽の構造が次第に明らかになっていきます。

手術ミスの真犯人は教授・網野景仁の可能性

手術中に心停止を起こし、患者の銅坂麻衣が意識不明となる事故が発端です。

表向きには将成の“技術不足”による医療過誤と発表されましたが、実際には教授・網野景仁(ユースケ・サンタマリア)による処置ミスの可能性が高いとされています。

網野は将成に対して「お前の息子は研修医だったよな」とほのめかし、罪を被るよう圧力をかけたと推測されています。

電子カルテの改ざん疑惑と真相隠蔽

将成は息子を守るため、あるいは病院内の秩序を保つために、自ら罪を認めるという苦渋の決断をします。

しかしその背後には、電子カルテの改ざんによって証拠が捏造されていた可能性があるのです。

鳴木が病院の買収を目指しているのは、当時のカルテ原本を入手するためであり、この行動からも父の死が単なる過失ではないと確信していることがわかります。

銅坂麻衣の意識回復が物語の鍵を握る

原作では、手術中に意識不明となった銅坂麻衣が後に目を覚まし、「Dr.コネクション」で働くようになるという結末があります。

麻衣の回復は、鳴木にとって“冤罪証明”への希望であり、今後の展開の鍵を握る存在といえるでしょう。

ドラマの結末は?オリジナルストーリーの展開にも注目

『DOCTOR PRICE』のドラマ版は、原作に忠実な骨格を保ちつつも、複数のオリジナル要素が加えられており、結末にも違いが出ると考えられます。

特に、登場人物の掘り下げや人間関係の変化、伏線の追加が見られることから、最終話に向けて原作にはない新展開が待ち受けている可能性が高いです。

ここでは、原作との違いや予想されるドラマオリジナル展開について解説します。

原作の結末は“冤罪の証明”と“証拠の奪取”

原作では、鳴木が父・将成の冤罪を証明するために電子カルテの改ざんデータを入手し、それを根拠に真相を暴くという展開が描かれます。

鳴木は麻衣の入院先である愛咲総合病院で麻衣の担当医として働きます。

そして、電子カルテを入手し改ざんの証拠を手に入れて、医療事故の真犯人を突き止める流れとなっています。

ドラマ版では“人間ドラマ”がより重視される構成

ドラマ版では、特に感情の動機や登場人物たちの選択が丁寧に描かれており、医療サスペンスという枠を超えて、ヒューマンドラマとしての完成度も高められています。

石上や夜長、依岡らがどう関わり、最終的に鳴木の“計画”にどう関与していくのかは、視聴者の関心を大きく集めるポイントです。

特に石上との和解や共闘の展開は、ドラマならではのクライマックスとなる可能性があります。

オリジナル展開によって描かれる“医療の未来”

原作ではあまり描かれなかった、鳴木が医療業界に何を残すかというテーマにも、ドラマでは踏み込む余地が残されています。

父の名誉回復だけでなく、彼が次世代の医療とどう向き合うのか、そして自らの役割をどう定義するのかというテーマは、ドラマの結末で明かされるのではないでしょうか。

最終回に向けて、原作ファンも初見視聴者も楽しめる新たな医療ドラマの結末に期待が高まります。

まとめ:鳴木の復讐は“真実と対価”を問う医療サスペンスの核心

『DOCTOR PRICE』第1話では、医師から転職エージェントに転身した鳴木金成の異色の行動が描かれ、その背景にある父の死の真相と医療界への怒りが明かされました。

登場人物たちの関係性や過去の因縁、そして転職交渉の裏に潜む情報戦は、単なる医療ドラマの枠を超え、“価格で裁く”というダークな倫理観を浮き彫りにしています。

原作ではすでに完結しており、鳴木がカルテ改ざんを暴いて父の冤罪を晴らす展開が描かれていますが、ドラマ版では石上や夜長といったキャラクターに焦点を当てたオリジナル要素が追加され、物語はさらに深く広がりを見せています。

今後、銅坂麻衣の回復や、極東大学病院の隠された真実、鳴木が本当に裁こうとしている“医療の構造的罪”がどのように暴かれるのか。

医療と金、正義と復讐、そして信頼と裏切り──その狭間で揺れる人々のドラマに、今後も目が離せません。

この記事のまとめ

  • DOCTOR PRICE第1話のストーリーを時系列で解説
  • 鳴木は父の死の真相を追うために医師を辞めた
  • 「Dr.コネクション」は病院買収のための資金源
  • 石上との確執は過去の誤解が原因だった
  • 父の医療過誤は教授による改ざんの可能性
  • 原作では麻衣の回復後、電子カルテの証拠を入手
  • ドラマ版は人間ドラマとオリジナル要素を強化
  • 最終回に向けて復讐と正義の行方に注目

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