『御上先生』第5話あらすじ&考察|御上の兄の秘密と千羽鶴の謎、お金の本質とは?

2025年冬ドラマ
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ドラマ『御上先生』第5話では、高校生ビジネスプロジェクトコンクールに挑む生徒たちが、金融の本質に気づきながら成長する姿が描かれました。

また、御上の兄・宏太の過去や、弓弦の事件の真相に関する新たな伏線が登場し、物語はますます深みを増しています。

本記事では、第5話のあらすじを振り返りながら、放送部にいた女子生徒の正体や、謎の青年、千羽鶴の部屋の意味について考察し、学べるポイントを解説します。

この記事を読むとわかること

  • 『御上先生』第5話のあらすじと重要な展開
  • 御上の兄・宏太や千羽鶴の部屋に隠された謎
  • 弓弦の動機や金髪の青年の正体に関する考察
  • お金の本質と「72の法則」、リーマンショックの影響

『御上先生』第5話あらすじ

第5話では、弓弦と神崎の面会高校生ビジネスプロジェクトコンクール御上の兄・宏太の謎など、多くの重要な出来事が展開されました。

物語は、神崎のもとに届いた弓弦からの手紙から始まり、クラスのビジコン挑戦、そして御上の過去へとつながっていきます。

特に、「金融の本質とは何か?」というテーマが取り上げられ、ただのコンクールではなく、社会の仕組みや人間の信用について深く考えさせられる内容となりました。

神崎に届いた弓弦からの手紙

第5話の冒頭、神崎(奥平大兼)のもとに弓弦(堀田真由)からの手紙が届きます。

手紙には、「御上先生と一緒なら面会する」と書かれていました。

弓弦に何度も面会を求めてきた神崎にとって、ついに訪れた貴重な機会。

しかし、なぜ彼女は御上を条件にしたのか? この時点では、その理由は明かされていませんでした。

高校生ビジネスコンクールの準備が本格化

一方、クラスでは高校生ビジネスプロジェクトコンクール(ビジコン)の準備が進んでいました。

生徒たちは、AO入試の一次免除を目指し、ビジコンへの参加を決めますが、そのテーマについて意見が分かれます。

宮澤(豊田裕大)は「社会貢献につながる製品開発」を主張し、冬木(山下幸輝)は「高校生向けの金融商品」を提案。

しかし、「金融をテーマにするのは難しいのでは?」という意見も出て、話し合いが難航します。

そこで、是枝(吉岡里帆)がファシリテーターとして議論を円滑に進める役を担い、お金について話し始めました。

「お金はただの紙。紙でできたもので物が買えるのは、それがまたお金として利用できるという約束が守られると信じているから。」

「私はこれまでお金を汚いものだと思い込んでいた。でも、お金は信じることの具現化だと思ったら、人間ってすごいなと思った。」

この言葉に、生徒たちは「お金とは何か?」という根本的な問いを改めて考えさせられます。

さらに、冬木(山下幸輝)が自身の家庭の経験を語ります。

「俺の父は外資系の投資会社で働いていた。でも、リーマンショックで日本法人がなくなってしまった。」

「家を持ちたいという低所得層の夢を利用して、お金儲けするなんて最低だよ。」と女子生徒が言います。

冬木の言葉に対し、クラスメイトの意見もさまざまに分かれますが、話し合いを進める中で「本当に社会を支える金融とは何か?」を考え始めます。

最終的に、生徒たちは「高校生が未来に残したい企業に投資する金融商品」というアイデアを提案することを決定しました。

ビジネスコンクール本番!勝利の行方は?

生徒たちは議論を重ねた末に、「高校生が未来に残したい企業に投資する金融商品」というアイデアを提案することを決定。

そして迎えたビジネスコンクールの本番。

槙野(岡田将生)や津吹(櫻井海音)、さらには理事長(北村一輝)も見守る中、生徒たちがプレゼンを行います。

冬木は、「金融の本来の意味は、信用と助け合い。お金は信じるものが形になったもの」と発表。

審査員として招かれていた中岡(林泰文)は隣徳学院の発表をを高く評価し、3年2組が見事優勝を果たします。

御上の兄・宏太に関する新たな伏線

ビジコンの成功に喜ぶ生徒たちをよそに、神崎は御上に「週刊誌に兄・宏太の記事が掲載される」と告げます。

しかし、御上は「もう終わったことだ」とだけ答え、真相を語ろうとはしません。

その直後、御上が千羽鶴に囲まれた部屋にいるシーンが映し出されます。

この部屋はどこなのか? 兄・宏太はまだ生きているのか?

新たな謎が生まれたところで、第5話は幕を閉じました。

『御上先生』第5話の考察

第5話では、御上の兄・宏太の謎や、弓弦の事件の背景、さらには放送部にいた女子生徒金髪の謎の青年など、多くの考察ポイントが浮かび上がりました。

特に、御上の過去に関する伏線が強まっており、今後の展開に大きく関わる可能性があります。

放送部にいた女子生徒は誰?

第5話の回想シーンでは、御上の兄・宏太が放送部の女子生徒と関わっている場面が登場しました。

この女子生徒は一色先生(臼田あさ美)に似ていると言われており、彼女の過去と関係している可能性があります。

もし彼女が一色先生本人だったとしたら、なぜ今までそのことに触れてこなかったのでしょうか?

一色先生が御上に対して距離を詰めすぎないようにしている理由も、過去の出来事と関係しているのかもしれません。

彼女は御上と何かを調査しているのではないか、とも考えられます。

千羽鶴のあった部屋はどこ?

第5話の終盤で、御上が千羽鶴に囲まれた部屋にいるシーンがありました。

この部屋はどこなのか?そして千羽鶴は誰のためのものなのか?

考えられる可能性として、兄・宏太がまだ生きている、もしくは過去に大きな事件があり、御上が今もそれを悔いている、といったことが考えられます。

もし兄が生きているなら、なぜ彼の存在が隠されているのか、今後の展開が気になります。

留置所に来ていた金髪の謎の青年は誰?

神崎が弓弦との面会に向かう際、留置所の前に金髪の青年がいました。

彼は弓弦のことを知っている様子でしたが、神崎に声をかけられるとそのまま立ち去りました。

この青年は、弓弦の過去に関わる人物なのではないかと考えられます。

例えば、彼が弓弦の幼馴染や元クラスメイトであった可能性もあります。

また、彼が弓弦の事件の鍵を握る人物であるなら、今後再び登場する可能性が高いでしょう。

『御上先生』第5話の学び

金融とは何か?「72の法則」とお金の本質

ビジネスコンクールの議論の中で、生徒の一人が「72の法則」について紹介しました。

この法則は、「元本が倍になる期間は、72を金利で割ることで求められる」という計算式です。

例えば、元本100万円を年利0.01%で運用した場合、

72 ÷ 0.01 = 7,200年

つまり、年利0.01%では元本が2倍になるのに7,200年かかる ことになります。

これを知ることで、低金利では資産がほとんど増えないという現実が理解できます。

一方で、年利6%で運用すれば、

72 ÷ 6 = 12年

つまり、たった12年で資産が2倍になります。

この法則は、金融の世界では非常に有名なもので、「時間を味方につけた資産形成の重要性」を理解するのに役立ちます。

お金とは信じることの具現化

是枝(吉岡里帆)は、クラスの議論が進む中でお金の本質について語りました。

「お金はただの紙。紙でできたもので物が買えるのは、それがまたお金として利用できるという約束が守られると信じているから。」

「私はこれまでお金を汚いものだと思い込んでいた。でも、お金は信じることの具現化だと思ったら、人間ってすごいなと思った。」

この言葉が示すように、お金そのものには本質的な価値はなく、それを価値あるものとして機能させているのは人々の信用です。

例えば、昔は物々交換が行われていましたが、物の価値が相対的であったため交換が不便でした。そこで、人々が共通して価値があると認める「貨幣」が生まれ、それが経済を発展させる基盤となりました。

しかし、お金が信用で成り立っているからこそ、その信用が崩れると経済全体に大きな影響を及ぼします。

例えば、金融危機やハイパーインフレーションが起こると、人々は「お金の価値が維持される」という信頼を失い、市場が混乱します。

最近では、仮想通貨が登場し、「ブロックチェーン技術」によって信用を保証する仕組みが生まれましたが、これも「信用を形にする新しい手段」と言えます。

是枝の言葉は、「お金=信じることの具現化」という考え方を生徒たちに改めて認識させる重要な瞬間でした。

金融の本質と社会貢献の関係性

冬木(山下幸輝)は、父親の仕事の経験をもとにリーマンショックについて語りました。

「俺の父は外資系の投資会社で働いていた。でも、リーマンショックで日本法人がなくなった。」

すると、クラスの女生徒がこう言います。

家を持ちたいという低所得層の夢を利用して、お金儲けするなんて最低だよね。」

冬木は少し驚いた表情を見せつつ、続けます。

「父も同じことを言っていたよ。本来の金融は、人を助けるためのものだったはずなのに、いつの間にか利益を追求するだけの仕組みになってしまったって。」

では、リーマンショックとは何だったのか?

2008年に起こったリーマンショックは、アメリカの投資銀行「リーマン・ブラザーズ」の破綻をきっかけに発生した世界的な金融危機です。

当時、アメリカでは「サブプライムローン」と呼ばれる、高リスクの住宅ローンが低所得者層向けに大量に販売されていました。

銀行はこれらのローンを「証券化」し、投資家に販売することで利益を上げていましたが、住宅価格が暴落し、多くのローンが返済不能に。

その結果、金融機関が次々に損失を抱え、信用収縮が起こり、世界経済が深刻な不況に陥ったのです。

この出来事が示したのは、金融の本来の目的が見失われ、短期的な利益追求が優先されたとき、社会全体に大きな損害をもたらすということ。

冬木の父は、そうした金融業界の歪みに気づきながらも、どうすることもできなかったのかもしれません。

このシーンを通じて、金融が単なる利益追求の手段ではなく、本来は社会を支えるための仕組みであるべきだというメッセージが伝えられます。

金融の力を適切に使えば、人々の生活を豊かにすることもできるのです。

『御上先生』第5話まとめ

第5話では、ビジネスコンクールを通じて金融やお金の本質を学ぶ一方で、御上の兄・宏太の謎弓弦の事件の背景といった新たな伏線が提示されました。

特に、「お金は信じることの具現化」という考え方や、リーマンショックを通じた金融の本質についての議論は、視聴者にとっても考えさせられる内容でした。

また、千羽鶴の部屋金髪の謎の青年など、今後の展開を大きく左右する要素も登場し、物語はますます深みを増しています。

今後のポイントとして注目すべき点は以下の通りです。

  • 御上の兄・宏太は本当に亡くなっているのか?
  • 千羽鶴の部屋は誰のためのものなのか?
  • 金髪の青年の正体と、弓弦との関係は?
  • 一色先生は過去に何を知っているのか?

次回・第6話の見どころ

次回、第6話では週刊誌に御上の兄・宏太(新原泰佑)の記事が掲載されることで、生徒たちはその過去を知ることになります。

生徒たちに問い詰められた御上(松坂桃李)は「昔のことだ」と多くを語ろうとしません。

しかし、御上の過去を知るある人物の後押しもあり、彼は静かに口を開きます。

果たして、御上が語る衝撃の真実とは? そして、それを聞いた生徒たちはどう向き合うのか?

物語はクライマックスへ向けて、ますます目が離せない展開になっています。

この記事のまとめ

  • 『御上先生』第5話では、御上の兄・宏太の過去が明らかに
  • 弓弦と神崎の面会で、事件の背景に隠された真実が判明
  • 千羽鶴の部屋や金髪の青年など、新たな謎が浮上
  • 高校生ビジネスコンクールを通じて金融やお金の本質を学ぶ
  • 「72の法則」やリーマンショックの影響について解説

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